【夏の静岡大会】掛川西が26年ぶりの優勝!
★7月29日 第106回全国高等学校野球選手権静岡大会 草薙球場
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
掛川西 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 7 |
聖隷クリストファー | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
(掛)高橋-堀口
(聖)袴田、高部、袴田-井上
▽本塁打=鈴木(掛)
▽三塁打=杉山(掛)
▽二塁打=杉山、堀口(掛)
掛川西が26年ぶり6度目の優勝を飾りました。1点を追いかける2回、2死二三塁から8番・杉山侑生の左中間への二塁打で逆転。さらに同点の4回には3番・堀口泰徳の二塁打から1死満塁のチャンスを作り、再び杉山が「自分が何とかしようと思って打席に立った」と走者一掃のタイムリー三塁打を放ちます。投げてはエースの高橋郁真が好投。4回以降は無失点に抑えました。「毎日、選手たちが汗を流した結果だと思う」と大石卓哉監督。夏の甲子園は大石監督が主将を務めた1998年以来。山下陸人主将は「泥臭い野球を甲子園でもやっていきたい」と掛川西の大応援団に向けて宣言しました。
この日随所で光ったのは桑原拓海の足。4回1死一二塁へ送りバントすると、小さい頃から武器だったという50m走5秒97の快足でセーフをもぎ取り、杉山のタイムリーに繋げます。攻撃面だけでなく、守備でもチームに貢献。「プロ野球選手を目指している」と目をギラつかせる韋駄天の甲子園デビューが楽しみです!
一方、ノーシードから勝ち上がってきた聖隷クリストファーの上村敏正監督は「力を出し切ってくれた」と選手を労っていました。最速137キロを誇る1年生左腕の高部陸、2年生で4番を務めた渡部哉斗らが残る新チームも注目です。(編集部・栗山)
<写真上/甲子園出場を決め、喜びを爆発させる掛川西の選手たち>
<写真下/2安打5打点の活躍を見せた杉山侑生(掛川西)>