【夏の静岡大会】プロ注目・小船翼(知徳)が6回2失点の力投!
夏の静岡大会、ベスト8が出揃いました。25日の準々決勝は以下のカードになります。
静岡VS静岡商/知徳VS聖隷クリストファー/駿河総合VS掛川西/浜松工VS加藤学園
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今日の草薙球場の第2試合、最速152キロ右腕の小船翼(知徳)が登場しました。過去2試合は本調子ではなかったものの、左腕・原田勇磨の好リリーフに助けられました。どこまで状態が上がってきているのか、注目される中で迎えた4回戦でした。
相手は昨秋東海大会ベスト4の藤枝明誠。立ち上がりは変化球を使いながら丁寧に投げて、3回まで無安打で5奪三振。ストレートは草薙球場のスピードガンで144キロ止まりも、「勝つ投球」で抑えていきます。3回裏に味方打線が3点を奪うと、5回と6回はともに1失点。その後は原田に託します。2度伝令役を務め、勝利の瞬間はベンチから嬉しそうな表情も。スタンドではプロのスカウトが見守る中、「今日はコントロールを意識するところと、ストレートで押していく場面があった」と状況を見ながら投げ切れたのは成長の証。確実にゲームメーク能力は上がっています。準々決勝の投球も楽しみです! 一方、優勝候補の一角に挙げられていた藤枝明誠は粘りを見せたものの、あと一歩及びませんでした。
試合後、主将の一瀬友希は涙が止まりませんでした。応援してくれる仲間、スタンドの声援に応えようとした9回二死から回ってきた打席。「どんな球がこようとも気持ちで打ってやろうと思っていた」と内角を振り切りましたが、センターフライに終わり、ゲームセット。甲子園出場を手にすることは叶いませんでした。「後輩たちには気持ちの部分も突き詰めて、ここで力を出せるチームになってほしいです」。走攻守の三拍子が揃った内野手。次のステージでも輝いてほしいです。(編集部・栗山)
<写真上/打者を抑えて雄叫びを上げる小船翼(知徳)>
<写真下/試合後、お互いの健闘を称える両主将。左から松本陣(知徳)と一瀬友希(藤枝明誠)>
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