【夏の静岡大会】常葉大橘が逆転勝利&駿河総合が先発全員安打で好発進
ちゅ~るスタジアム清水の第1試合は常葉大橘が逆転勝利で3回戦進出を決めました。
エースの木下瑞貴が2回に2点を許し、前半を1点ビハインドで折り返す苦しい展開。それでも7回に相手のミスからチャンスを作り、7番・山内涼雅の左中間を破るタイムリー三塁打で同点に追いつきます。
再び同点となった9回にも山内が犠飛を放って勝ち越し。難しい初戦をものにしました。
この日、2打点を挙げた山内は高校入学後、腰の故障で苦しみ、ようやく今年の春から不安なくプレーができるようになったそうです。身長162センチと決して体は大きくありませんが、「あの体でも長打を打てるんです」と期待し続けてきた片平恭介監督。本人は試合後、「夏大は初めてで緊張しましたが、勝ってホッとしています」と率直な思いを口にしていました。
一方、常葉大橘をあと一歩まで追い詰めた桐陽の戦いぶりも印象に残りました。2年生右腕の望月佑哉がキレのあるストレートと鋭い変化球を武器に9回を投げ切り、「3番サード」に抜擢された1年生の鈴木陸翔温が2安打を放ちました。新チームも注目していきたいです。
続く第2試合は駿河総合が先発全員安打で13得点。5回コールドで試合を決めました。先発の出井空大は「点差が開いたので落ち着いて投げることができました」と5回1失点の好投。ストレートが走っていました。打っては4回に満塁で打席が回ってくると、左中間を破る3点タイムリー三塁打の活躍を見せました。
昨夏は悔しい初戦負けを喫した駿河総合。今年は上位進出に向け、好スタートを切りました。(編集部・栗山)
<写真上/タイムリー三塁打を放ち、ガッツポーズの山内涼雅(常葉大橘)>
<写真下/投打で勝利に貢献した出井空大(駿河総合)>
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