【夏の静岡大会】東海大静岡翔洋がサヨナラ勝利!&沼津東・近藤秀太の夏が終わる
草薙球場の第1試合は3時間24分に及ぶ、大熱戦の末に東海大静岡翔洋がサヨナラ勝ちを飾りました。
2点を追いかける9回裏、4番・齊藤雅暢の犠飛などで同点に。そしてタイブレークとなった延長10回、最後に決めたのは主将の岸川和広でした。2死二三塁のチャンスで回ってきた打席。森下倫明監督から「ここで決めて来い」と送り出されると、2球目の内角のスライダーをきれいにさばきます。打球はライトの頭上を越えていき、三塁走者が生還。「何度も心が折れそうになった試合でしたが、思い切り振っていけました。ここから流れに乗っていきたいです」。この日、143キロを計測した甘田圭澄も戻ってきた東海大静岡翔洋。勢いがつく勝ち方でベスト16入りを決めました。 一方、あと一歩で勝利を逃した沼津東。エースの近藤秀太は6回まで投げて2失点に抑えました。スタンドには評判を聞きつけ、「どんなピッチャーか一度見ておきたかった」とNPB3球団のスカウトの姿も。試合後は「悔しいですけど、自分のピッチングのできることはやりました。笑って胸を張って帰りたいです」と涙はありませんでした。今後について、大学に進学してレベルアップしていきたいとのこと。まずは、しっかりと体をケアし、4年後はドラフト候補に挙がる投手になってほしいです。
続く第2試合はプロ注目の曽布川ザイレン(浜松商)が登場。1打席目と2打席目は軟投派の左腕相手にタイミングが合っていない感じでしたが、3打席目は「上手くタイミングを取ることができた」と左中間を破る二塁打を放ちました。印象に残ったのは最後の5打席目。アウトになりましたが、滞空時間がものすごく長いセンターフライ。曽布川のパワーをあらためて知ることができました。次戦はライバルの浜松工と対戦。「イメージはできています」と気持ちを入れ直していました。(編集部・栗山)
<写真上/サヨナラタイムリーで試合を決めた岸川和広(東海大静岡翔洋)>
<写真中/気持ちのこもった投球を見せた近藤秀太(沼津東)>
<写真下/タイムリー二塁打を放ち、両手をガッツポーズを作る曽布川ザイレン(浜松商)>
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