【夏の静岡大会】吉原が今大会初のタイブレークを制して2回戦へ!
今日も夏の静岡大会の1回戦が県内各地で行われました。
富士球場の第2試合、沼津城北対吉原は延長タイブレークにもつれ込む大熱戦となりました。 吉原は7回に1点を返して1点差に詰め寄ると、8回からマウンドに上がった山橋拓真が流れを変えます。8回は「6割から8割の力でコントロールを意識した」と120キロ台も、9回にギアチェンジして130キロ前半に上げてきます。2死からは低めいっぱいのコースに132キロのストレートを投げ込んで見逃し三振を奪います。この日一番のベストボールだったと思います。
すると吉原はその裏、同点に追いついてタイブレークに突入。10回表は続投の山橋が「気持ちで投げた」と無失点に抑えると、最後は1年生・横山皇のレフト前タイムリー。吉原がサヨナラで2年ぶりとなる夏勝利を飾りました(6対5)。
次戦の相手は小山。山橋は試合後、「1つ勝てて一安心です。次も落ち着いて投げて、チームに貢献したいです」と冷静に話してくれました。
延長10回を一人で投げ抜いた沼津城北の好左腕・石川幹太も印象に残りました。初回に3点を失ったものの、2回以降はキレのあるストレートを武器に6回まで無失点に抑えます。疲れが見えてきた終盤に失点しましたが、最後まで全力で腕を振っていました。下半身主導のバランスの良いフォームで内角のクロスファイヤーは分かっていても手が出ないボール。今日の最速は122キロも、大学で体をじっくりと作っていけば可能性が広がる素材です。この悔しさを次のステージへのモチベーションにしてほしいです。(編集部・栗山)
<写真上/サヨナラ勝ちを飾って喜ぶ吉原の選手たち>
<写真中/タイブレークの10回を無失点に抑えてガッツポーズを作る山橋拓真(吉原)>
<写真下/猛暑の中、10回を一人で投げ抜いた石川幹太(沼津城北)>
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コメント
審判の皆様も人手不足なのでしょうか、不透明な判定が目につきます。
韮山VS浜松北のボークがらみの投球のカウントの件、
清水桜ケ丘VS浜北西の四球時の二走の盗塁から暴投、ホームインの取消など。
特に清水桜ケ丘の件はテレビで見る限りは「誤審」のような気がしますが観客へは十分な説明がありませんでした。
投稿: タキ | 2024年7月 8日 (月) 08時42分