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2024年7月20日 (土)

【夏の静岡大会】静岡商が打撃戦を制してベスト16入り!

 ちゅ~るスタジアム清水の第1試合、御殿場西対静岡商は壮絶な打ち合いとなりました。
07201_20240720185401  「県外の強豪とも練習試合をしてきたが、ここまですごい打線は初めてだった」と静岡商の曲田雄三監督。そう話すように初回から御殿場西のフルスイング打線が爆発。失策も絡んで4点を先制します。一方の静岡商も2回に3点を取り返すと、3回に同点とします。さらに4回にビックイニング。打者一巡の猛攻で一挙7点を奪います。これで試合が決まったかと思いましたが、御殿場西も諦めません。すぐに1点差まで詰め寄り、5回が終わって12対11というスコア(静岡商が1点リード)。ところが、クーリングタイムを挟み、6回に入ると、試合が落ち着きます。
 迎えた9回表、静岡商は1死二塁から2番・栗田輝空(3年)が二塁打。この試合、5本目の安打が貴重なタイムリーとなりました。栗田は打つだけでなく、固い守備でもチームに貢献。「自分がチームを引っ張る気持ちでいました。全球集中することができていました」。終盤は足をつりながら、「静商野球」を体現する泥臭いプレーが印象に残りました。
 敗れはしましたが、御殿場西も静岡商と同じ計17安打。目の覚めるような鋭い打球を連発して、「らしさ」を存分に発揮しました。「森下(知幸)先生の野球を引き継ぎ、最後までウチにしかできない野球ができたと思います」(竹内健人監督)。3番手でマウンドに上がり、力強いストレートを武器に5回1/3を1失点に抑えた金原武嗣ら有望2年生も多いチーム。秋に一回り成長した姿を見たいです。

07202_20240720185401  続く第2試合は聖隷クリストファーが15対5(6回コールド)で勝利。注目したのは「3番センター」のジャコブソン・レイ(3年)です。初回にセンター前安打を放つと、4回の第3打席は左中間を破るタイムリー三塁打。驚いたのはその脚力。二塁を回ったあたりから一気に加速。大きなストライドで走れば走るほどスピードがグングンと上がっていきます。5打席目もレフト前安打。この夏をきっかけにどんな選手に化けるのか。身体能力が高く、楽しみな素材でした。(編集部・栗山)

<写真上/攻守で勝利に貢献した栗田輝空(静岡商)>
<写真下/3安打を放ったジャコブソン・レイ(聖隷クリストファー)>

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