夏の中体連で見た注目選手!
静岡県中学校総合体育大会は東海大静岡翔洋中が優勝。準優勝の栄川中とともに東海大会(8月7日開幕/三重開催)に出場します。
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今回は高校野球の静岡大会の合間でチェックした選手を紹介したいと思います。 初日は浜岡球場へ。まず第1試合の初回でした。細江中の4番打者・坂田憲信が左中間スタンドに一発を放り込みます。3打席目も左中間を破る二塁打。身長177センチのパワーヒッターでした。
その細江中に敗れはしましたが、3回から登板した富士宮一中の右腕・後藤謙仁も印象に残りました。春に一度見ていますが、当時と比べて力強くなり、横滑りのスライダーもキレていました。
第2試合はシートノックで菊川西中の遊撃手・井伊谷悠太の動きに目を奪われました。打球に寄っていくスピード感があり、それでいて捕球が正確。肩の強さも光りました。高校でどんな選手になるのか楽しみです。
菊川西中は井伊谷を筆頭に洗練された選手が揃っていましたが、安倍川・豊田中が撃破。左腕の押切晋太朗が緩急を使いながらの投球術が冴え渡りました。 2回戦は焼津球場へ。第1試合で登場した三方原中の右腕・一木瑛哉に一目惚れ。本格派らしい本格派で腕が柔らかくしなり、角度があります。遠目から見ると、ユニフォームが似ていることから、常葉大橘の木下瑞貴を連想してしまいました。同じ三方原中の「1番ショート」の大石真杜もインパクトがありました。シャープなスイングで右に左に4安打を記録。しかも、塁に出たらすかさず盗塁。守備も一歩目が早く三塁後方の難しい打球をキャッチします。まさに野球小僧という魅力溢れる選手でした。
第2試合はこの日のお目当て、積志中の田原青空に注目しました。相手の北駿ベースボー ル クラブの江藤旭典監督が試合前に「打たれるイメージしかない。県内ではトップクラスの打者」と称賛していた逸材。「1番ピッチャー」で出場しました。驚いたのは第1打席。平凡な二塁ゴロですが、間一髪でアウト。足の回転が速く、中学生レベルで、これだけの俊足はなかなか見かけません。途中からマスクをかぶると視野の広さを発揮。野球センスの塊でした。
試合は北駿ベースボールクラブが圧倒します。県ナンバーワン左腕との呼び声高い志村祥太が力強いストレートで三振の山を築き、打線も上位から下位までソツなく猛攻撃。なかでも「6番サード」の河谷碧生の身体能力がえげつなかったです。第2打席、左翼方向へのあわや本塁打の大ファウルを2球続けたあと、左翼前へ。続く打席は左中間を破って三塁打。高校で追いかけていきたい原石です。(編集部・栗山)
<写真/上から井伊谷悠太(菊川西中)、一木瑛哉(三方原中)、田原青空(積志中)、河谷碧生(北駿ベースボールクラブ)>
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