【秋季県予選】駿河総合の大型右腕・一ノ瀬が粘投で県切符獲得!
身長186センチ体重90キロ。駿河総合の大型右腕・一ノ瀬太一が県切符をかけて今日の代表決定戦に先発しました。
8回を投げた初戦から中2日。その疲れもあるのか、立ち上がりから苦しい投球が続きます。相手の静岡学園の粘り強い打撃の前に6回まで毎回のように走者を背負います。それでもギリギリのところで無失点に切り抜けると、7回には自らのタイムリーで先制。しかし、「大丈夫だと安心してしまった部分があった」と、今度は直後の8回に4失点で同点に。そして、味方打線が2点を勝ち越して迎えた9回は2死満塁のピンチを迎えます。ここで2ストライクに追い込むと、最後はこの日最速となる139キロのストレートが打者の内角にビシッと決まりました。苦しい場面になると、一段階、ギアを上げてきます。
被安打12、失点4の内容に試合後は「全然ダメだった。点数で言えば100点満点で40点くらい」と厳しい表情も、望月俊治監督は「悪い中でも少しずつ大人のピッチングができるようになってきている」と最後まで一人で投げ切った点を評価していました。
本格的にデビューした今夏は4回戦の東海大静岡翔洋戦で2失点完投。ただ、次の掛川西戦は2回途中まで投げて7失点。「どこに投げても打たれる感じがあった」と振り返ります。その悔しさを原点に投げれば投げるほど進化していく一ノ瀬。「この秋はもう一度、掛西と対戦したい」と最後は力強い言葉が聞けました。
スケール感があり、将来的にはプロを狙ってほしい逸材。県大会でのブレークを期待したいです!(編集部・栗山)
<写真/完投で県出場に貢献した一ノ瀬太一(駿河総合)>
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