ドラフト候補・宮原(東海大静岡キャンパス)が8回12奪三振でアピール!
今日の静岡県学生野球リーグ。県内のドラフト候補で指名最有力に上がる宮原駿介(東海大静岡キャンパス)がプロ3球団のスカウトの前でアピールしました。
東海大会出場の可能性を残す静岡大を相手に「今日は前の2試合よりもストレートを多めに投げることを意識した」と立ち上がりから体全体を使ったフォームでストレートで押していきます。5回まで無安打投球。プロのスピードガンでは149キロを計測します。1球1球、気持ちを込め、フィニッシュに躍動感があって絵になります。
8回まで投げて毎回の12奪三振。6回に連続四球から1点を失いましたが、要所で変化球も冴え渡り、しっかりとゲームメークしてチームを勝利に導きました。
本人が武器とするのが「真っすぐとカットボール」。左打者のアウトコースに放る分かっていても打てない強いストレート、打者の手元でキュッと変化するカットボール。ともにプロで通用するボールだと感じました。
東海大静岡キャンパスは、すでに3位以下が確定し、東海大会に出場することができません。それでも宮原は「投げさせてもらえることに感謝して、目の前の試合を内容にあるものにしたい」と、「来春プロの世界で開幕一軍で投げること」を目指して淡々と自らの課題と向き合って成長につなげようとしている姿が印象的でした。
優勝争いは静岡産業大が一歩リードしました。日大国際関係学部とのシーソーゲームを8対7で制して勝利。4季ぶりの優勝に王手としました。
2点を追いかける7回に同点に追いつくと、なおも1死一二塁のチャンスで代打として打席に立ったのが小岩悠輝(3年)。2球目のチェンジアップをレフト前に持っていくと、二塁ランナーが生還して勝ち越しのタイムリー。これが決勝点となりました。実は公式戦での初打席。「昨日のバッティング練習で調子が良かったんです。打席では何も考えず振り抜くことができました」。塩山(山梨)では4番を務めた強打者。3年夏の代替大会は初戦で敗れ、「やり切れていない」と、大学で続けることを決めたそうです。静岡産業大はチームのムードメーカー的な存在でもある小岩に一本が出たことで勢いに乗っていきそうです。(編集部・栗山)
<写真上/気迫漲る投球で快投した宮原駿介(東海大静岡キャンパス)>
<写真下/公式戦初打席で決勝タイムリーを放った小岩悠輝(静岡産業大)>
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