皇學館大・工藤岳(知徳出身)がリベンジの舞台へ!
東海地区大学野球秋季選手権がダイムスタジアム伊勢で今月25日に開幕。静岡、岐阜、三重の各リーグを勝ち抜いた計6チームが出場し、優勝チームが東海地区・北陸・愛知の三連盟王座代表決定戦(11月2日、3日=パロマ瑞穂野球場)に進みます。静岡代表の静岡産業大と日大国際関係学部はもちろん注目ですが、岐阜代表の中部学院大と岐阜聖徳学園大、三重代表の皇學館大でプレーする静岡県出身選手も楽しみです。そのうちの一人、皇學館大の工藤岳(3年/知徳出身)を取材しました。
「2番手か3番手投手で、大学で野球を続けるのかも悩んでいた」という高校時代。3年夏は背番号10。決して目立った存在ではありませんでした。それが知徳の初鹿文彦監督の勧めもあり、皇學館大に入学すると一気に伸び、今年は飛躍の年となりました。春のリーグ戦で最優秀投手賞を獲得すると、秋はリーグトップの4勝をマーク。1戦目を任される投手陣の中心的な存在へ進化を遂げています。
転機となったのは2年の夏。チームメートに感化され、スポーツジムに通うようになったことで劇的に体が大きくなっていきます。比例するように最速は143キロまで上がり、球に重さが加わったのが実感できるようなったそうです。「大学に入ってからの2年半はただやっていただけ。でも2年の夏に仲間と食事に行ったときに『せっかく大学に来たんだから、このままじゃもったいないんじゃないか』って真面目な話をしたんです。そこで変わることができました」。
ストレートだけではありません。変化球もレベルアップ。カットボール、スライダー、チェンジアップ、スプリットを操って、打者を翻弄していきます。
工藤にとって今回の東海大会はリベンジの場でもあります。「最悪だった」と振り返る春の東海大会は日大国際関係学部戦で先発するも、6回途中まで投げて5失点。制球を乱し、7四死球が痛手となりました。最終的に1点差で負けたあの試合から5カ月。「今度こそチームが勝てるような投球をする」と話す顔には自信が漲っていました。(編集部・栗山)
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※「静岡高校野球2024春号」で紹介した小林亮太(4年/清水桜が丘出身)も主将としてチームを牽引しています。春のリーグ戦は最優秀選手賞を獲得。秋も優勝が決まる10月6日の四日市大戦で3打数2安打をマークして勝利に貢献しました。「春のリーグ戦は2敗して苦しかったですが、秋は全勝でチーム状態が良いです。自分自身、大学で全国に行けるラストチャンスなので、まずは東海大会で優勝します」。
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