【シニア】富士宮シニア&裾野シニアが関東大会出場へ!
昨日はシニアリーグの「2025南関東支部春季大会静岡ブロック予選」の準決勝が行われました。関東大会への出場枠は4つ。富士宮シニアと裾野シニアがまず出場権を獲得しました。
第1試合は富士宮シニアが沼津シニアを7対0(6回コールド)で下しました。注目したのは身長180センチの大型捕手・平野幸。3回にセンターオーバーのタイムリー三塁打を放ちます。圧倒的なパワーを誇り、打球の滞空時間の長さに驚かされました。「自分が決めてやろうと思っていました。嬉しかったです」。投げては先発の中村慈樹が5回まで無安打に抑える快投。柔軟性を生かしたフォームから、勢いのあるストレート、さらには同じ腕の振りからのチェンジアップで打者を翻弄していきます。6回に初安打を許し、悔しそうな表情を浮かべていましたが、見事な完封でした。
今年の富士宮シニアは2年生が9人、1年生1人と部員数が苦しい状況。入倉紀之監督は「人数が少ない分、豊富な練習量で力をつけてくれた」と選手の成長ぶりに目を細めていました。 続く第2試合は静岡裾野シニアが5対1で勝利しました。存在感を見せたのが5番・三井陽輔。2回、先頭打者としてライト前安打を放って、その後2点目のホームを踏みます。さらに6回、1死一塁の場面では右翼線を破るタイムリー三塁打。持ち味のシャープなスイングが光りました。昨秋の関東大会は初戦で新宿シニアに1点差負け。その試合、三井は無安打に終わり、「自分が打っていれば」と、冬の間は悔しさを胸に必死でバットを振り続けてきたそうです。「関東大会も自分が打って勝ちたいです」と、気を引き締めていました。
一方、浜松シニアは最終回に1点を返す粘りを見せました。終盤は一気に引き離されてもおかしくない展開でしたが、ベンチも一体となり、踏ん張って持ちこたえる精神的な強さがありました。昨年、チームを強豪に育て上げた前監督の佐野勝稔氏が亡くなり、その遺志を息子の大輔氏が継いだ浜松シニア。名門復活へ向け、今後どんな進化を遂げるのか楽しみです。(編集部・栗山)
<写真上/関東大会出場を決めて喜ぶ富士宮シニアの選手たち>
<写真中/1安打完封勝利の中村慈樹(富士宮シニア)>
<写真下/タイムリー三塁打を放ちガッツポーズの三井陽輔(静岡裾野シニア)>
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