【夏の静岡大会】藤枝明誠・杉山健斗が故障を乗り越えて覚醒へ!
夏の静岡大会2回戦。今春、県予選の初戦で敗退した藤枝明誠が小笠相手に8回コールド勝ちを収めました(10対2)。
光岡孝監督が「彼の覚醒がこの夏のカギ」と期待する杉山健斗が先発。本人が「今日は真っすぐの調子が良かった」と語るように、躍動感あるフォームからグイグイと押す攻めの投球を展開しました。失点した4回を除き、他のイニングは無安打に抑え、5回2失点としっかりゲームメークしました。
この春から夏にかけて、杉山は苦しい時期を過ごしてきました。4月に左わき腹の疲労骨折が判明し、約1か月間は走ることもできなかったそうです。「このまま復帰できるのか不安だった」という中で、故障の原因の一つと考えられたフォームを地道に修正。スリークオーター気味だった腕の角度を上げたことで、故障明けに球速がアップしました。大会前、最後の練習試合では自己最速となる143キロを計測しています。
「島田ボーイズ」時代は増田煌太朗(現静岡高)と2枚看板として活躍しました。(当時の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2022/02/post-eaf665.html)。高校は別々になりましたが、仲間でありライバルでもある増田は、この2年半、ずっと気になる存在だったそうです。「最後の夏は煌太朗と一緒に投げたい」と力を込める杉山。その可能性があるのは決勝戦のみ。そこまで腕を振り続けます。
一方、小笠は県屈指の遊撃手としてプロも注目する榑松智大が「1番ショート」で出場しました。劣勢の中、3回途中からマウンドへ。5回からの3イニングは無失点に抑えたものの、計7安打を浴び5失点。「気持ちが優先してしまった。悔しいです」と唇を噛んでいました。
それでも最終打席では、落ちる系のボールを技ありでレフト線へ運び、バント処理でも鮮やかなフィールディングを披露するなど、随所で能力の高さを発揮。「ここぞの場面で一本を出して、守備では安心感を与えられる選手になりたいです」。卒業後は大学に進学予定で、春までは「指導者志望」だった夢も、今は「プロ野球選手」へと変わっています。ここからが本当の勝負です!(編集部・栗山)
<写真上/力投を見せた杉山健斗(藤枝明誠)>
<写真下/8回に二塁打を放ってチームを鼓舞する榑松智大(小笠)>
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