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2025年7月10日 (木)

【夏の静岡大会】2回戦の主役はこの男だ!②~小林泰之(御殿場南)

 12日、13日はシード校が登場する2回戦が行われます。編集部が注目する第2回の選手は好投手・小林泰之(御殿場南)です。

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07101_20250710120401 ★再登板で試合を締める
 肩甲骨周りが柔らかく、腕の振りの速さが特徴的な最速137キロ右腕。諏訪部尚紀監督も「球速が将来的に5キロから10キロ速くなる可能性がある」と語り、その伸びしろに期待を寄せる。 
 相良との初戦は先発。キレのあるストレートとスライダーを武器に、8回3失点の力投を見せた。7点差で迎えた9回裏、一塁に回ったが、3点差まで詰め寄られると再びマウンドへ。「自分がエースとしてチームを救わないといけない」と、気迫を前面に押し出して、遊撃ゴロと右翼フライに打ち取り、力強く吠えた。
「ちょっと暑さがヤバかったんですけど、スタンドを見たら、たくさんの生徒が応援してくれていて。それに感謝して投げました」
 試合後、汗をぬぐいながらそう話した。

07102_20250710120401 ★春は掛西相手に好投!
 「御殿場ボーイズ」時代は主に三塁手で、高校入学後に本格的に投手へ転向。球速が一気に伸びたのは2年冬から春にかけてだった。 オフシーズン前半は「的を射たトレーニングができていなかった」と伸び悩み感があり、年が明けてからトレーナーと相談しながらメニューを大幅に変更。特に意識したのは走り方だった。「走り方が汚いと、どれだけトレーニングしても無駄に疲れるだけで、変なところに筋肉がついてしまう」と、ランニングフォームを見直したという。すると、足が速くなったと同時に練習試合が解禁された直後、137キロを計測した。前年秋から10キロのアップだった。
 迎えた春の県大会初戦では昨夏甲子園出場の掛川西を2失点に封じる好投。「抜ける感覚が嫌であまり投げてこなかった」というチェンジアップも駆使し、自信を掴んだ。しかし、その直後の練習試合。3球目を投げた際に右手中指に異変が走る。
「急にピキンってきて。投げたら痛いし、力も入らないし」
 そこから必死に治療に励み、夏に間に合わせた。目標はベスト8進出だ。
「大会中が自分たちが一番成長できる期間。周りへの感謝を忘れずに、どんどん強いチームを倒していきたい」
 その目はギラギラと燃えている。

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◆小林泰之 (こばやし・やすゆき)
2007年6月12日生まれ、静岡県御殿場市出身。小学2年時から野球を始め、「御殿場ファイターズ」でプレー。御殿場中では「御殿場ボーイズ」に所属して主に三塁手を務めた。高校入学後、1年夏からベンチ入り。174cm70kg、右投右打。

<写真上/夏の初戦。最後の打者を打ち取って喜びを表現する>

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