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2025年9月

2025年9月30日 (火)

静岡出身9人が出場!中京大vs愛工大で県勢の存在感

 昨日は愛知大学リーグ、中京大と愛知工業大の一戦を取材しました。両チーム合わせて、静岡県勢がなんと9人も出場。その中でも注目は、今季も打ちまくっている中京大の川瀬譲二(4年/藤枝明誠出身)。前日の試合ではレフトスタンドにライナーでぶち込んだとのこと。この日は「1番レフト」で出場し、安打こそありませんでしたが、目の覚めるような猛烈なファウルをレフト方向に放つなど、存在感は抜群でした。
09301_20250930084101  同じく中京大では、鈴木湧陽(2年/磐田ボーイズ~松商学園出身)の脚力に驚かされました。初回に四球で出塁すると、二盗、三盗を立て続けに成功。スタンドからは「ホームスチールも決めろ!」という声が飛ぶほどでした。スタートを切った瞬間にトップスピードへ乗り、そのままあっという間に次の塁へ。圧巻の走塁でした。 
 また、代打出場ながら狩俣愛生(3年/掛川西出身)がレフト前にクリーンヒット。一球で仕留める集中力と打撃センスはさすがでした。(編集部・栗山)

<写真/愛知リーグのスピードスターぶりを発揮した鈴木湧陽(中京大)>

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2025年9月28日 (日)

【秋季県大会】掛川西、聖隷クリストファーが東海大会出場を決める!

 秋季高校野球静岡大会の準決勝。掛川西と聖隷クリストファーが勝利し、東海大会出場を決めました。残り1枠をかけた3位決定戦(常葉大菊川対浜松日体)、そして決勝戦(聖隷クリストファー対掛川西)は10月4日に行われます。

 掛川西 12―1 浜松日体(5回コールド)
 聖隷クリストファー 4―1 常葉大菊川

09281_20250928192301  第1試合は掛川西が13安打12打点の猛攻で、5回コールド勝ちを飾りました。打線を牽引したのはトップバッターの重松聖人(2年)。「とにかく積極的にいってチームの流れを作りたかった」と、第1打席は内角のストレートをセンター方向に運び、第2打席はライトへの安打でチャンスを広げ、第3打席は逆方向への2点タイムリー二塁打と止まりませんでした。「聖隷の髙部(陸)君を打てないと甲子園に行けないと思っている」と重松。決勝戦での打撃も注目です!

09282_20250928192301  その聖隷クリストファーの髙部陸(2年)。今日の常葉大菊川戦は昨日に続く連投となりましたが、10三振を奪って1失点完投勝利を飾りました。立ち上がりの初回は2連打を浴びて1点を失いますが、投げれば投げるほどストレートの走りが良くなっていきます。本人によると、中盤にフォームを「体を大きく使う形」に微調整して感覚を掴んだとのこと。ランナーを背負っても、最後は三振で締めて得点を許しませんでした。聖隷クリストファーにとっては、春夏に続く3連覇なるか。髙部は「先輩たちが作ってくれた歴史を繋いでいきたい」と、視線はすでに決勝戦に向いていました。(編集部・栗山)

<写真上/3安打の活躍を見せた重松聖人(掛川西)>
<写真下/完投を飾り、捕手の筧優亨とグラブタッチを交わす髙部陸(聖隷クリストファー)>

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2025年9月27日 (土)

【秋季県大会】浜松日体、再び歴史更新 東海大会王手!

 春季高校野球静岡県大会は準々決勝の4試合が行われました。ベスト4は西部勢が独占。準決勝は以下のカードとなりました。掛川西vs浜松日体、常葉大菊川vs聖隷クリストファー

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09272_20250927171201  初のベスト8入りを果たした浜松日体が、またも歴史を作りました。準々決勝の相手は御殿場西。初回に2点を先制されましたが、2回に2死から3連打で一挙4点を奪って逆転。その後も追加点を重ね、6対2で勝利しました。 
 好投を見せたのは、2番手として5回から登板した鈴木僚真(2年)。5イニングを2安打無失点に抑えました。「今日はストレートの伸びがなくて、スライダーも調子が悪かった」と本人は振り返っていましたが、フォームに力感がない割に、打者の手元でピッとくる持ち味を存分に発揮していました。
09273   野手で注目なのは「3番ショート」の堀越慶司(2年)。初回、1死二三塁からのショートゴロで本塁へ悪送球してしまいましたが、それを引きずることなく、2回と7回にタイムリー。特に7回は膠着状態の中、ダメ押しとなる一本をライト前に放ちました。コースに関係なく広角に弾き返すことができ、守備では三遊間の深い位置から刺せる肩が武器。「県で優勝して東海大会に行くことが目標です」と力強い言葉も聞けました。 
 鈴木、堀越を含め、浜松日体には曳馬中出身の選手が5人ベンチ入り。当時のチームメートが、準決勝で当たる掛川西のエース・古岡都暉(2年)です。東海大会出場のかかる一戦でどんな対決となるのか楽しみです。(編集部・栗山)

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<写真上/好リリーフを見せた鈴木僚真(浜松日体)>
<写真中/2打点の活躍の堀越慶司(浜松日体)>
<写真下/初のベスト4入りの浜松日体の選手たち>

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2025年9月23日 (火)

【秋季県大会】沼津東4年ぶりベスト8 市原が気迫の公式戦初完封!

 春季高校野球静岡県大会はベスト8が出揃いました。準々決勝は以下のカードとなりました。桐陽vs常葉大菊川、聖隷クリストファーvs磐田東、沼津東vs掛川西、御殿場西vs浜松日体

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09231_20250923193201 沼津東が4年ぶりにベスト8へと駒を進めました。掛川工との初戦では、背番号10の近藤寛太(2年)が1失点で完投。そして今日の3回戦では、エースナンバーを背負う市原佑浬(2年)が、公式戦初完投初完封を飾りました。
 1球ごとに「おりゃ~」と声を張り上げ、気迫を全面に押し出す投球。4回には2者連続三振のあと連打でピンチを招きましたが、最後は無失点で切り抜けます。その裏、6番・井口侑(2年)のタイムリーで挙げた2点を守り切り、勝利を引き寄せました。際立ったのは変化球の制球力。要所で低めに集め、試合の流れを渡しませんでした。
 前チームは秋・春・夏の公式戦でいずれも初戦敗退。「その負けが原動力になっている」と語る市原は、新チーム始動後からランメニューを増やすなど練習量を強化してきました。「ここまで来たら、あと2つ勝って東海大会に行きたい」と視線はすでに次戦を見据えています。
 沼津東の新たな歴史を切り拓けるか。市原と近藤、2枚看板に注目です!(編集部・栗山)

<写真/完封を飾った市原佑浬(沼津東)>

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2025年9月22日 (月)

常葉大静岡キャンパス・漢人琉登 場外弾で見せた開花の証

09221_20250922085101  昨日は大学野球・静岡リーグへ。松前球場で行われた上位4校の戦いも気になりましたが、どうしてもチェックしたい選手がいて、浜岡球場に足を運びました。お目当ては、春のリーグ戦で本塁打王に輝いた常葉大静岡キャンパスの漢人琉登(3年)です。 この日は第1打席でレフト前安打を放ち、第3打席では打球が風に乗ってぐんぐん伸び、なんと浜岡球場の場外へ消えていきました。今シーズン2本目の特大アーチです。そして、第5打席はセンター前安打。身長180センチ体重70キロとまだ細身ながら、スイングスピードの速さは圧巻。トップでの「間」や、見逃し方にもセンスを感じます。 
 漢人は「菊川ボーイズ」から常葉大菊川へ進学。しかし、層の厚いチームで3年夏はベンチ外に。それでも高校通算10本塁打を記録しているのは驚きです。大学入学後は週2回の限られた練習環境の中で打撃を磨き、今年ついに実力が開花しました。「高校のときに教わった、内転筋を使って打つことを意識してやってきました。今はボールがよく見えています」と本人が話すように、下半身での爆発力が上半身に伝わっている振りです。
 増田達樹監督も「今まで見てきた中で別格の選手。欲を持って取り組めば、上のステージを狙える」と期待を寄せる原石です。8月には県選抜の一員としてくふうハヤテとの交流戦にも出場。結果は2打数無安打でしたが、「レベルの高いピッチャーと対戦できていい経験になった」と刺激を受けました。
 同じスラッガーとして注目される静岡産業大の渡邉笑生は、昨日の試合で1試合2本塁打を放ち、今シーズン通算3本に。2季連続で本塁打王を狙う漢人が、残り4試合でどんな一発を見せてくれるのか。ここから先、トレーニング次第でさらに高みを目指せる漢人からも目が離せません。(編集部・栗山)

<写真/場外本塁打を放ち、ダイヤモンドを一周する漢人琉登(常葉大静岡キャンパス)>

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2025年9月20日 (土)

【秋季県大会】掛川東・浅田陽天 背番号6の快投劇

 秋季高校野球県大会は2回戦の8試合が行われました。草薙球場では掛川東が藤枝明誠を下し、3回戦進出を決めました。

09201_20250920175001  掛川東は2回、2死二三塁のチャンスから9番・清水昊(1年)のタイムリーで2点を先制。このリードを守ったのが、背番号6ながら先発のマウンドを任された浅田陽天(2年)です。しなやかな腕の振りから球速以上の速さを感じさせるストレートに、スライダーやチェンジアップを織り交ぜ、テンポ良く相手打線を仕留めていきました。6回に1点を許しましたが、「後半につれて良くなる」と本人が話すように、終盤になるとギアがさらに上がります。9回には一打逆転のピンチを迎えましたが、「楽しむことを忘れなかった」と果敢に攻め、最後は三振を奪って締めました。試合後は「理想通りのピッチングができた」と爽やかに語った浅田。世古雄馬監督も「ストライクがいつでも取れるところが彼の長所。今日は安心して見ていられた」と目を細めていました。

 「磐田ボーイズ」時代から投手兼遊撃手として活躍し、ボーイズ県選抜にも選ばれた逸材。「地元の仲間と一緒に甲子園に行きたい」と掛川東に入学しました。世古監督が「ショートを守ったときに、三遊間からの強いスローイングはなかなか見かけない」と評価する肩の強さに加え、50m走を6秒台前半で駆け抜ける俊足も兼備。身長177センチ体重64キロ。ここから体が出来上がったときにどんな選手に化けるのか。将来が楽しみな存在です。(編集部・栗山)

<写真/完投勝利を飾り、喜びのガッツポーズを作る浅田陽天(掛川東)>

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2025年9月17日 (水)

専修大の和田琉汰、悔しさを糧に成長 秋の東都2部で存在感

 今日は東都大学リーグ2部の取材へ。第1試合は専修大が国士舘大に勝利し、勝ち点を挙げました。

09171_20250917170301  1年生ながら4番を務める専修大の和田琉汰(静岡高出身)。7回無死一二塁の場面で打席が回ってくると、3球目のスライダーを「狙って合わせることができた」とセンター方向に弾き返します。チームにとって貴重な追加点となる2点タイムリーとなりました。第2打席にもセンター前安打を放ち、2安打2打点の活躍でした。
 入学したての春のリーグ戦では2部最多となる15打点を叩き出しました。しかし、本人の中で、「悔しさ」の方が大きかったそうです。駒澤大との優勝決定戦。2点を追いかける延長10回、満塁の場面で打席が回ってきます。ここで空振り三振に倒れてゲームセット。「あと一本が出れば」という場面でした。夏場はとにかく振り込んで、この秋に臨んでき09173 たとのこと。高校時代はどちらかというと、パワーを生かしたスイングでしたが、今はトップからいい意味で力が抜けてスイングができているイメージ。どんな球種・コースにも対応ができ、打球の伸び具合が違います。
 「残りの試合、チームが全勝するために、4番としての役割を全うしたい」と和田。同じく静岡高出身で、今日は右翼方向への安打に加え、安定感のある好守が光った山本和輝(3年)とともにチームを牽引してほしいです。

09172_20250917170301  そして、今季の専修大で驚いたのが野手登録の廣﨑漣(浜松開誠館出身/2年)が投手としてマウンドに上がっていること。大学入学後は野手として出場してきましたが、齋藤正直監督から「球の回転の良さ」を買われてリリーフでの出番が増えています。今日は8回に登板し、ランナーを2人出しながらも無失点に抑えて仕事を果たしました。一方で前週の立正大戦では「2番センター」で出場して安打を放っています。
 1年時から、野手と並行して投手の練習もこなしてきたそうで、「チームが勝つために両方で勝負していきたい」と本人は二刀流を歓迎。「投げる方はコントロール良く投げて打たせてとること、打つ方は安打を稼いでいきたい」と意気込んでいました。(編集部・栗山)

<写真上/タイムリー二塁打を放った和田琉太(専修大)>
<写真中/専修大の山本和輝(左)&和田(右)の静高コンビ>
<写真下/投手と野手、二刀流でチームに貢献する廣﨑漣(専修大)>

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2025年9月16日 (火)

【秋季県大会】修正力こそ武器 聖隷クリストファー・髙部陸が示したエースの姿

09161_20250916103901 今夏甲子園に出場した聖隷クリストファーの初戦。夏の静岡を沸かせたエースの髙部陸(2年)が実力を発揮しました。
 「前半は力みが生まれてしまって、ストレートが走っていなかった」と本人は振り返るものの、2回2死から5者連続三振。ストレートの球速は草薙球場のスピードガンで144キロを計測しました。終わってみれば、12奪三振で完封勝利。圧巻の投球で難敵の日大三島を退けました。
 そんな三振数よりも、昨日は修正能力の高さに驚かされました。新チームの公式戦初戦。最上級生となり、自分が引っ張らなければという気持ちの中で、いつもより体が前のめりになるような感じでした。それが、回を追うごとに「下から下からというイメージを持っていった」と下半身主導となり、腕を振るのではなく、勝手に振られるという感覚に近づいていったように思います。後半は彼本来の回転数が多く、ベース上で加速するような球が増えていきました。特に左打者のアウトローへギリギリに決まるボールは絶品でした。
 秋も勝ち上がるごとに、どんな進化を見せてくれるのか。楽しみしかありません。(編集部・栗山)

<写真/甲子園帰りの初戦で快投を披露した髙部陸(聖隷クリストファー)>

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2025年9月14日 (日)

【秋季県大会】袋井が静清を撃破!左腕・成瀨が完投勝利

 秋季高校野球県大会が本日、開幕しました。磐田球場では袋井が静清を撃破し、2回戦進出を決めました(6対4)。

09141_20250914180901  勝利の立役者となったのは左腕・成瀨大翔(2年)。6回まで無失点の快投を見せ、7回に1点、点差の開いた9回にも失点しましたが、最後まで投げ抜いての完投勝利でした。木村幸靖監督も「ナイスピッチャー!」と称える出来栄えでした。
 ストレートの最速は120キロ程度。それでも、体を少しひねる「プチトルネード」から繰り出す球にはキレがあり、「高さを間違えないように集中した」と語る通り、変化球を巧みに交えて丁寧に攻めました。菊川西中時代には3年夏に県優勝を経験し、背番号8を背負ってマウンドに立った実績も。その経験が生き、強豪相手にも怯まず強気に内角を攻める姿が光ります。
 次戦は20日。昨日の雨で日程が変更となり、本来なら中1日のところが中5日に。運も味方につけ、次はどんな快投を披露してくれるのか楽しみです!(編集部・栗山)

<写真/好投を見せた成瀨大翔(袋井)>

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2025年9月 4日 (木)

【都市対抗野球】森川一発&梅田快投 ヤマハがベスト8進出! 

 都市対抗野球大会でヤマハが2年ぶりのベスト8進出を決めました。

★9月4日 第96回都市対抗野球大会2回戦 東京ドーム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤマハ 0 1 3 0 0 0 0 0 8 12
大阪ガス 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

(ヤ)梅田、沢山-大本、清水
(大)桜井、本間、木下、秋山、小松、稲垣-高橋 、戸高、城下

▽本塁打=森川、前野(ヤ)
▽二塁打=矢幡2、大本(ヤ)、戸高(大)

09041_20250904213001  1点のリードで迎えた3回。無死一塁から4番のルーキー・森川凌に待望の一発が出ました。初球のストレートを強振。「打った瞬間にいったと思った」という打球は右中間スタンドに飛び込みました。4番の重責を果たし、試合後は「チームが勝てて何より」と胸を撫で下ろしていました。初戦は4打数0安打。独特の緊張感の中でイメージした打撃ができなかったそうです。「挽回するチャンスをもらった」と修正して臨んだ今日の一戦。第1打席は空振り三振に終わっても「状態は悪くない」と気持ちを切り替えた第2打席で結果を出しました。
09042_20250904213601 打のヒーローが森川なら、投のヒーローも同じくルーキーの梅田健太郎です。148キロを計測したストレートに加え、本人が「良かった」と振り返るカーブを中心として変化球も冴え渡りました。5回まで許した安打は2本のみ。8回に1点を許したものの、無四球で堂々の都市対抗デビュー。「応援がすごくて高揚した。楽しんで投げることができた」と頼もしい言葉も聞けました。
 さらにルーキーの土山翔生が先制タイムリーを放つ活躍。一方で9回にはベテランの矢幡勇人が1イニングで2本の二塁打を記録。途中出場の前野幹博に3ラン本塁打が飛び出しました。35年ぶりの黒獅子旗へ。若さと経験が融合したチームの快進撃に、ますます期待が高まります!(編集部・栗山)

<写真上/3回に本塁打を放った森川凌(ヤマハ)>
<写真下/8回1失点の好投を見せた梅田健太郎(ヤマハ)> 

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2025年9月 2日 (火)

ヤマハ、初戦突破!矢幡の一発で勢いに乗る

  先月28日に開幕した第96回都市対抗野球大会。昨日、ヤマハはHonda熊本と対戦し、初戦を突破しました。2回戦は4日に大阪ガスと対戦します。

★9月1日 第96回都市対抗野球大会1回戦 東京ドーム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤマハ 0 3 0 0 1 0 0 0 0 4
Honda熊本 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

(ヤ)佐藤-大本
(H)横川、寺澤、安里、片山-丸山

▽本塁打=矢幡(ヤ)、中島(H)
▽二塁打=大本(ヤ)、田場(H)

 09021 チームを勢いづけたのは、1番打者・矢幡勇人の特大弾でした。
 2回、2死二三塁のチャンスで打席が回ってくると、「狙っていた」という5球目を強振。滞空時間の長い打球は左中間の中段あたりまで飛んでいきました。「ちょっと上がり過ぎたかなと思いましたが、そのまま入ってくれました」。
 長年、社会人野球で培ってきた野球勘の賜物でした。初回の第1打席は3球空振りしての三振。「思ったより相手投手の球がきている」と感じ、2打席目は重量は同じでもヘッドが返りやすいバットに変更したそうです。
 昨年は10年連続本大会出場の表彰を受け、入社13年目の今季はコーチ兼任。その中で、東京ドームでは2015年以来2本目の本塁打。申原直樹監督もあらためて「すごいバッターだな思う」と絶賛していました。
09022  投げては先発の佐藤廉が好投しました。「3点のリードで気持ちが楽になった」と、武器のツーシームが冴え渡り、7回まで無失点。8回にソロ本塁打を浴び、9回にも一打同点のピンチを迎えましたが、最後まで冷静に投げ切りました。「ドームで1勝することができて嬉しいです。目の前の試合を丁寧に勝っていきたいです」。
 エースとベテランの活躍で35年ぶりの日本一に向けて、好スタートを切りました。(編集部・栗山)

<写真上/2回に本塁打を放った矢幡勇人(ヤマハ)>
<写真下/完投勝利の佐藤廉(ヤマハ)>

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