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2025年10月

2025年10月28日 (火)

【中遠大会】掛川東が3連覇を飾る!

 中遠大会の準決勝と決勝が26日に磐田城山球場で行われました。
 
<決勝戦>
掛川東 2-1 袋井

<準決勝>
袋井 4-1 磐田西
掛川東 11-1 袋井商(5回コールド)

10281_20251028100901  決勝戦は掛川東が4回に高津愁弥、5回には松本大河のタイムリーで2点を先取。投げては、今秋の県大会でも好投を見せた浅田陽天が7回1失点の好投。8回と9回は市川太陽がマウンドを引き継ぎ、危なげなく締めました。
 最速135キロの力強いストレートを投げ込んだ市川は、「球数が多かった」と反省しながらも、動くストレートと多彩な変化球を武器に「もっと体力とコントロールをつけて、春はベスト4を目指したい」とさらなる成長を誓ってくれました。
 この秋、掛川東は県大会3回戦で掛川西と延長戦の末に敗退。その悔しさを糧に中遠大会で3連覇を果たしました。もう一歩先へ、一冬でどこまで力を伸ばしてくるのか注目です。
 一方の袋井は、秋は背番号18を背負った期待の大型右腕・絹村聡太郎が9回2失点の力投。体のエンジンが大きく、一冬での飛躍が楽しみな原石です。(編集部・栗山)

<写真/市川太陽(掛川東)>

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2025年10月27日 (月)

オフシーズン前の熱き3日間!湖西ベースボールフェスタ開催

 第10回湖西ベースボールフェスタが、11月1日からの3日間にわたって開催されます。
 今年は地元校に加え、スペシャルゲストで輪島、日本航空石川、聖隷クリストファーが参加。シーズンオフを前に白熱した戦いが期待できます。さらに、能登半島の復興支援を目的とした物産展も行われます。

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2025年10月26日 (日)

【静岡リーグ新人戦】静岡大が優勝を飾る!

 静岡リーグの秋季新人戦の決勝戦が昨日、松前球場で行われました。

<決勝戦>

静岡大 6-3 常葉大浜松キャンパス

10261_20251026154901  決勝に残ったのは静岡大と常葉大浜松キャンパス。秋のリーグ戦にも出場している選手が多いチーム同士の対戦となりました。
 静岡大は1点を追う3回、1番・竹中大曜(2年)のタイムリーなどで3点を挙げて逆転。その後、同点に追いつかれましたが、終盤に突き放しました。投げては先発の古川太陽(1年)が7回1失点の好投。最後は市川朔太郎(2年)が締めて勝利を収めました。
 一方の常葉大浜松キャンパスは、「7番ライト」で出場した磯貝律希(2年)が二塁打と三塁打を放ち、気を吐きました。
 静岡大は、11月8日に三重県・津球場で開催される東海地区大学野球新人トーナメントへの出場を決めました。静岡代表として来年に向けてどんな戦いを見せてくれるのか注目です!

<写真/先発で好投した古川太陽(静岡大)>

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2025年10月23日 (木)

ドラフト会議、県内関連4選手に吉報が届く!

 本日開催のプロ野球のドラフト会議。県内関連は4選手に吉報が届きました。おめでとうございます!

★ヤクルト1位/松下歩叶(法政大)※静岡裾野シニア出身
★ソフトバンク3位/鈴木豪太(大阪商業大)※東海大静岡翔洋出身
★中日育成2位/石川大峨(掛川西)
★ソフトバンク育成4位/大橋令和(オイスカ浜松国際)

10231_20251023220401  ソフトバンクから育成4位指名を受けたオイスカ浜松国際の大橋令和選手は、同校初のドラフト指名選手となりました。 「野球を始めたときからの夢が叶った」と笑顔を見せ、「いずれは一軍で143試合出られる選手になりたい」と抱負を語りました。永井浩二監督も「持って生まれたバネがあり、入学してきたときからプロにいけると確信していた。まずは体を作って支配下になれるよう努力してほしい」と期待を寄せています。

<写真/喜びの表情を浮かべるオイスカ浜松国際の大橋令和と永井浩二監督)

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2025年10月22日 (水)

ドラフト直前企画④ 静岡産業大・渡邉笑生/逆境を力に変えた長距離砲

 運命のドラフト会議が明日に迫りました。志望届を提出した静岡関連の注目ドラフト候補を紹介する企画。最終回は静岡産業大の渡邉笑生選手です。

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10221_20251022104501  今月17日に開催された東海地区大学選手権。4回に回ってきた第2打席だった。2球目が頭部に直撃し、球場は騒然となった。救急車で搬送されて心配されたが、試合が終わる頃には戻ってきていた。報道陣に向かって「ご心配をおかけしてすみませんでした」と頭を下げる姿に、彼の人間性がにじみ出ていた。
 兄の影響で6歳から野球を始め、「静岡裾野シニア」時代、チームは全国制覇を成し遂げたが、自身は控え選手。高校では2年冬に右ヒジを手術、3年時に上がった直後には有鉤骨を骨折。夏は背番号15で4番を任されたが、決して目立った存在ではなかった。素質が一気に開花したのは大学に入学してから。1年秋にレギュラーに抜擢されるとリーグ戦で3本塁打を放ち、さらに東海地区大学選手権では長良川球場の場外までかっ飛ばした。
 だが、順風満帆とはいかなかった。2年春のリーグ戦後に左膝前十字靭帯断裂と半月板損傷。手術とリハビリを経て復帰したのは、ようやく3年春だった。そこからの1年は苦しみ、もがき続けた。体が突っ込み、上半身に頼るスイング。「自分らしくバッティングばかりで…。逆方向に強い打球が出ないし、打ててもたまたまの打球。納得できませんでした」
 今春の日大国際関係学部戦。プロ注目の林京平に対して3打席連続三振を喫した。「コテンパンにやられました。同じ目標を持っている選手に対してああいう結果になって、絶望してしまって」
 春で引退しようか――。そんな思いも頭をよぎった。そのとき、萩原輝久監督の言葉が火をつけた。
「プロを目指せるところまできているんだぞ。全員にチャンスがあるわけじゃないんだから、最後まで勝負してみたらどうか」
 この秋は“蘇った”どころか、大きな進化を見せ、猛烈なインパクトを残してくれた。リーグ戦で4本塁打(うち1本はランニング本塁打)を記録。マークされながらのこの数字は、1年秋に打ったものとは意味合いがまったく違う。
10222_20251022104501  衝撃的だったのは10月5日の日大国際関係学部戦。勝ち越し本塁打はレフトフェンス直撃かと思われたが、そのまま打球が落ちず、ちゅ~るスタジアムのレフトスタンドに飛び込んだ一発。勢いは止まらず、プレーオフでは草薙球場の右中間に逆転3ランを放った。
 「大学では足をケガして、そこから自分の体を見つめる時間が増えました。リハビリはきつかったですけど、プラスにとらえるしかないと思ってやってきました」
 天性の飛ばす能力、そしてケガを乗り越えた先にたどり着いた逞しい精神力。この2つを武器に、プロの舞台で勝負してほしい選手だ。

■渡邉笑生[わたなべ・わらう]
2004年1月20日生まれ、静岡県御殿場市出身。「御殿場ファイターズ」では6年時に県大会出場。「静岡裾野シニア」では全国優勝を経験した。知徳入学後、右ヒジ手術を経て、3年夏は4番を務めた。大学では1年秋からリーグ戦に出場。今秋は本塁打王を獲得した。
180cm90kg、右投右打。

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2025年10月18日 (土)

【東海地区大学野球秋季選手権大会】県勢2チーム敗退、皇學館大は県出身選手の活躍で三連盟出場へ

 東海地区大学野球秋季選手権大会の準決勝が行われました。
 静岡リーグ1位の日大国際関係学部と2位の静岡産業大はともに敗退し、三連盟王座決定戦への出場は叶いませんでした。

<試合結果>
 中部学院大 4-3 静岡産業大(延長10回)
 皇學館大 11-1 日大国際関係学部(6回コールド)

10181_20251018193701 皇學館大の先発は知徳出身の工藤岳(4年)。「かわしながら上手く投げることができた」と語るように、キレのあるストレートとスプリットなどの変化球を丁寧に投げ込みます。5回までパーフェクトに抑える快投。6回は右手がつりかけた影響もあってか1失点しましたが、その裏に味方打線が一挙4点を奪ってコールド勝ち。試合後は「最後までいったらどうなるか分からなかったです。野手のみんなのおかげです」とホッとした表情を浮かべていました。
 この春に最速となる146キロを計測し、独立リーグ入りを目指してプロ志望届も提出済み。「3年夏以来の草薙のマウンドは投げやすかったです。明日の決勝戦もいけるように準備していきます」と力強い言葉も聞けました。
10182_20251018194101  野手も静岡出身選手が活躍しました。加藤学園出身の池田真翔(2年)。「6番セカンド」で出場すると、第1打席ではプロ注目の林京平から先制点につながるライト前安打。第2打席はレフトオーバーの2点タイムリー。そして第4打席でもレフト前安打と存在感を発揮。今春のリーグ戦で首位打者と打点王に輝いた実力を静岡の地でも示してくれました。
 高校時代から体重は約5キロアップ。力強さを増したスイングについては「自分の体の中で回れるようになった」と感覚を掴み、急成長を遂げている打てる二塁手。堅実な守備と脚力もあり、今後が楽しみな選手です!(編集部・栗山)

<写真/上から工藤岳と池田真翔(皇學館大)。静岡出身選手が活躍した>

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2025年10月17日 (金)

【東海地区大学野球秋季選手権大会】静岡産業大が逆転勝利で初戦突破!

 東海地区大学野球秋季選手権大会が草薙球場で開幕しました。静岡県リーグ2位の静岡産業大は初戦で三重大と対戦し、4対1で勝利。ベスト4進出を決めました。
10171_20251017202901  静岡産業大・池田幌汰と三重大・中山勝暁の投げ合いで試合は静かに進みます。4回にはプロ注目の渡邉笑生が後頭部に死球を受けて交代。主砲を欠く苦しい展開となります。高校時代にドラフト候補として名前の挙がった中山の快投の前に5回まで無安打に抑えられ、重苦しい空気を打破したのは渡邉に代わって出場した代役の一振りでした。
 8回に先制点を許しましたが、その裏、1死一二塁のチャンスで、途中出場の遠藤裕斗がライトへ同点のタイムリー二塁打。さらに主将の磯木要もタイムリーで続き、この回一挙4点を奪いました。
 「笑生さんをここで終わらせるわけにはいかなかった」と語った遠藤。千葉学芸時代の3年夏はベンチ外でしたが、大学進学後は「自分は目立つタイプではない。とにかく練習するだけ」と努力を積み重ね、この日のヒーローとなりました。
 明日は三連盟王座決定戦への出場をかけて中部学院大と対戦します。

〇静岡産業大…池田幌汰(1失点完投勝利)「野手のみんなに感謝しています。去年の秋は中部学院大に負けたので、明日はリベンジしたいです」

<写真/同点タイムリーを放ち、渾身のガッツポーズを作る遠藤裕斗(静岡産業大)>

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2025年10月16日 (木)

ドラフト直前企画③ オイスカ浜松国際・大橋令和/覚醒期待の快速ショート

 いよいよドラフト会議まで1週間。志望届を提出した静岡関連の注目ドラフト候補を紹介する企画。第3回はオイスカ浜松国際の大橋令和選手です。

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10161_20251016155601  運命の瞬間が近づき、「緊張しています」と顔はこわばる。だが一旦グランドでの練習に加わると、途端に楽しそうに動き回る。 明らかに夏よりも動きが洗練されていた。シートノックでは打球に素早く追いつき、軽く投げたように見えても球は一直線に一塁へ伸びていく。「夏大のときにエラーしてしまったので、ゴロ捕りの基礎からやってきました」
 プロ9球団が集結した夏の初戦。初回から足がつりかけ、内野安打の1本のみに終わった。進路をプロ一本に絞り、2日後から練習を再開。体力不足を補うため、トレーニングに加えて食事量を増やし、体重を約5キロ増やした。
 魅力は何と言っても身体能力の高さ。特に50メートル5.9秒で駆け抜ける脚力には誰もが目を奪われる。永井浩二監督は「体にバネがあって、ショートはもちろん、外野だってできるし、キャッチャーをやってもピカイチ」と、そのポテンシャルを高く評価する。
 調査書が届いているのは3球団。プロの世界に入ってどのように覚醒していくのか。行く末を見届けたくなる原石だ。

10162_20251016155601 ■大橋令和[おおはし・れお]
2007年7月2日生まれ、静岡県焼津市出身。小学2年時に「和田野球少年団」に入団する。和田中では投手、捕手、遊撃をこなし、3年時に「焼津選抜」に選出された。高校入学後、1年夏から遊撃のレギュラー。走攻守の三拍子が揃い、今春からプロが注目する存在となった。177cm74kg、右投右打。

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2025年10月14日 (火)

【シニアクラストカップ】浜松南・栗田丈司、勝負強さ光る一打 焼津・船倉豪人は完封勝利

 昨日は菊川球場で行われた「クラストカップ争奪第26回リトルシニア南関東支部大会」の2回戦を取材しました。
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 第1試合は浜松南シニアが勝利。攻守でチームを引っ張ったのは主将の栗田丈司です。2対2で迎えた4回、無死一塁の場面。「打つ瞬間にだけ力を入れた」というスイングで放った打球はレフトオーバー。勝ち越しのタイムリー二塁打となりました。
 また、1年秋に内野手から転向した捕手としてもチームに貢献。身長157センチ体重47キロとまだ小柄ながら、視野の広さを生かした的確な指示や、ショートバウンドを後ろに逸らさないストッピング技術が魅力です。憧れはシニアの先輩・鈴木叶(ヤクルト)だそうで、「自分も勝負強い選手になりたい」と話してくれました。

10142_20251014161301  続く第2試合は焼津シニア・杉山浩史監督が「急成長中」と評する船倉豪人が完封を飾りました。序盤から中盤にかけて走者を許しながらも、スライダー、カーブ、ツーシームと多彩な変化球を織り交ぜて無失点投球。特に緩いカーブが打者のタイミングを大きく狂わせていました。6回には無死一・三塁のピンチを強肩捕手・掛場与喜の二塁送球でしのぎました。
 焼津シニアは秋の大会で2試合ともコールド負けを喫しましたが、当時は2番手だった船倉が登板を重ねるたびに自信をつけ、チームをベスト4進出へ導きました。杉山監督も「2年生と1年生がうまく噛み合って、まとまりが出てきている」と嬉しそうな表情でした。(編集部・栗山)

<写真上/小柄でも存在感のある栗田丈司(浜松南シニア)>
<写真下/間の使い方が上手い船倉豪人(焼津シニア)>

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2025年10月 9日 (木)

ドラフト直前企画② 掛川西・石川大峨/逆境を乗り越えた長距離砲

 志望届を提出した静岡関連の注目ドラフト候補を紹介する企画。第2回は掛川西の石川大峨選手です。

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10091_20251009112501  夏の初戦を間近に控えた7月4日。フリーバッティングの最中だった。「インパクトで返した瞬間に『ボキッ』という音がして。これはマズいと思いました」
 翌日、病院での検査の結果、左手有鉤骨の骨折が判明。夏の大会出場は厳しくなり、しばらく落ち込んだという。
 春から夏にかけての成長ぶりは、目を見張るものがあった。
 春の県大会では2試合でヒットなし。その後のゴールデンウイーク中も快音が聞かれず、「自分がなぜ打てないのか、原因が見つからなかった」と振り返る。「練習で試して、いいかなと思っても、試合になるとダメ。その繰り返しでした」
 知らず知らずのうちに、引っ張って大きい打球を打ちたいという思いが強くなり、目とボールの距離が遠くなっていた。
 大会まで残り2か月。石川は思い切って原点に立ち戻った。
 大石監督から教わった打撃ドリルを繰り返し、一方で「形も大事だけど、自分の体で反応できないとダメだ」と、アーム式のバッティングマシーンでストレートをひたすら打ち込んだ。
 すると、6月だけで4本塁打を記録。面白いように打てるようになった。「今までは力で何とかしようと思って差し込まれることが多かったのですが、下半身が使えるようになったことで前のポイントで打てるようになり、ボールの見え方が変わりました」
 そんな矢先のケガ。絶望感に苛まれ、目標を見失いかけた。救ったのは大石監督の一言だった。「ガッカリしている場合じゃないぞ。今できる最善のことを尽くそう」
10092_20251009112501  この瞬間、プロで活躍するんだという自覚が大きく芽生えた。
 夏は代打で1打席に立ったのみ。それでも、この時間は決して無駄ではなかった。「骨折してサポートに回ってから、出ていない人の気持ちが理解できました。チームが一つになるためには、全員が理解し合える関係が大事なんだと。掛川西高校はそういうチームだったので、ここで野球ができて良かったです」
 8月27日には県内トップを切ってプロ志望届を提出。「自分の武器は、大きな体を生かして長打で試合を変えられるところ。チームが苦しい場面で一本を出せる選手になりたいです」
 2年夏の甲子園ではタイムリー。大舞台にも強い大型スラッガーが、指名の瞬間を待つ。

■石川大峨[いしかわ・たいが]
2007年8月1日生まれ、静岡県掛川市出身。小学2年時に「東山口野球少年団」で野球を始める。栄川中では主に遊撃を守り、2年時に全国大会に出場した。高校入学後、1年秋からレギュラー。2年夏の甲子園で2安打2打点の活躍を見せた。高校通算19本塁打。187センチ91キロ、右投右打。

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2025年10月 6日 (月)

静岡産業大・山口真弥がリベンジ完投!

 大学野球の静岡リーグは春に続き、秋も日大国際関係学部が優勝を飾りました。2位までが10月17日から草薙球場で開催される東海地区大会へ出場。静岡産業大と東海大静岡キャンパスが11勝3敗で並んだため、8日にプレーオフが行われます(草薙球場)。

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 王者・日大国際関係学部に昨日、初黒星をつけたのが静岡産業大。1年生左腕の山口真弥が気迫の投球で4失点完投を飾りました。春のリーグ戦で新人王を獲得したものの、この秋は決して状態が良くありませんでした。前日の試合では9回のピンチの場面でマウンドへ上がり、サヨナラ犠飛で敗戦。その瞬間、日大国際関係学部の優勝が決まりました。
 「やり返したかった」と臨んだ昨日の試合。130キロ台のストレートと変化球を駆使して5回まで1失点。6回に3点を失いましたが、そこからズルズル崩れないのも山口の長所。9回に最後の打者を打ち取ると、渾身のガッツポーズで喜びを表現していました。球速はこの日、自己最速の138キロを計測。「今シーズン中には140キロを出したいですね」と笑っていましたが、山口にはその球速数字では測れないスピード感があり、打者はとらえたと思っても外野の頭を越えていきません。球の出どころの見づらさ、手元でのキレが最大の武器です。
 一方、日大国際関係学部で存在感を発揮したのが「1番・センター」で出場した石川蒼(3年)。軽くセンター方向中心に弾き返して3安打を放ち、3盗塁を決める俊足を披露しました。東海地区大会での活躍も楽しみです!(編集部・栗山)

<写真/静岡産業大・山口真弥(左)は完投勝利を飾り、勝ち越し本塁打を放った渡邉笑生(右)とハイタッチを交わす>

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2025年10月 4日 (土)

【秋季県大会】聖隷クリストファーが3季連続優勝!

 秋季県大会は決勝戦と3位決定戦が行われ、東海大会には聖隷クリストファー、掛川西、常葉大菊川の出場が決まりました。

<決勝>
聖隷クリストファー 3-1 掛川西

<3位決定戦>
常葉大菊川 10-1 浜松日体(7回コールド) 

10041  聖隷クリストファーが春夏に続き、3季連続で県優勝を果たしました。決勝戦もマウンドに上がったのはエースの髙部陸。上村敏正監督は、ここまで全試合をフルイニングで投げてきたことによる疲労を考慮し、「他のピッチャーを投げさせる予定だった」と明かします。それでも髙部は「自分が最後まで投げます」と直訴。1年夏と秋に掛川西に敗れていただけに、「何としても」という気持ちがあったそうです。3回には同点タイムリーを浴びたものの、ここからが髙部の真価。試合中に修正しながら徐々に自分のペースに持ち込んでいきます。特に変化球が冴えわたり、終わってみれば13奪三振、1失点完投。打っては4回に自ら左中間へタイムリーを放ち、貴重な3点目を叩き出しました。「東海は勝ちにこだわっていきたい」と昨夏に続く甲子園出場に向け、さらにギアを上げていくことでしょう。
10042  3位決定戦でもエース左腕が躍動しました。常葉大菊川の佐藤大介です。先発として5回1失点の投球を見せ、それ以上にインパクトを残したのがバッティング。今日はバットに当たれば全部ヒットになるというイメージで、4打数4安打3打点。鮮やかなバットさばきでセンター方向に快音を響かせました。特に印象的だったのは3回の三塁打。「アウトコースのスライダーを素直に打ち返せた」と左中間へ運びました。準決勝で聖隷クリストファーに敗れた悔しさを胸に、「東海大会ではそのリベンジをしたい」と燃えていました。(編集部・栗山)

<写真上/完投してガッツポーズを作る髙部陸(聖隷クリストファー)>
<写真下/投打で存在感を示した佐藤大介(常葉大菊川)>

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2025年10月 2日 (木)

ドラフト直前企画① 静岡商・山本敢生/実戦派右腕の可能性

 いよいよ、プロ野球のドラフト会議が迫ってきました。今年は10月23日に開催。書店にもドラフト関係の雑誌が並ぶようになりました。そこで、今回から数回にわたって、志望届を提出した静岡関連の注目選手を紹介していきたいと思います。第1回は静岡商の山本敢生投手です。

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10021_20251002114601  ブルペンでは見栄えしないかもしれない。だが、実戦で結果を出してくる。静岡商のエースとして今夏、ベスト8に導いた山本はそんな投手だ。ストレートの最速は今夏計測した141キロ。他のドラフト候補に比べれば、球速的には物足りなさを感じるが、彼には彼の持ち味がある。1つは独特のフォーム。腕の位置はスリークオーターで、しかもインステップ気味。打者が見ると、打ちづらさがあるタイプだ。さらに球種の多さ。キレのあるスライダーに加え、今年の春以降、カットボールやツーシームを覚えて投球の幅を広げた。ストレートも、微妙に動かすこともあるという。「変化球は球種がいっぱいあって、一つひとつこだわって作ってきた球種。質とコントロールを見てほしいです」。
 大学など、他の選択肢がある中で、なぜプロ志望届を出したのか。本人に迷いはない。「自分は周りのレベルが高いと、そこに追いつこうという気持ちになるタイプで。より成長できるんじゃないかと思ったんです」。
 まずは、巨人の新人テストは書類選考を通過。10月5日に開催される実技テストに向けて、トレーニングを重ねてきた。「やっぱり、球速が一番足りないところで、球速を上げるために夏が終わってから取り組んできました」。
10022_20251002114601  その夏の大会。4回戦の知徳戦で8回2失点の好投。迎えた静岡高との準々決勝は4回途中からマウンドに上がった。7回まで無失点に抑えたが、終盤に失点した。「終わったあと、すぐはやり切ったと思ったのですが、今考えると、もうこうできたんじゃないかという気持ちになります」。特に本人が悔やむのは9回2死走者なしから許した安打。名取凜人に甘く入ったチェンジアップをレフト前にもっていかれた。変化球を生かすために、いかにストレートを磨けるのか。大型の変則右腕。希少性を生かして、プロへの扉を開く。
 
■山本敢生[やまもと・かんう]
2007年11月19日生まれ、静岡県駿東郡出身。小学1年時に「清水町ドリームキッド」で野球を始める。清水中では「駿東ボーイズ」に所属。3年時には県選抜に選出された。高校では1年秋からベンチ入り。2年秋からエースを務めた。
183cm82kg、右投右打。

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