ドラフト直前企画① 静岡商・山本敢生/実戦派右腕の可能性
いよいよ、プロ野球のドラフト会議が迫ってきました。今年は10月23日に開催。書店にもドラフト関係の雑誌が並ぶようになりました。そこで、今回から数回にわたって、志望届を提出した静岡関連の注目選手を紹介していきたいと思います。第1回は静岡商の山本敢生投手です。
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ブルペンでは見栄えしないかもしれない。だが、実戦で結果を出してくる。静岡商のエースとして今夏、ベスト8に導いた山本はそんな投手だ。ストレートの最速は今夏計測した141キロ。他のドラフト候補に比べれば、球速的には物足りなさを感じるが、彼には彼の持ち味がある。1つは独特のフォーム。腕の位置はスリークオーターで、しかもインステップ気味。打者が見ると、打ちづらさがあるタイプだ。さらに球種の多さ。キレのあるスライダーに加え、今年の春以降、カットボールやツーシームを覚えて投球の幅を広げた。ストレートも、微妙に動かすこともあるという。「変化球は球種がいっぱいあって、一つひとつこだわって作ってきた球種。質とコントロールを見てほしいです」。
大学など、他の選択肢がある中で、なぜプロ志望届を出したのか。本人に迷いはない。「自分は周りのレベルが高いと、そこに追いつこうという気持ちになるタイプで。より成長できるんじゃないかと思ったんです」。
まずは、巨人の新人テストは書類選考を通過。10月5日に開催される実技テストに向けて、トレーニングを重ねてきた。「やっぱり、球速が一番足りないところで、球速を上げるために夏が終わってから取り組んできました」。
その夏の大会。4回戦の知徳戦で8回2失点の好投。迎えた静岡高との準々決勝は4回途中からマウンドに上がった。7回まで無失点に抑えたが、終盤に失点した。「終わったあと、すぐはやり切ったと思ったのですが、今考えると、もうこうできたんじゃないかという気持ちになります」。特に本人が悔やむのは9回2死走者なしから許した安打。名取凜人に甘く入ったチェンジアップをレフト前にもっていかれた。変化球を生かすために、いかにストレートを磨けるのか。大型の変則右腕。希少性を生かして、プロへの扉を開く。
■山本敢生[やまもと・かんう]
2007年11月19日生まれ、静岡県駿東郡出身。小学1年時に「清水町ドリームキッド」で野球を始める。清水中では「駿東ボーイズ」に所属。3年時には県選抜に選出された。高校では1年秋からベンチ入り。2年秋からエースを務めた。183cm82kg、右投右打。
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