【夏の静岡大会】2回戦の主役はこの男だ!③~林泰隆(静岡大成)
夏の静岡大会は11日、12日に2回戦が行われます。編集部が注目する第3回の選手は超大型遊撃手の林泰隆(静岡大成/2年)です。
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★ミスを乗り越えたサヨナラ劇
5日の榛原との初戦。身長191センチの大型遊撃手は試合後、涙が止まらなかった。
「とにかく勝ち越してくれた先輩たちのために、どうにか点を取りたかったです」
その涙は、歓喜だけではなかった。悔しさと安堵が入り交じった涙だった。
2回の守備。1死一、二塁で投手ゴロ併殺の場面だったが、二塁ベースカバーに入った林は送球を捕球し損ねる。そのミスから一挙4点を失い、苦しい展開を招いてしまった。 それでも、打撃で取り返した。6回の第3打席では右中間を破る二塁打。軽く合わせただけにもかかわらず、鋭いライナーが右中間を切り裂いた。そしてタイブレークに突入した延長10回裏、2死満塁で迎えた打席では冷静に四球を選び、押し出しでサヨナラ勝ちを呼び込んだ。
★可能性を秘める未完の大器
中学時代は外野手だった。2年時には体調を崩し、部活動に参加できない時期もあったため、大きく注目される存在ではなかった。転機は高校入学後。「スケール感のある選手になってほしい」と岡本拓也監督の勧めで、1年秋に遊撃手へ転向した。
静岡大成には専用グランドがなく、校舎と近隣の高層マンションに囲まれた限られたスペースを他の部活動と共有しながら練習を積む。そんな環境の中でも、源田壮亮、滝澤夏央(ともに西武)の動画を参考にしながら、基礎練習をひたすら繰り返してきた。
「体の大きさを生かしたプレーをしていきたいです」
身長191センチの体格でありながら身のこなしは軽く、50メートル走は6秒1。練習試合では本塁打を放つなど、大型内野手としてポテンシャルを秘めている。
「プロを目指していきます」
大きな夢を胸に抱く未完の大器。まだ2年生。細身の体には、さらなる成長の余地が十分に残されている。ここからどんな進化を遂げるのか。その可能性は計り知れない。
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◆林 泰隆(はやし・やすたか)
2010年1月12日生まれ、静岡県静岡市出身。小学2年から「静岡駿河野球スポーツ少年団」で野球を始める。大里中では軟式野球部に所属。3年時は左翼手。高校1年秋から遊撃手としてプレーする。191cm77kg、右投右打
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