【秋季高校野球県予選】選手12人の吉原が県大会出場、飛龍は夏のリベンジを果たす
秋季高校野球県大会予選の4日目。愛鷹球場では吉原が韮山を逆転で下し、5年ぶりとなる県大会出場を決めました。 「とにかくバントだけを徹底して練習してきた」と塩川光史監督。2点を追う8回、1死満塁から1番・熊谷海斗がピッチャー前へスクイズを決めました。三塁走者に続いて二塁走者も一気に本塁へ。さらに相手のミスも重なり、一塁走者まで生還。一挙3点を奪い、勝ち越しました。
吉原はグランドが狭く、選手はわずか12人。今年4月に就任したベテランの塩川監督は「とにかくできることをやろう」と、ノックやバント、トレーニングに力を注いできました。
勝ち越しのスクイズを決めた熊谷は「一発で決めることをやってきた成果が出た」と表情を緩ませ、「ここまで来たら行けるところまで勝っていきたい」と、上位決定戦、さらにはその先の県大会を見据えています。投げては左腕の前田羚仁が粘りの投球。6回までに6点を失いましたが、終盤はカーブを有効に使い、韮山打線を封じました。
飛龍は桐陽に夏のリベンジを果たしました。試合の流れを変えたのは、エースで主将も務める石野稜真です。5回のピンチでマウンドに上がると、逆転を許した直後の嫌な流れの中、打者をセカンドゴロに仕留めました。続く6回から8回は一人の走者も許さない好投。すると9回2死から3番・坂本創士が「何としてもランナーを還したかった。気持ちで打った」と逆転タイムリーを放ちました。その裏に同点とされたものの、タイブレークに突入した延長10回に6点を奪って勝利。劇的な形で夏の雪辱を果たしました。
1年夏からエースナンバーを背負い、最速144キロを誇る石野。体調不良から復帰したばかりで、決して万全の状態ではなかったそうですが、この日は139キロをマークし、制球も安定していました。「東海大会に行って、強い飛龍を取り戻す」と強い決意をにじませました。
飛龍は石野を中心に、1年夏から公式戦を経験してきた選手たちが最上級生となりました。ひとたび勢いに乗れば一気に試合を決める力があり、県大会でもダークホース的な存在になりそうです。(編集部・栗山)
<写真上/県大会出場を決め、喜ぶ吉原の選手たち>
<写真下/リリーフでマウンドに上がって好投した石野稜真(飛龍)>
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