全国の高校野球

2017年8月 5日 (土)

練習試合 清水東vs東海大甲府

★8月5日 練習試合<第1試合> 御前崎球場 曇のち晴   

 チーム
東海大甲府 2 0 0 0 1 0 1 0 0 4
清水東 0 0 0 1 0 2 0 1 0 4

(東)内藤、渡部-山本
(清)堀池-芹澤

<第2試合>
東海大甲府20-3清水東

 現在、御前崎で合宿中の清水東が春夏通算18回甲子園出場を誇る東海大甲府(山梨)を迎え、練習試合を行いました。
08051 東海大甲府は今夏の山梨大会決勝で敗れたものの、小野寺瑞生、渡部雄大など、下級生に全国クラスの選手がゴロゴロといます。そんな強者相手に、清水東は1年生の堀池駿友が好投を見せました。
 初回、U-15侍ジャパンでも活躍した4番・山本将太にタイムリー二塁打を浴びるなど、2点を献上。しかし、2回以降はキレのあるストレートに緩い変化球を交えて、相手打線に連打を許しませんでした。制球力があり、9回まで投げて四球は0(死球2)。果敢に内角を攻めていったのが功を奏しました。
08052 一方、打線では「2番センター」の川口貴大が3安打をマーク。第2打席にライト戦を破る三塁打を放つと、続く第3打席はレフト線への二塁打。さらに、第4打席目は注目の左腕・渡部からライト前安打。バットコントロールが良く、内外角のコースに決まる球をきれいに打ち返します。試合後、東海大甲府の名将・村中秀人監督も「ピッチャーにはあの2番を注意しろと言ったんだが…。本当にいいバッターだね」と絶賛。川口は今夏の県大会、愛鷹球場で日大三島・海野陽日から本塁打を放つなどパワーも兼ね備えています。この秋から来年にかけて注目を浴びる選手になるでしょう。
 
08053 一方の東海大甲府は3人の静岡出身選手が出場。静岡蒲原シニア出身の高橋大志、東海大翔洋中出身の藤森飛雄、浜松ボーイズ出身の山地遼です。高橋は1試合目の途中から出場し、レフト前安打を放ちました。(編集部・栗山)

<写真上/東海大甲府打線を4点に抑えた堀池駿友(清水東)>
<写真中/走攻守の三拍子が揃う川口貴大(清水東)>
<写真下/強豪・東海大甲府でレギュラーを狙う高橋大志>

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2017年3月18日 (土)

練習試合 掛川西vs早稲田摂陵

★3月18日 練習試合 掛川西グランド 晴   

  チーム
早稲田摂陵 0 0 0 0 0 5 0 2 0 7
掛川西 1 1 0 0 0 0 3 2 0 7

(掛)松本和、夏目太、中山-今駒、増田

▽本塁打=川島
▽三塁打=今駒、福田

※成績は掛川西のみ

03181_2 掛川西は「3番セカンド」で出場の川島瑞希(新3年)が3打数3安打の活躍。7回にはレフトの柵を越える2ラン本塁打を放ちました。相手の早稲田摂陵(大阪)は前日、センバツに出場する早稲田実と練習試合を行ったそうですが、その試合で先発した長身左腕からの一発。試合後、「ここまでの練習試合はあまり状態が良くありませんでしたが、今日はうまく打てました」と嬉しそうな表情を浮かべていました。身長170センチと小柄ですが、リストが強く、ライナー性の強い打球が特徴のハードパンチャー。この試合の掛川西は、川島に回せば何とかなるという雰囲気がありました。
03182 投手陣では先発の松本和馬(新2年)が5回まで3安打無失点に抑える好投。6回に一挙5点を献上しましたが、将来性を感じる投球でした。
 掛川シニア時代から見ているのですが、当時よりもピッチャーらしくなり、本格派の佇まいに。肩甲骨周りが柔らかく、腕の振りの鋭さに魅力を感じました。体がもう一回り大きくなり、全体的にボールがあと一つ分くらい低くなってくれば面白いです。3年時には県トップクラスに成長していても不思議ではない投手だと思います。(編集部・栗山)

<写真/7回に本塁打を放った川島瑞希(上)と鋭い腕の振りが特徴の松本和馬(下)。ともに掛川西>

 

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2016年6月14日 (火)

練習試合 常葉菊川vs智辯学園

★6月12日 練習試合 常葉菊川グランド 晴   

 チーム
常葉菊川 0 0 1 0 1 0 0 0 2 4
智辯学園 3 0 0 0 0 0 0 0 2 5

(常)落合、瀬沼-米澤
(智)村上-石田

 常葉菊川がセンバツ優勝の智辯学園(奈良)を迎え、練習試合を行いました。惜しくもサヨナラ負けで敗れましたが、9回表に一時は逆転するなど、互角の試合を演じました。

06141_2 この試合、プロ注目の栗原健に注目が集まる中、活躍を見せたのは8番・坂本章善でした。3回の第2打席で智辯学園のエース・村木頌樹からレフトへ豪快な本塁打を放つと、第3打席、第4打席は立て続けにセンター前安打。身長168センチと小柄ですが、独特の大きな構え。スイングに思い切りの良さがあり、パンチ力を秘めています。
 先日の常葉橘との定期戦でも一発を放ったという坂本。こんなに振れる選手が8番にいたら、相手投手は脅威に感じるはずです。

 課題とされている投手陣も、エース左腕・落合竜杜が、右打者に対して内角にズバスバと投げ込み、2回から8回までは無失点に抑える好投を見せました。

 全体的に常葉菊川は夏に向かって仕上がってきている印象です。ノーシードながら間違いなく優勝争いに絡んでくると思いました。(編集部・栗山)

<写真/センバツ優勝投手を打ち崩した坂本章善(常葉菊川)>

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2016年5月30日 (月)

招待試合 静岡市立vs日大三

 昨日は『静岡高校野球2016直前号』(6月21日発売予定)の取材を兼ねて、静岡市立の創立70周年記念招待試合を見てきました。相手は名門・日大三(東京)です。
 前日も同じく招待試合で、春千葉ベスト8の松戸国際(千葉)相手を9回3失点に抑えたというエース・寺田敬太(171cm70Kg、右投右打)に注目。全国クラスの強力打線にどこまで通用するのか楽しみでした。

05301_2 立ち上がり、寺田はエラーでランナーを許すものの、2回を無失点に抑えます。力のあるストレートを低めに投げ込み、時折、チェンアップを混ぜ、日大三の各打者を詰まらせます。しかし、3回に1死二塁から死球を与えてしまい、そこから少しだけ球が高くなると、簡単に持っていかれます。連打を浴びて2失点。さらに4回にも2点を失い、5回からマウンドを2番手の牧野康平(168cm67Kg、右投右打)に譲ります。それでも、7回から再登板すると、8、9回は序盤のような球威が戻り、2回を無失点に抑えました。
 試合後、話を伺うと、連投ということで若干、疲れがあったようでした。ただ、最速137キロのストレートはこのレベルでもコースに決まれば、通用すると感じたはず。本人は夏に向けて、このストレートだけでなく、もう少し変化球の精度も上げていきたいとのこと。この貴重な経験を財産に、夏に大暴れして欲しいと思います。(編集部・栗山)

<写真/球持ちが良く、ボールを前で離せる寺田敬太(静岡市立)>

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2016年3月18日 (金)

選抜直前企画②東海大甲府・栗田竣至(浜松ボーイズ出身)インタビュー

 昨日に続き、選抜に出場する県内出身選手のインタビューです。今日は浜松ボーイズ出身の栗田竣至(東海大甲府)です。

03171_3――中学時代はピッチャーとして注目していましたので、東海大甲府で野手になったと聞いて驚いていました。
栗田 高校に入ってからもピッチャーでしたが、途中から野手一本で勝負することにしました。

――今はサードとファーストを守っていますが、最初は苦労したと思います。
栗田 そうなんです。中学の時、ずっとピッチャーだったので、守備っていうのは本当に自信がなくて。でも、数やっていくうちに、どんどん自信がついていきました。

――打撃面ではクリーンナップとして期待されていますね。
栗田 はい。去年の秋までは長打よりも、単打という感じだったんですが、一冬で力もついて、上位を任されるようになってきました。

03172――確かに、かなり体は大きくなりました。
栗田 体重は中学の時に69キロだったのが、今は83キロです。自分からたくさん食べて、増やしていきました。

――最後に甲子園ではどんな活躍を見せたいですか?
栗田 親やお世話になった方も見にくるので、そういう方を自分が打って喜ばせたいです。

 栗田はベンチ入りする選手の中でもっとも身長が高く、どこにもいても「あっ、栗田だ」とわかります。ただ、バッティングは小さく構え、コンパクトに振り抜くスタイル。長打は少ないのですが、打球スピードが速く、低い弾道の打球が野手の間を抜いていきます。甲子園では5番を任される可能性もあるとのことで、川上とともに活躍が楽しみです!(編集部・栗山)

◆栗田竣至[くりた・しゅんと]
1998年8月20日生まれ、静岡県浜松市出身。 小学生時代は「光明ユニオンクラブ」でプレー。浜松ボーイズでは3年春に全国ベスト16入りを果たす。高校入学後、2年秋からレギュラーとなり、関東大会準々決勝では4安打2打点の活躍を見せた。188cm83Kg、右投右打。

<写真上/浜松ボーイズ時代の栗田竣至(東海大甲府)>

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2016年3月17日 (木)

選抜直前企画①東海大甲府・川上和輝(静岡蒲原シニア出身)インタビュー

 いよいよ、選抜大会の開幕が迫ってきました。今年は県勢の出場は叶いませんでしたが、他県の高校に進学した県出身選手が4名、登録されています。

・木更津総合 前田和希(新2年/積志中出身)
・東海大甲府 川上和輝(新3年/静岡蒲原シニア出身)
・東海大甲府 栗田竣至(新3年/浜松ボーイズ出身)
・敦賀気比   山本雅也(新3年/浜松ボーイズ出身)

 その中でレギュラーとして出場が期待される、東海大甲府の2人に話を伺ってきました。まず、今日は静岡蒲原シニア出身・川上和輝のインタビューをお届けします。

03171――選抜出場、おめでとうございます。
川上 ありがとうございます。

――東海大甲府に入学したきっかけから教えて下さい。
川上 2012年の夏の甲子園でベスト4にいったチームを見て憧れました。守備が堅いところがいいなと思いました。それで蒲原シニアの先輩の篠田(晃佑)さんが東海大甲府に行っていたので、自分も考えました。

――実際に入学して、試合に出場したのは去年の秋からと聞きました。
川上 はい。それまではBチームで出場して、秋の新チームからは「6番セカンド」で出ていました。

――高校に入ってもっとも成長したのはどこでしょうか?
川上 守りですね。中学の時は、守備が苦手だったのですが、今は打撃よりも守備の方が得意になったくらいです。

03172――でも、この選抜では打撃面でも期待したいです。          
川上 もう時間がないんですけど、限られた時間の中でバットを振って、打撃でもチームに貢献できるように頑張ります。

――最後に、甲子園での目標はもちろん全国制覇ですよね!
川上 当然、全国制覇なんですけど、全国制覇ばかり見ていると足元を救われると思うので、目の前の試合を1戦必勝という形でしっかりと戦っていきたいです。

――初戦は、今大会注目投手の一人、髙田萌生(創志学園)が相手。川上選手がどんな活躍をするのか、楽しみにしています。
川上 150キロを出すと聞いているので、僕も対戦するのが楽しみです。

 中学時代は打撃の選手のイメージが強かった川上。ですが、高校入学後、同学年だけで47人もいる大所帯の中で生き残るために、守備力に磨きをかけていったそうです。それでも、憧れの甲子園では「守備だけでなく、打撃でも貢献したい」と力強く語ってくれました。先日の静岡遠征では、若干、打撃の状態を落としている様子でしたが、初戦が大会5日目ということで、まだ時間はあります。守備だけでなく、持ち前のシュアな打撃と勝負強さでも甲子園を沸かせてほしいです。(編集部・栗山)

◆川上和輝[かわかみ・かずき]
1998年6月16日生まれ、静岡県焼津市出身。小学生時代は「港エンゼルス」に所属。「静岡蒲原シニア」では3年春に全国ベスト8入りを果たす。高校入学後、2年秋からセカンドのレギュラーを掴み、関東大会ではベスト4進出に貢献した。176cm74kg、右投右打。

<写真上/静岡蒲原シニア時代の川上和輝(東海大甲府)>

※明日は、同じく東海大甲府の栗田竣至のインタビューを紹介します。

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2015年8月27日 (木)

常葉菊川が夏甲子園ベスト16・中京大中京に快勝!

★8月27日 練習試合 常葉菊川グランド 雲   

 チーム
常葉菊川 0 1 0 2 1 1 0 1 0 6
中京大中京 0 0 0 0 2 0 0 0 × 2

常葉菊川/落合-米澤
中京大中京/長谷部-家田

 今日は今夏、甲子園でベスト16の中京大中京と常葉菊川の練習試合を見てきました。

 常葉菊川は秋の西部地区大会、ここまで3試合連続コールド勝ち。3試合計35得点と打線が好調で、静岡高の対抗馬として実力を発揮しています。
 対する中京大中京はスタメン9人のうち、8人が今夏の甲子園ベンチ入りメンバー。しかも先発投手は来年のドラフト候補として名前が挙がる長身左腕・長谷部銀次。現段階の常葉菊川の力が全国クラスにどこまで通用するのか注目しました。

08271 常葉菊川は2回に9番・植山恭のセンター前タイムリーで1点を先制すると、4回にも植山のタイムリーで2点を追加します。投げては先発の左腕・落合竜社が強力打線にひるむことなく、強気に内角を攻め、5回の2失点のみに抑える好投。確実にチャンスをものにした常葉菊川が6対2で勝利しました。

 中京大中京の各選手は、秋のチームとは思えない、ガッチリとしか体つきをしていました。ただ、スイングの速さは、常葉菊川の打線も決して負けていません。なかでも、3番・栗原健の打球スピードは08272圧倒的。第1打席に死球を肩にうけるも、2打席目以降もしっかりと踏み込んで3安打をマークしました。8回は1死二三塁のチャンスに打席がまわってくると、初球のストレートを迷わずライト前へ。貴重なダメ押し点をたたき出しました。

 今年の常葉菊川は伝統のフルスイングなど破壊力を持ちながら、機動力を巧みに絡め、完成度の高いチームだなという印象を受けました。ちょっと気が早いのですが、このままの勢いでセンバツまで突っ走る予感がした一戦でした。(編集部・栗山)

<写真上/2失点完投の落合竜社(常葉菊川)>
<写真下/すでに県ナンバーワンスラッガーの呼び声が高い栗原健(常葉菊川)>

 

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2015年7月 5日 (日)

『ベースボール神奈川』の最新号で相川天河(横浜)が表紙に!

 今日は大会前最後の練習試合を予定しているチームが多かったと思いますが、残念ながら雨の1日となりました。開幕前まであと6日。ここから悔いの残らない練習をしてもらいたいなと思います。

 Bkさて、楽しみにしていた神奈川唯一の野球専門情報誌『Baseball Kanagawa』の8号が昨日発売になったようです。今回、横浜元智監督、最速146キロ右腕・藤平尚真とともに表紙を飾っているのは静岡蒲原シニア出身の相川天河(横浜)です。
 かつて、このブログの取材で「静岡では知られていたかもしれないけど、神奈川では誰も知らない。そういう環境でやりたかった」と、県外の名門へ進んだ理由を語ってくれた相川。その後、未知の環境で着々を実力をつけ、昨秋からは主将を務めています。
 しかし、昨秋、今春ともに県3回戦敗退。最後の夏、名将・渡辺監督が勇退ということで、例年以上にチームが注目を浴びる中、巻き返しがなるのか。今年は神奈川県の戦いも目が離せません!

 ★『Baseball Kanagawa』についてはこちらをご覧ください。(相川の記事も掲載されています)→http://www.samurai-a.co.jp/baseball-kanagawa/

★相川天河(横浜)の記事はこちらをご覧ください。
http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2014/01/post-c2a1.html

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2014年9月15日 (月)

福井で頑張る静岡出身球児、篠原涼(敦賀気比)&中野翔太郎(啓新)

 昨日は、福井の県大会へ。富士宮シニア出身の敦賀気比・篠原涼を見るためです。篠原は今夏の甲子園で1番打者としてチームのベスト4進出に貢献。特に、初戦(対坂出商)では本塁打を含む4安打4打点の大活躍を見せました。

 09151_2この日、敦賀市総合運動公園野球場のスタンドから篠原を見つけると、ユニフォームの左下に「主」というワッペンが貼られていました。どうやら今秋の大会からキャプテンを務めているようです。
 「1番サード」で出場した篠原。初回の第1打席こそ、セカンドゴロに終わりますが、第2打席はライト前安打。5回の第3打席では1死二三塁で打席が周ってくると、鋭いスイングから右中間を破る二塁打を放ち、貴重な追加点を叩きだしました。
 プレーヤーとしても全国レベルですが、僕がいいなと思うのは彼の顔つきの良さです。目力が強く、雰囲気で相手にプレッシャーをかけることができる選手です。チームは8対2で勝利。センバツ出場に向けて好発進です。
 試合後、篠原に話を聞くと「もう一人、福井で頑張っている静岡県出身選手がいますよ」と教えてくれました。福井の新興勢力、啓新でレギュラーを掴んだという浜松フレイムズ出身の中野翔太郎です。

 そういう話を聞いたからにはどうしても見たくなり、敦賀で一泊して、翌日の啓新の試合を観戦することにしました。
 啓新は東海大甲府監督時代に春夏通算11度の甲子園出場を果たした名将・大八木治氏が2012年から指揮をとっています。創部3年目となった今夏の県大会は初のベスト4進出。準決勝では敦賀気比に5対6で敗れるも、下級生から出場している選手も多く、この秋注目のチームです。
 09152_4しかし、今日は初戦の固さからか、武生商相手に苦戦を強いられます。7回を終えて3対4と1点のビハインド。迎えた8回、啓新は相手のミスなどで逆転に成功すると、さらに2死一塁の場面で、背番号7をつけた中野が代打として登場します。
 中野は初球を見事にとらえます。打球は右中間を破ると、走者は一気にホームイン。チーム5点目となるタイムリー二塁打に。ベース上で見せたガッツポーズが印象的でした。
 9回に1点差に追い上げられるものの、5対4で勝利した啓新。試合後、中野は「練習試合であまり調子が良くなく、今日はスタメンではなかったのですが、一発で仕留めてやろうと。思い切りいきました」と嬉しそうに語ってくれました。

 敦賀気比と啓新の2チームは順調に勝ち上がると準決勝で対戦します。静岡大会も組わせが決まりワクワクしてきますが、この静岡県出身2人がしのぎを削る福井大会も目が離せません。(編集部・栗山)

<夏春連続甲子園出場を目指す篠原涼(敦賀気比)>
<試合を決めるタイムリー二塁打を放ちガッツポーズを見せる中野翔太郎(啓新)>

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2014年1月 8日 (水)

室内椋耶(富士学苑)、相川天河(横浜)に会ってきました!

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 お正月企画の編集部対談を見て下さる方が多く、もう少し真面目に話せばよかったと反省気味の『静岡高校野球』編集部です。今年の仕事始めは、「静岡を巣立つ球児たち」の番外編として室内椋耶(富士シニア→富士学苑3年)の取材でした。
 室内と待ち合わせた清水庵原球場の横のグランドに行くと、室内ともう一人、背が高く細身の選手が。YOKOHAMAのウエアに身を包んだその選手は相川天河(静岡蒲原シニア→横浜1年)でした。
 静岡を出て、全国屈指の強豪校で頑張っている相川をぜひ紹介してほしいとのことで、室内が連れてきてくれたのですが、思わぬゲストに編集部も小躍り。室内の話は「静岡を巣立つ球児たち」でたっぷり紹介するので(室内の前にもう一人、東部のスーパーセカンドの話がたまっているそうなので、編集部H曰く少し時間がかかるそうです)今回は相川の話をお届けします。

 静岡蒲原シニア時代には、主軸として活躍した相川。昨年の静岡の中学3年生では最も注目を集めたといっても過言ではありません。その進路ももちろん注目された中、相川が選んだのは神奈川の強豪・横浜高。その理由を尋ねると、2つの理由が返ってきました。「一から野球をやりたかったんです。静岡では知られていたかもしれないけど、神奈川では誰も知らない。そういう環境でやりたかった。あと、静岡蒲原シニアから横浜に入るのは初めてなんです。後輩に道を開きたかったっていうこともあります。今後、どんどん続いてほしいですね」。 
Aikawa 1年生とは思えないほどしっかりした語り口で教えてくれた相川。そんな向上心の塊でも、入学後はくらいついていくのに必死だったそう。「とにかく野球が難しいんです。そこまでやるのかってところまでやる。見ているだけじゃ全然わからなくて、メンバーに入って、実際にやってみてようやくわかるようになるというか。夏もレギュラーだった浅間さん(大基・2年)とか高濱さん(祐仁・2年)たちはわかっているので、わからないことは先輩たちにどんどん聞いて、そうやって覚えるようにしました」。百戦錬磨の渡辺元智監督・小倉清一郎部長の緻密な野球は見ている者の想像を遥かに超えるもののよう。しかし、上下関係や練習、規則に関しては、「周りから思われているほど厳しくはないですよ」とのこと。練習は集中して行うため、時間的にはそう長くなく、食事に対する縛りはなし。取材日は1月3日でしたが、練習始めも7日からと、ずいぶん冬休みが長い印象です。
 しかし、規則に縛られなくても横浜高が結果を出すのは一人一人のモチベーションであったり、向上心が高いから。昨年、磐田東と横浜高の練習試合(練習試合 磐田東vs横浜高)を見に行った際、驚かされたのは横浜高のベンチの緊張感。秋の大会も終わった後の練習試合なのに、ものすごくピリピリしたムードが伝わってきました。それを尋ねると、相川は笑って、「あの時はそんなにピリピリしてませんでしたよ」と衝撃の一言。「普段は練習ももっと緊張感がある中でやっています」。横浜高の強さの一端を垣間見た気がしました。
 今年の目標は、「多分、夏には先輩たちが甲子園に連れて行ってくれると思うので、ベンチに入って、甲子園でプレーすること」。ドラフト候補がゴロゴロいる今年の横浜高。その先輩たちの中に割り入るのは並大抵なことではありませんが、相川は地道に腕を磨きながら、虎視眈々と機会を狙っています。(『静岡高校野球』編集部)

<写真/左・室内椋哉(富士学苑)と右・相川天河(横浜)、室内とキャッチボールする相川> 

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