【春季高校野球県大会】日大三島・小川秋月、今季初先発で完投勝利!
春季高校野球県大会の2日目。日大三島のプロ注目右腕・小川秋月(3年)が3失点で完投勝利を飾りました。練習試合を含め今シーズン初先発。「緊張感から力が入り過ぎてしまった」と振り返るように、静清打線に2回に3連打を浴びて2点を先制されます。その後は投げるごとに球威が増し、3回以降は7回を除いて毎回の7奪三振。力強いストレートが低めにビシビシと決まっていきました。8回を投げ切ったところで、永田裕治監督から「いけるか?」と聞かれると、「いけます」と答え、9回はまた一段階ギアを上げて140キロ台を連発。エースとしてのプライドに、持ち前の気持ちの強さを見せてくれました。
初登板となった今月12日の三島南戦では自己最速となる148キロを計測。冬の期間に下半身を強化したことで体全体のバランスが整い、それが球速アップにつながっている様子。それでも、「相手に1本打たれたときに、流れを止められるピッチングをしていきたい」と、課題への意識も忘れていませんでした。(編集部・栗山)
<写真/9回を投げ切り、捕手の桐島大輔とタッチする小川秋月(日大三島)>