静岡県の高校野球

2026年9月 5日 (土)

【秋季高校野球県予選】公式戦初先発で143キロ! 加藤学園・林朔太郎が投打で存在感

秋季高校野球県予選の上位決定戦2試合が愛鷹球場で行われました。

加藤学園 9-0 三島南(7回コールド)
飛龍 9-5 三島北

09051_20260905175501  「自信を掴んでほしい」。そう期待を込めて米山学監督が送り出したマウンドで、公式戦初先発の加藤学園・林朔太郎が存在感を示しました。
 大きく振りかぶり、身長181センチ、体重89キロの恵まれた体格を生かして、低めにズドンと力強いストレートを投げ込んでいきます。出力が高く、投げるほどに球威が増し、最速143キロを計測。6回途中まで無失点の好投を見せました。打っても4回に先制打を放つと、5回にはレフトオーバーの二塁打。投打にわたる活躍でチームの勝利に貢献しました。
 「浜松北ボーイズ」時代には県選抜に選ばれ、当時からパワーピッチャーとして目を引く存在でした。今年の夏の大会での登板は打者1人のみ。秋も、ここまでの2試合はともに佐藤透哉が完封していました。 その中で、林も台頭。体のエンジンが大きく、将来的には150キロも目指せる資質を感じさせます。経験を積んだことは、県大会に向けて加藤学園にとって大きな収穫となりました。

09052_20260905175801  続く第2試合は、飛龍が同点で迎えた9回に一挙6点を挙げて試合を決めました。 その飛龍打線を中盤まで苦しめたのが、三島北の右腕・加藤暖也です。県代表決定戦では御殿場西相手に10奪三振で1失点完投。球速も137キロまで上げている注目株です。
 今日は制球に苦しむ場面があったものの、要所を締める投球で中盤まできっちりとゲームメークしました。インステップ気味の独特な足の使い方から、変化球を巧みに使って打者を抑えていきます。
 新チーム結成後、投げているうちに「これだ」というリリースの感覚をつかみ、バラついていた制球が安定。「県ではベスト8を目標に、制球をしっかりとしつつ、真っすぐで抑えられるようなピッチングがしたいです」と、県大会での躍進を誓ってくれました。(編集部・栗山)

<写真/上から林朔太郎(加藤学園)、加藤暖也(三島北)>

| | コメント (0)

2026年8月30日 (日)

【秋季高校野球県予選】掛川西・長橋が3安打! 掛川東は1年生の躍動で県大会へ

 秋季県大会に出場する40校が出揃いました。

加藤学園/三島南/日大三島/沼津商/御殿場南/吉原/飛龍/三島北/沼津東/富士宮西/知徳/韮山/桐陽/藤枝明誠/静岡市立/静岡商/島田工/静岡西/東海大静岡翔洋/静岡/島田樟誠/静清/相良/駿河総合/磐田東/磐田農/浜松城北工/浜松湖北/掛川西/浜松日体/常葉大菊川/浜松学院興誠/浜松湖南/浜松商/浜松工/遠江総合/掛川東/浜松修学舎/袋井/聖隷クリストファー

08301_20260830174401  掛川球場では掛川西と浜松日体が上位決定戦で対決。掛川西が7対0(7回コールド)で勝利しました。
 打線を牽引したのは、公式戦で初めて1番に入った長橋黎旺。「チームに流れを持ってくるバッティングがしたかった」と、第1打席でセンター前安打を放つと、6回には先制点につながるレフトへの二塁打。さらに7回には1死二、三塁のチャンスで「積極的にいけた」と逆方向へ2点タイムリーを放つなど、3安打の活躍を見せました。
 新チーム結成後、チーム全体でバットを振ることを徹底。その成果もあり、今大会は毎試合安打を重ね、好調を保っています。
 一方の浜松日体は前半、左腕の新貝琉海が掛川西打線を苦しめました。角度があり、腕の出どころが見えづらいのが特徴。球速数字以上の体感スピードを感じるタイプで伸びがありました。杉田享監督によると、高校入学後は身長、球速ともにグンと伸びてきているとのこと。県大会でどんな投球を見せるのか、楽しみな存在です。

08302_20260830174601  続く第2試合は、掛川東が小笠を下し(7対2)、2年連続8度目の県大会出場を決めました。秋の目標を「県大会ベスト8」と定める掛川東。世古雄馬監督は「そのためには1年生のピッチャーの頑張りがどうしても必要になってくる」と話します。今日はその言葉通り、1年生3人のリレーで勝利をつかみました。
 なかでも光ったのが畑中陽七太。3番手として6回2死からマウンドに上がると、9回2死まで一人の走者も許さない好投を披露しました。公式戦初登板でも緊張を感じさせず、「ストレートの走りがよかった」と、力強い腕の振りからコーナーにビシビシと投げ込みました。「県大会でも自分のできることを最大限やっていきたいです」と、さらなる飛躍を誓いました。
08303  打線でも1年生が躍動。「7番・指名打者」で公式戦初先発となった齋藤遥人が3安打を放ちました。「菊川ボーイズ」では投手を務め、身長184センチとスケール感が十分。このサイズで50メートル走を6.3秒で駆け抜ける俊足も持ち合わせています。
 「あと2週間、自主練習もしっかりとこなし、県大会でも打ちます」と齋藤。大きな期待を感じさせる1年生が、県大会に向けて目を輝かせていました。(編集部・栗山)

<写真上/3安打2打点の活躍を見せた長橋黎旺(掛川西)>
<写真中/リリーフで好投した畑中陽七太(掛川東)
<写真下/3安打を放った齋藤遥人と畑中陽七太(掛川東)>

| | コメント (0)

2026年8月29日 (土)

【秋季高校野球県予選】韮山・栗田が甲子園出場の兄から刺激で好投!&知徳・沖野が圧巻の8者連続三振

 秋季高校野球県大会予選の5日目。裾野球場では、韮山が富岳館を下し、2年ぶりの県大会出場を決めました(8対1)。

08291_20260829172601  公式戦初先発を任されたのは1年生右腕の栗田全です。23日の県代表決定戦では2番手で登板したものの、制球に苦しみ、チームは敗戦。その反省を生かし、この1週間は下半身を意識した練習に取り組み、投球の安定感を高めてきたそうです。
 3回に1点を失いましたが、その後は丁寧な投球を続け、8回を投げ切りました。最速は126キロながら、178センチの長身から投げ下ろすストレートにカットボール、スライダーを織り交ぜ、相手打線を抑えていきました。
 兄の陸は今夏、関東一(東京)のメンバーとして甲子園に出場。「刺激をもらっています」と話します。自身は「勉強も頑張りたかった」と韮山への進学を決めました。発展途上の右腕だけで、彼の成長が韮山の県大会での戦いに厚みを加えそうです。

08292_20260829172601  また、知徳は苦しみながらもサヨナラ勝ちを収めました(2対1)。伊豆総合の好投手・山口秀彪の前に5回まで無得点。6回に同点に追いつきますが、その後も一進一退の展開が続きます。9回裏、相手のミスからサヨナラ勝ち。初鹿文彦監督は「この1勝は本当に大きい」と安堵の表情を浮かべていました。
 最速143キロ右腕・沖野祥汰は5回までノーヒットピッチング。「状態が良かった」という言葉通り、ストレートと縦のスライダーを駆使し、初回2死からなんと8者連続三振を記録しました。6回まで投げ、被安打1、13奪三振の快投です。
 2日前には、今夏甲子園準優勝の健大高崎(群馬)と練習試合で対戦。雨の影響で1回で終了となりましたが、1失点した一方で三振を奪えたことが自信につながっているそうです。「球速的には来年の夏まで150キロを出したい。まずは県大会では粘り勝ちできるようなピッチングをしていきたい」と、次のステージに向けて気持ちを高めていました。

<写真上/県出場に導く好投を見せた栗田全(韮山)>
<写真下/力強い投球で圧倒した沖野祥汰(知徳)>

| | コメント (0)

2026年8月24日 (月)

【秋季高校野球県予選】選手12人の吉原が県大会出場、飛龍は夏のリベンジを果たす

08241_20260824114201

 秋季高校野球県大会予選の4日目。愛鷹球場では吉原が韮山を逆転で下し、5年ぶりとなる県大会出場を決めました。 「とにかくバントだけを徹底して練習してきた」と塩川光史監督。2点を追う8回、1死満塁から1番・熊谷海斗がピッチャー前へスクイズを決めました。三塁走者に続いて二塁走者も一気に本塁へ。さらに相手のミスも重なり、一塁走者まで生還。一挙3点を奪い、勝ち越しました。
 吉原はグランドが狭く、選手はわずか12人。今年4月に就任したベテランの塩川監督は「とにかくできることをやろう」と、ノックやバント、トレーニングに力を注いできました。
 勝ち越しのスクイズを決めた熊谷は「一発で決めることをやってきた成果が出た」と表情を緩ませ、「ここまで来たら行けるところまで勝っていきたい」と、上位決定戦、さらにはその先の県大会を見据えています。投げては左腕の前田羚仁が粘りの投球。6回までに6点を失いましたが、終盤はカーブを有効に使い、韮山打線を封じました。

08242_20260824114301 飛龍は桐陽に夏のリベンジを果たしました。試合の流れを変えたのは、エースで主将も務める石野稜真です。5回のピンチでマウンドに上がると、逆転を許した直後の嫌な流れの中、打者をセカンドゴロに仕留めました。続く6回から8回は一人の走者も許さない好投。すると9回2死から3番・坂本創士が「何としてもランナーを還したかった。気持ちで打った」と逆転タイムリーを放ちました。その裏に同点とされたものの、タイブレークに突入した延長10回に6点を奪って勝利。劇的な形で夏の雪辱を果たしました。
 1年夏からエースナンバーを背負い、最速144キロを誇る石野。体調不良から復帰したばかりで、決して万全の状態ではなかったそうですが、この日は139キロをマークし、制球も安定していました。「東海大会に行って、強い飛龍を取り戻す」と強い決意をにじませました。
 飛龍は石野を中心に、1年夏から公式戦を経験してきた選手たちが最上級生となりました。ひとたび勢いに乗れば一気に試合を決める力があり、県大会でもダークホース的な存在になりそうです。(編集部・栗山)

<写真上/県大会出場を決め、喜ぶ吉原の選手たち>
<写真下/リリーフでマウンドに上がって好投した石野稜真(飛龍)>

| | コメント (0)

2026年8月22日 (土)

【秋季高校野球県予選】東海大静岡翔洋・山村が公式戦初先発で好投、静岡商・齋藤が公式戦初打席で勝ち越しタイムリー!

 秋季高校野球県大会予選の3日目。島田球場では東海大静岡翔洋中出身の1年生選手が活躍を見せました。

08221_20260822182201  第2試合は東海大静岡翔洋の山村麻仁が公式戦初先発。「緊張することはなく、初回から飛ばしていこうと思った」と堂々とした投球で、6回1失点と試合を作りました。
 東海大静岡翔洋中時代から変わることなく、タイミングを取りづらい独特のリズム感を持つフォームから、コントロール良く投げ込んでいきます。スライダーのキレも良く、相手に的を絞らせませんでした。
 大会前には東海大相模(神奈川)との練習試合で登板。「甘いところは逃してくれなかった」と3回2失点でしたが、その経験が今日のマウンドに生きたといいます。
 今年の東海大静岡翔洋は吉田大珠、伏見怜衣の左右2枚看板を擁しています。そこに山村が加わり、投手陣にさらなる厚みが出てきた印象です。

08222_20260822182401  続く第3試合では静岡商が2点を追う7回に同点に追いつきます。なおも無死一、二塁のチャンスで途中出場の齋藤舜に打席が回りました。
 エンドランのサインに見事に応え、ストレートを詰まりながらもライト前へ。勝ち越しタイムリーとなる貴重な一打を放ちました。
 東海大静岡翔洋中時代は9番打者ながら守備には自信を持っていたという齋藤。秋の大会に向けて打撃の状態を上げてきた中、この日の公式戦初打席でチームに大きく貢献しました。「東海大会に行けるように頑張っていきたいです」。
 中学時代に経験値に加え、勝負強さを持つ選手。機動力を絡ませる静商野球の中で、今後は重要なピースになっていきそうです。(編集部・栗山)

<写真上/公式戦初先発で好投を見せた山村麻仁(東海大静岡翔洋)>
<写真下/公式戦初打席でタイムリーを放った齋藤舜(静岡商)>

| | コメント (0)

2026年8月16日 (日)

浜松工・藤原が全国制覇の弟から刺激 遠江総合1年生スラッガー・鈴木がパンチ力発揮

 秋季高校野球県大会予選の2日目。磐田球場では浜松工がオイスカ浜松国際に10対0(6回コールド)、遠江総合が新居に10対3(7回コールド)で勝利しました。

08161_20260816171401  新チームでは「つながり」を大事にしているという浜松工。初回、無死満塁から4番の藤原海夢がライトへ犠飛を放つと、その後も打線がつながり、3点を先制します。
 藤原は4回と5回にも連続タイムリー。チームバッティングに徹して2安打3打点をマークすると、守備では二塁送球タイム1.8秒という強肩で走者を刺すなど、攻守で存在感を示しました。
 弟の波琉夢は「浜松北ボーイズ」の正捕手として、先日のボーイズ全国大会で日本一に輝きました。弟のプレーを直接見る機会は少ないものの、「すごいと思う」と刺激を受けている様子でした。
 次戦は夏ベスト4の磐田東が相手。「戦える自信はある」と、目標に掲げる県優勝へ向けて大きな壁に立ち向かいます。

08162_20260816171401  遠江総合では、1年生捕手の鈴木爽夏の力強い打撃が目を引きました。森下和光監督が「3年生を含めても、振るスピードが一番ある」と期待する選手で、トップバッターに抜擢。入学後すでに2本塁打を放っています。 この日は3打席目にライトオーバーの二塁打を放つと、4打席目にはライト前安打。身長178センチ、体重85キロの体格から繰り出すパンチ力は魅力十分です。
 秋に向けては厳しいボールに対し「どれだけ強い打球を飛ばせるか」をテーマに取り組んできたそうです。高校から本格的に始めた捕手のポジションも少しずつレベルアップ。これからの成長が楽しみな選手です。(編集部・栗山)

<写真/上から藤原海夢(浜松工)、鈴木爽夏(遠江総合)>

| | コメント (0)

2026年8月15日 (土)

静岡市立、主将・清水が3安打!「県ベスト4、東海大会を狙う」

 秋季高校野球県大会予選は本日、開幕しました。

08151_20260815190201  焼津球場では静岡市立が清流館を9対1(7回コールド)で下して県代表決定戦に駒を進めました。
 チームを引っ張ったのは7番打者の清水暖功。2回にレフトへ同点につながる三塁打を放ち、4回には勝ち越しタイムリー。さらに7回にはでコールド勝ちを決めるライトオーバーの一撃。3安打2打点の活躍を見せました。 
 新チーム結成当初は2番打者としてスタートという清水。なかなか思うような結果が出ない中、「打ち方を根本的に変えた」と、オープンスタンスからクローズ気味の構えに変更しました。すると体の開きが抑えられ、コンスタントに安打が出るようになったそうです。この日は「恐怖の7番打者」として力を発揮しました。
 今年の静岡市立は、安井信太郎監督が「自分がこれまで見てきてショートではナンバーワン」と評する鷲見亮圭に加え、7回に左中間を破る豪快な一打を放った大型スラッガーの4番・山下大芽、さらに1失点完投した身長184センチの長身右腕・関根煌介 など、ポテンシャルのある選手が揃います。
 「県ベスト4に入り、東海大会を狙っています」。主将の清水が掲げる目標に向けて、まずは好発進を決めました。(編集部・栗山)

<写真/勝ち越しタイムリーを放つ3安打の清水暖功(静岡市立)>

| | コメント (0)

2026年8月12日 (水)

赤堀真也監督を偲ぶ 教え子ら約2000人が通夜に参列

 8月4日にすい臓がんのため亡くなった天竜監督の赤堀真也氏の通夜が11日に営まれ、親交のあった関係者や教え子ら約2000人が参列しました。
08121_20260812094601  赤堀氏は掛川西の強打者として活躍し、中京大へ進学。3年時には大学選手権に出場しました。
 指導者としては、初任地の三島南で20年ぶりとなる秋の県大会出場に導くと、その後は袋井、小笠、天竜で監督を歴任。小笠監督時代の2012年秋には、西部大会で常葉菊川を破り、県内の高校野球界を驚かせました。また、中学時代は無名だった佐々木健選手を育て、プロ入りへと導きました。
 「他と同じことをやっていても勝てない」。そう語り、日々の練習を大切にしながら、選手たちと向き合い続けました。左打ちから繰り出す猛烈なノック、そして厳しさの中にも人間味あふれる指導。その姿は、多くの教え子たちの心に刻まれていることでしょう。
 58歳。あまりにも早すぎる別れとなりました。
 長年、静岡の高校野球を支え、多くの選手を育てた赤堀氏の訃報に、残念な思いを抱かずにはいられません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

| | コメント (0)

2026年7月27日 (月)

【夏の静岡大会】聖隷クリストファーが連覇!髙部陸が150キロ&10奪三振完投、小金澤玲雄は先制満塁弾

★7月27日 第108回全国高等学校野球選手権静岡大会 しずてつスタジアム草薙

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
常葉大菊川 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2
聖隷クリストファー 4 0 0 0 0 0 0 0 × 4

(常)福田-寺澤、後藤
(聖)髙部-筧

▽本塁打=小金澤(聖)
▽二塁打=小栁(菊)

07272_20260727172101

07271_20260727172001  聖隷クリストファーは初回、先発・髙部陸が3者凡退の立ち上がりを見せると、その裏に1死満塁の好機を演出します。ここで5番・小金澤玲雄が「絶対に自分が打つという気持ちで打席に入りました」と、2球目を完璧に捉えると、打球はライトスタンドへ。先制の満塁本塁打となり、一気に4点を奪いました。
 その後は、髙部と常葉大菊川の2年生右腕・福田大斗による息詰まる投手戦。福田も粘り強い投球を見せますが、聖隷クリストファーが4点のリードを守ったまま終盤へと進みます。
 9回、常葉大菊川が意地を見せます。1番・小栁祥太郎、2番・佐藤大介、3番・小川優人の3連打で2点を返し、なおも無死一、二塁。反撃ムードが高まります。しかし、最後は髙部が踏ん張りました。最後の打者を空振り三振に仕留めると、両手を大きく広げて歓喜を表現しました。「最後は筧(優亨)から高めのサインが出た時に、『これで決める』という思いで三振を取りにいきました」
 「一番いいバッター」と警戒していた佐藤との勝負では、自己最速となる150キロを計測。被安打5、2失点、10奪三振。わずか89球で完投勝利を飾り、その力を存分に示しました。
 昨年に続いて立つ甲子園のマウンド。「去年は1勝しかできなかったので、今年は1戦1戦勝ち抜いていきたいです」。昨夏の経験を糧に、再び全国の舞台へ挑みます。

<写真上/連覇を達成した聖隷クリストファーの選手たち>
<写真下/先制満塁本塁打を放った小金澤玲雄(聖隷クリストファー)>

| | コメント (0)

2026年7月23日 (木)

【夏の静岡大会】野﨑立真が値千金の同点弾! 常葉大菊川が8年ぶりベスト4進出

 夏の静岡大会は準々決勝が行われました。常葉大菊川は富士市立の好投手・臼井遥都から7点を奪い、2018年以来となるベスト4進出を決めました。
07231_20260723170901 ヒーローとなったのは背番号17の野﨑立真です。2点を追う3回、8番打者として無死一塁で打席に立つと、「真っすぐを仕留めよう」と狙いを定めた初球を豪快に振り抜きました。打球はライトスタンド後方へ飛び込む同点2ラン。スタンドを沸かせる一発で試合の流れを引き寄せます。
 勢いに乗った野﨑は6回には勝ち越しのタイムリー二塁打、8回にもライト前へ運び、3安打3打点の大活躍。本来は投手ながら、そのパンチ力を高く評価した石岡諒太監督が打線に抜擢した期待に、見事な結果で応えました。
 石岡監督は「チームを助けてくれた。よくやってくれました」と野﨑をたたえ、「野﨑を起用したのは、『攻撃的にいくぞ』というメッセージをチームに伝えたかったから」と、その狙いを明かしました。攻めの姿勢を象徴する一発は、8年ぶりの夏の甲子園出場へ向け、チームの機運を一気に高める一打となりました。

 07232_20260723171501 一方、今大会、初戦から一人で投げ抜いてきた富士市立の臼井は、今日もマウンドを守り抜きました。本来のキレを欠いていたものの、制球力を生かした投球を展開。「大会前から自分が一人で投げるつもりでした。悔しいです」と、試合後には涙が止まりませんでした。
 戸栗和秀監督が「いずれはプロに行ってほしい投手」と話し、今大会で最速142キロを計測し、「自信になりました」とプロ注目の佐藤大介から2三振を奪うなど、大きな可能性を示した夏。最後は清々しい姿で球場を後にしました。(編集部・栗山)

<写真上/同点本塁打を放った野﨑立真
<写真下/試合後、悔し涙を流す富士市立・臼井遥都(右から2番目)>

| | コメント (0)

より以前の記事一覧