静岡県の高校野球

2023年11月24日 (金)

「大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」が開幕しました!

 「第6回大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」が本日、草薙球場で開幕しました。

<第1日目・草薙球場>
中京大 7-6 慶應義塾大
中京大 3-0 清水東

11241_20231124200601  第1試合は中京大の川瀬譲二(藤枝明誠出身・2年)&狩俣藍生(掛川西出身・1年)の静岡出身コンビが勝利に貢献しました。下級生主体とはいえ、相手は今秋の明治神宮大会を制した慶應義塾大。「負けたくなかったです。勝ちにこだわりました」(川瀬)。「あの上級生と一緒に練習している選手。いい刺激をもらいたかったです」(狩俣)。ともに気持ちが入って試合に臨んだそうです。まず、3番に入った狩俣は初回、走者を三塁に置いて、きっちりと左翼に犠飛を放ってチームに先制点をもたらします。続く4番の川瀬は技ありの右翼前タイムリーで続きました。
 そして7回でした。1点を追いかける中、2死から狩俣が中堅前安打で出塁すると、川瀬が左翼線へタイムリー二塁打。狩俣は9回にもサヨナラ勝ちに繋げる右翼前安打を放ちました。
 2人はこの秋、リーグ戦に出場するもチームは最下位。今回のオータムリーグでの経験を来年のブレイクに繋げてほしいと思います。
 
11242  第2試合、中京大の先発を任されたのは植松麟之介(三島南出身・1年)でした。高校2年春以来の草薙球場のマウンド。凱旋登板で成長した姿を見せてくれました。ほぼ全球ストレート勝負で3回を投げて無安打。外野に一球も打球が飛びませんでした。草薙球場のスピードガンで最速は137キロでしたが、明らかに高校時代よりに腕が振れて、球が力強くなっていました。大学入学後、力を入れてきたというウエイトトレーニングの成果が出ている様子で、今秋はメンバー入りの一歩手前までいったとのこと。「来年の春はリーグ戦のベンチに入るだけでなく、戦力として活躍したいです」。プロ野球選手を目指したいという気持ちも出てきているとのこと。140キロ台を投げる変則右腕は希少。今度はリーグ戦で投げる姿を見に行きたいと思います!(編集部・栗山)

<写真上/勝利に貢献した中京大の川瀬譲二(左)と狩俣藍生(右)>
<写真下/凱旋登板で好投した中京大の植松麟之介>

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2023年11月21日 (火)

【三村杯】富士が23年ぶりの優勝!

 第34回三村杯争奪野球大会の決勝戦と3位決定戦が19日に明星山球場で行われ、富士が2000年以来となる23年ぶりに優勝しました。

★11月19日 三村杯 決勝戦 明星山球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
富士東 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
富士 0 0 0 3 1 0 0 0 × 4

(東)丸山-内田、堤
(富)遠野-萩谷

▽本塁打=山下(富)

<3位決定戦>
三島南 11-3 富士宮北(7回コールド)

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11212  今年、決勝戦に進んだのは富士と富士東。試合を決めたのは富士の6番打者・山下夏輝でした。両チーム無得点で迎えた4回、1死二三塁からスライダーをとらえると、打球は左翼のフェンスを越えていきました。高校入学後、初めての柵越えの本塁打。「上手く力が抜けました。まさか入るとは思っていませんでした」。前の打席は三振。力の入り過ぎを修正して見事な一発を放ちました。左腿の肉離れの影響で夏の大会はベンチを外れ、秋の公式戦もほぼ試合に出場機会がなかった山下。シーズン最後となるこの三村杯にかける気持ちが強かったそうです。昨年指導を受けたイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から伝授されたネットに向かって打つティー打撃を黙々とこなしてきたとのこと。その成果を発揮しました。
 投げてはエース左腕の遠野功也が9回まで投げ切って完封。立ち上がりこそ「緊張していた」と走者を許す場面がありましたが、中盤からはキレのあるストレートに、鋭く変化するカットボールが冴え渡りました。
 稲木恵介監督が就任して2年目。少しずつステップアップするチームが来年はどんな飛躍を見せるのか注目です。
 
 一方、富士東は右腕・丸山流我の好投が光りました。ヒジがしなり、ストレートは球速数字以上の速さを感じるタイプ。カーブとのコンビネーションが良かったです。また、3位決定戦は三島南の兼子結人が投打で活躍。数週間前から急に本人の中でポイントを掴んだようで、バランスのいいフォームが魅力的でした。(編集部・栗山)

<写真上/優勝した富士の選手たち>
<写真下/3ラン本塁打を放った山下夏輝(富士)>

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2023年10月28日 (土)

【秋季東海大会】藤枝明誠、決勝進出ならず

 秋季東海地区高等学校野球大会の準決勝。県勢で唯一勝ち残った藤枝明誠は愛工大名電と対戦しました。
10281_20231028185601  4回が終わって0対6と苦しい展開。反撃を見せたのは6回でした。3番・一瀬友希の内野安打から1死二三塁のチャンスと作ると、6番・梶田翔太の三塁方向への打球が相手の失策を誘って2点を返します。さらに、2死二三塁から9番・矢澤蒼大の2点タイムリーで2点差に詰め寄ります。その裏に4点を失ったものの、8回に一瀬のタイムリー、9回にも押し出しで1点をもぎ取ります。しかし、反撃はそこまで。惜しくも6対10で敗退しました。
 光岡孝監督は「新チームの最初はまさか今日まで試合ができるとは思っていなかった。今日も明誠らしい野球をやってくれた」と、この秋に成長を遂げた選手たちを労っていました。一方、主将の一瀬は「足りなかった部分があった。この冬を全員で乗り越えて今後に繋げていきたい」と悔しさを噛みしめて球場を後にしました。(編集部・栗山)

<写真/6回に相手の失策を誘って走者を還した梶田翔太(藤枝明誠)>

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2023年9月24日 (日)

【秋季高校野球】藤枝明誠、浜松開誠館、日大三島が東海大会へ!

<決勝戦>
藤枝明誠 15-3 浜松開誠館

<3位決定戦>
日大三島 5-4 聖隷クリストファー(延長10回)

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09242_20230924200201  藤枝明誠が3年ぶり3度目の優勝を飾りました。初回に4番・皆川晧也のタイムリーなどで2点を先制すると、2回には再び皆川が3点タイムリー。4回にも4点を追加し、大量10点のリードを奪います。投げては右腕の山田十三、左腕の日吉結雅が浜松開誠館の強力打線を3点を抑えました。大差での勝利に「開誠館さん相手にまさかこんな勝ち方をするとは…」と驚きの表情を浮かべた光岡孝監督。試合を重ねるごとに自信をつけていった選手の成長に目を細めていました。県大会5試合で3失策という堅守に、攻撃面では手堅く走者を送るバントの上手さ。まさに明誠らしい野球で頂点をつかみとりました。
 
09243  東海大会出場の最後のイスをかけた3位決定戦は3時間31分に及ぶ大激闘となりました。日大三島が序盤に3点を先制するも、聖隷クリストファーがじわりじわりと追い上げる展開。4対4のままタイブレークに突入します。延長10回、日大三島は表を無失点にしのぐと、その裏、満塁から5番・佐野敬梧が冷静に押し出し死球を選び、サヨナラ勝ちを決めました。「まだチームが一つになることができていない。センバツに行くためにあと3週間練習していきたい」と佐野。3番手としてマウンドに上がり、6回を2失点に抑えた有望株の小川秋月も台頭しているだけに、3位からでもチャンスが大いにあるはず。東海大会での戦いぶりに注目したいです。(編集部・栗山)

<写真上/3年ぶりに優勝を決めた藤枝明誠ナイン>
<写真中/3安打4打点の活躍を見せた皆川晧也(藤枝明誠)>
<写真/押し出し四球を選んだ佐野敬梧(日大三島)>

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2023年9月18日 (月)

【秋季高校野球】藤枝明誠・日吉が4安打完封!

 秋季高校野球はベスト4が決まりました。
 日大三島/浜松開誠館/聖隷クリストファー/藤枝明誠

09181_20230918062601  藤枝明誠は、今春センバツ出場校の常葉大菊川を下しました。
 大一番で光岡孝監督が託したのは、今大会、中継ぎでの登板がほとんだった左腕・日吉結雅。「この秋にウチが勝ち上がるとしたら、彼が投げてくれることが前提だった」。その期待に応え、先発としての役割を果たします。立ち上がりから投球の約8割が変化球。大きく鋭く曲がるナックルカーブとスライダーを駆使して、常葉大菊川打線に的を絞らせません。「5回まで試合を作ろうと思っていた」と日吉。その5回まで2安打に抑えると、中盤以降も変化球の勢いが衰えることなく、4安打完封を飾りました。
 中学時代は「三島シニア」でプレー。中堅手兼投手という形でしたが、高校では投手に専念。2020年秋に東海大会に導いた小林輝(現拓殖大)をイメージしているという光岡監督は「よく頑張ってくれた。本人の自信になるはず」と褒めていました。
  一方、2年連続センバツ出場を狙った常葉大菊川は、故障で出遅れていた久保綾哉が今大会初登板しましたが、0対3で悔しい敗戦。主将の鈴木徠空は「勝負強さが足りない。今後のチームに生かしていきたい」と成長を誓って球場を後にしました。

<写真/常葉大菊川相手に完封した日吉結雅(藤枝明誠)>

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2023年9月16日 (土)

【秋季高校野球】浜松工が10年ぶりのベスト8進出!

 秋季高校野球は本日、3回戦16試合が行われ、ベスト8が出揃いました。

日大三島/駿河総合/浜松工/浜松開誠館/飛龍/聖隷クリストファー/常葉大菊川/藤枝明誠

09161_20230916190501  愛鷹球場の第2試合は加藤学園と浜松工が対戦。浜松工がシーソーゲームを制して10年ぶりとなる秋ベスト8進出を決めました。
 3点を追いかける5回。1番・小粥獅峯の右中間を破る2点タイムリー三塁打などで4点を奪って逆転。その後、6対6となり、迎えた8回でした。1死一三塁のチャンスを作ると、打席に小粥を迎えます。「球を待ったら負け。来た球を打った」と積極的な打撃で勝ち越しタイムリーを放ちました。県予選では1試合で5安打をマークしている好打者。今日も、シュアな打撃を存分に見せてくれました。
 明日は今夏甲子園出場の浜松開誠館と対戦。「能力は相手の方が上ですが、自分たちは勢いに乗っているので、それを武器に立ち向かっていきたいです」。目標は東海大会出場、そしてセンバツ。大きな壁に対し、どんな打撃を見せてくれるのか注目です。
 
Img_9576  愛鷹球場の第1試合では、日大三島の1年生右腕・小川秋月が公式戦初先発。4回3分の2を1失点に抑えました。「東都京葉ボーイズ」時代にジャイアンツカップで準優勝し、「永田(裕治)監督のもとで学びたかった」と日大三島に入学。すでに139キロを計測。1年生でその数字も驚きますが、魅力はそのスケールの大きさ。185センチの身長があり、しかもフォームがしなやかで柔らさを感じます。
 今日は初先発の緊張から、立ち上がりこそ球がバラつきましたが、徐々に指にかかるボールが増え、「小川がこれだけ投げることが出来たのは収穫だった」と永田監督も評価。筋肉量が増えたときに、どんなピッチャーになるのか。楽しみしかない逸材です!(編集部・栗山)

<写真上/3安打3打点の活躍を見せた小粥獅峯(浜松工)>
<写真下/公式戦初先発で役割を果たした小川秋月(日大三島)>

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2023年9月11日 (月)

秋季県大会2回戦(9月10日)~清水庵原球場レポート

<清水庵原球場2回戦>
常葉大橘4-3 知徳
駿河総合 2-1 磐田西
三島南 5-4 浜松商

09111_20230911122401  第1試合は知徳対常葉大橘の2回戦注目カード 。最速150キロを誇る知徳の小船翼に対し、「泥臭く1点を獲っていこう」と挑んだ常葉大橘が3回戦に駒を進めました。奪った4得点は全て内野ゴロの間の得点。練習から「ゴロゴー」を徹底してきたそうで、その成果を発揮しました。「150キロは打てない。内野ゴロで1点を獲る野球ができて良かった」と主将の木下瑞貴。自らも7回に一死三塁から二塁ゴロを放ち、その間に三塁走者が生還。安打は打てなくても仕事を果たし、胸をなでおろしていました。
 一方の小船は夏に比べて、フォームがより投手らしくなってきた印象。以前よりも体重移動がスムーズに。球速云々よりも、そこに彼の成長を感じました。秋から冬にかけてさらにパワーアップし、来春は無双してほしいです。

09112_20230911122801  続く第2試合は駿河総合が勝利。1対1で迎えた8回、1番・栁原武侍がレフト前に決勝タイムリー。県予選は不調に苦しんできたそうですが、下から救っていたイメージからボールを上から見る意識に変え、この日の活躍に繋げたとのこと。次戦は好投手の近藤秀太を擁する沼津東。「次も弱気にならず、強い気持ちを持って臨みたい」と元気良く誓ってくれました。敗れはしましたが、磐田西の宮本彪之介の好投も光りました。県予選から西部地区では評判になっていた右腕。体全体を使うフォームで、低めいっぱいに決まるストレートが良かったです。

 そして、第3試合は三島南が4番・芹澤諒真の2安打2打点の活躍などで接戦をものにしました。芹澤は2回に先頭打者として、同点の足掛かりを作るセンター前安打を放つと、5回には2死一三塁からセンターオーバーのタイムリー。「スルガボーイズ」でクリーンアップを打って全国大会に出場した好打者が本領を発揮しました。(編集部・栗山)

<写真上/打つだけでなく、リリーフでマウンドに上がって3回を無失点に抑えた木下瑞貴(常葉大橘)>
<写真下/勝ち越しタイムリーを放ち、ガッツポーズを作る栁原武侍(駿河総合)>

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2023年9月 9日 (土)

秋季高校野球県大会が開幕!

 秋季高校野球の県大会が本日、開幕しました。

<掛川球場1回戦>
星陵7-6 湖西
浜名 8-6 市立沼津

09091_20230909191901  掛川球場の第1試合は星陵が接戦の末に、湖西を下しました。星陵の齋藤肇監督は「2年がかりで作ってきたチーム。粘り強い野球ができるようなって頼もしい」と県大会での勝利に感無量の表情。新チーム結成当初の練習試合から、終盤の粘り強さを発揮してきたそうで、今日も同じような展開に持ち込んでの勝利となりました。4点を先制するも、中盤に逆転を許す嫌な展開。それでも勝ち越された直後の7回にすぐ同点とすると、9回には2死三塁から4番・佐々木一輝がしぶとくセンター前に持っていきました。「自分が還すつもりで打席に立った」と佐々木。投げては5回途中からマウンドに上がった井口駿が1失点に抑える好投で勝利に貢献しました。
09092  続く掛川球場の第2試合は浜名が逆転勝ちを飾りました。5回が終わって1対5と4点のビハインド。グランド整備中にそれまでの打撃が中途半端に見えた中道誠監督は「リスクを覚悟で割り切っていこう」と鼓舞。その言葉に選手たちが応えます。先頭の3番・中村蒼太が「この回に勝負にいくしかいないと思った」とセーフティバントを成功。中村の出塁を足掛かりに、この回5安打を集中して同点に。8回には1番・廣岡暖人のタイムリーで勝ち越しました。大会直前の9月3日に両チームは練習試合で対戦。その際、最終回のチャンスで凡打に終わっていたという廣岡。見事、リベンジを果たして塁上をガッツポーズを作っていました。(編集部・栗山)

<写真上/リリーフとして好投した井口駿(星陵)>
<写真下/8回に勝ち越しタイムリーを放った廣岡暖人(浜名)>

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2023年9月 4日 (月)

【高校野球秋季大会】組み合わせが決まる!

 第76回秋季東海地区高等学校野球静岡県大会の組み合わせ抽選会が本日、静岡市内で開催されました。今月9日に開幕し、上位3校が10月21日からの東海大会(岐阜県開催)に出場します。

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 夏の甲子園に出場した浜松開誠館は清水桜が丘と富士の勝者と対戦。昨秋の優勝校・常葉大菊川は初戦で科学技術との対戦が決まりました。また初出場の伊豆伊東は今夏準優勝の東海大静岡翔洋に挑みます。
 初戦の注目は磐田南と沼津東の「進学校対決」。磐田南の寺田直弘、沼津東の近藤秀太ともに好投手で接戦が予想されます。磐田東と飛龍の対戦も楽しみ。磐田東は剛腕・寺田光だけでなく、県予選では永井織空も台頭。しなやかな腕の振りからキレのあるストレートを投げ込みます。対する飛龍は県予選は4試合全てコールド勝ち。2本塁打を放った主砲の遠藤一輝を中心にバットが良く振れています。投の磐田東対打の飛龍。目が離せません!

★組み合わせはこちらから→https://drive.google.com/file/d/1EODOgE5Ya4n5Q3CjHaE07VUk0bX8lUDa/view

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2023年8月29日 (火)

秋季静岡県大会予選(8月28日)~磐田球場レポート

<磐田球場・上位決定戦>
聖隷クリストファー 6-3 磐田西 
掛川東 5-3 浜松商
磐田南 14-12 袋井(延長10回タイブレーク)

08291_20230829195501  乱打戦となった第3試合。一番の衝撃は袋井の1番打者・藤井優宗です。
 夏の大会では磐田球場でサヨナラ本塁打を放ち、今大会の県代表決定戦でも磐田球場で本塁打。そして、昨日はまたもや磐田球場で大暴れを見せました。
 初回の左中間を破る二塁打に始まり、第3打席でも左中間への二塁打。そして第4打席、第5打席はともにレフトスタンドに放り込みました。ライナー性の弾丸ライナー。打球が同じような角度で飛んでいきました。さらに延長10回にはマークされる中でライト方向への二塁打。この日、なんと2本塁打、3二塁打という、とてつもない結果を残しました。今は手が付けられない強打者。スイングが速いのはもちろんのこと、球をとらえる感覚が抜群でした。
 一方、磐田南の「3番ショート」の伊藤大地も負けていませんでした。初回にライトスタンドへの本塁打、その後も安打を重ねて計5安打をマークしました。巧みなグラブさばきに、スピードも◎。走攻守の三拍子が高いレベルで揃い、この世代の県内ではトップクラスの遊撃手でしょう。藤井、伊藤ともに県大会での活躍が楽しみです!

08292  第2試合は掛川東の1年生・中川翔太の好投が光りました。3回途中からマウンドに上がると、「腕を振ることだけを意識した」と力強いストレートとカットボールを武器に、最後まで投げ切りました。「菊川ボーイズ」時代から大型左腕として注目してきた選手。高校入学後、1年夏から登板するもストライクを入れることを意識するあまり、腕が振れなくなってしまったとのこと。今大会前にブルペンで大まかなコースでいいから、腕を振ることだけを心掛け、状態を上げてきたそうです。「今日はランナーを出しても抑えることができて少し自信になった」と中川。県大会では中学時代のチームメートである「島田商の赤堀(太一)と対戦してみたい」と話していました。身長180センチに腕も柔らかくしなる。今後の飛躍が期待できます。(編集部・栗山)

<写真上/本塁打2本を放った藤井優宗(袋井)>
<写真下/好投を見せた中川翔太(掛川東)>

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