静岡県の高校野球

2021年9月25日 (土)

秋季県大会準々決勝(9月25日)~草薙球場レポート

秋季高校野球静岡大会は本日、準々決勝が行われました。ベスト4に残ったのは静岡、日大三島、聖隷クリストファー、浜松西です。

★第1試合 日大三島 10-9 掛川西

09251  日大三島がシーソーゲームの激闘を制し、ベスト4進出を決めた。7対9と2点を追いかける9回裏、2死まで追い詰められるも、4番・松永陽登、5番・野口央雅が安打でつなぎ、満塁のチャンスを掴む。ここで代打の島田誠也が「自分で決めようと思った」とレフトオーバーの二塁打でサヨナラ勝ちを決めた。永田裕治監督は「大人しかった子供達がガツガツとするようになってきた。ようやってくれた」と試合後に選手を称え、東海大会切符をかけた次戦の静岡高に向けて「もう一回調整したい」と気を引き締めた。一方の掛川西は、9回表に2死から同点に追いついたが、あと一歩及ばなかった。

<写真/サヨナラ安打を放ち、チームメートと喜ぶ島田誠也(日大三島)>

★第2試合 聖隷クリストファー 4-3 静岡市立

09252  静岡市立は4回に1点を先制。7回には4番・青山颯斗の2点タイムリーで加点する。しかし、3点を追いかける聖隷クリストファーは8回に反撃。9番・弓達寛之のタイムリーなどで一気に同点とすると、なおも二死満塁から3番・赤尾大翔のタイムリーで勝ち越しに成功した。直後の9回表はエースの弓達が3人で締め、聖隷クリストファーが2年ぶりのベスト4進出を決めた。「この子達にとって大きな勝ちになった」と上村敏正監督。戦うごとに力をつける選手の成長に目を細めた。

<写真/勝利を飾り、ガッツポーズを作る弓達寛之(聖隷クリストファー)>

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2021年9月23日 (木)

秋季県大会3回戦(9月23日)~草薙球場レポート

★第1試合 静岡 4-1 加藤学園

09241_20210924054701 静岡の最速147キロ右腕・吉田優飛が公式戦初先発で初完投を飾った。初回に1点を失ったものの、2回以降は無失点に抑える好投。「今日はスピードよりも、打者をどう抑えるかを考えた」と吉田。140キロ前後の力強いストレートとスライダーとのコンビネーションが光った。5回以降は毎イニングのように「まだいけるか」と本人に確認していたという池田新之介監督は「期待以上のピッチングで頼もしかった」と称賛。打線は、1年生の知念崇太が「9番ライト」で抜擢されると、初回にタイムリー二塁打を放つ活躍。公式戦初打席でチームを勢いづける貴重な一本を放った。

<写真/公式戦初先発で初完投を飾った吉田優飛(静岡)>

★第2試合 静岡市立 2-1 浜松市立(延長10回)

09242_20210924055001 静岡市立が「市立対決」を制して、4年ぶりのベスト8進出を決めた。4回に5番・岸本真聡のタイムリーで先制。その後、同点とされるも、エース・近藤雅也が打たせてとる粘りの投球で踏ん張り続ける。1対1で迎えた延長10回、2死三塁から打席に入るのは主砲の青山颯斗。「変化を待っていた」と、4球目のフォークを強振すると、打球は左中間へ。勝ち越しのタイムリー二塁打となった。「ピッチャーの雅也が頑張ってくれたおかげ」と139球を投げ抜いたエースを労った青山。捕手としてもチームを支える大黒柱は「自分たちのやるべきことをやり、一戦必勝でもっと上を目指していきます」と次戦を見据えた。

<写真/勝ち越しタイムリーを放った青山颯斗(静岡市立)>

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2021年9月19日 (日)

秋季県大会2回戦(9月19日)~清水庵原球場レポート

 秋季高校野球の県大会2回戦が本日10試合行われました。清水庵原球場で行われた2試合のレポートです。

★第1試合 常葉大橘 4-3 御殿場西(延長11回)

09191_20210919191501  常葉大橘が優勝候補一角の御殿場西を破った。2点を追いかける8回に2番・長谷川悠、3番・古屋匠朗の連続タイムリーで同点。3対3で迎えた延長11回には1死二塁から4番・松田碧海がライトへ勝ち越しタイムリーを放った。「最後まで攻めの気持ちを貫けた」と松田。投げては1年生右腕・山内照が角度のあるストレートを武器に6回2失点の好投。7回から登板の土屋陽斗は8回からの4イニングを無安打に抑えた。注目の好左腕・藁科優斗を攻略しての勝利。片平恭介監督は「正直、藁科君から2安打か3安打くらいしか打てないと考えていた。それくらいいいピッチャー。実戦経験のない中で3番と4番がいいところで打ってくれた」と称えた。

<写真/延長11回に勝ち越しタイムリーを放つ松田碧海(常葉大橘)>

★第2試合 科学技術 10-7 伊東商

09192_20210919191501  県大会初出場の科学技術がベスト16入りを決めた。初回に4点を先制すると、2回に1点、さらに3回にも4点を奪う。エース・兵庫悠真は本調子ではなかったものの、5回を1失点にまとめる。中盤以降に失点を許し、「低めに集めて打たせる自分本来の投球ができなかった」と反省も、「県で2勝は素直に嬉しい」と大量援護のバックに感謝。「試合ができることに喜びを感じ、1戦1戦戦っていきたい」と次戦を見据えた。

<写真/中盤まで相手打線を抑えた兵庫悠真(科学技術)>

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2021年9月11日 (土)

秋季県大会1回戦&2回戦(9月11日)~掛川球場レポート

 秋季高校野球の県大会が本日開幕しました。掛川球場で行われた2試合のレポートです。

★第1試合 掛川西 3-0 富士宮東

09111_20210911194901 掛川西は新エースの左腕・岩澤孔大が好投を見せた。「ストライク先行でいくことができた」と、序盤からテンポの良い投球で奪三振ショー。9回2死の場面で山本柊太にマウンドを譲ったものの、10三振を奪って無失点に抑えた。キレのあるストレートとチェンジアップが武器。抜群の安定感を誇る。「自分は沢山(優介)さんとは投手としての生き方が違って三振をとるピッチャーではないが、今日は結果的にとることができて良かったです」。また、打線は2回に7番・小原風晟のタイムリーで先制。3回にも1点を加えると、4回には3番・今駒翔太のタイムリーで突き放した。

掛川西・大石卓哉監督
「岩澤はベストピッチングだった。ストレートも変化球もキレていた。長い秋になるように、1戦1戦成長していきたい」

<写真/安定感抜群の投球で10三振を奪った岩澤孔大(掛川西)>

★第2試合 浜松西 8-2 吉原

09112 浜松西は初回、4番・牧野龍之介のタイムリーで先制。2回には2死一二塁のチャンスから1番・伊藤聡汰がレフト線を破るタイムリーを放ち、2者が生還。この回、一挙に4点を奪って試合を優位に進めた。一方の吉原は6回と7回に1点ずつ返すも、浜松西は8回に3番・龍野太優、牧野の連続三塁打でダメ押しとなる2点を挙げた。浜松西は2回戦に駒を進めたが、主将の伊藤は「自分たちのやりたい野球がなかなかできなかった」と細かいミスを反省。次戦に向けては「この一週間でもう一段階上げていきたい」と気を引き締めた。

浜松西・佐藤光監督
「反省点はあるが、公式戦は勝つことが大切。試合をこなしながら強くなっていきたい」

<写真/2安打2打点の活躍を見せた牧野龍之介(浜松西)>

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2021年9月 6日 (月)

秋季県大会の組み合わせが決定!

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 秋季高校野球の静岡県大会(11日開幕)の組み合わせ抽選会が本日、静岡市内で行われました。今年は例年よりも出場校が増え、計37チームで争われます。

 初戦の注目カードは浜松工と東海大静岡翔洋の一戦です。投打にタレントを揃えた浜松工は、西部大会で常葉大菊川を破るなど実力を発揮。県大会でも優勝候補に挙がります。一方、東海大静岡翔洋は森下倫明新監督の初陣となります。両チームは今夏の県大会4回戦で対戦し、東海大静岡翔洋が5対3で勝利しています。今回も、白熱した試合が期待されます。
 また、今夏の甲子園出場校の静岡高は、9年ぶりに県切符を勝ちとった誠恵との対戦が決まりました。

<写真/抽選を引く静岡高・池田新之介監督(左端)>

★組み合わせはこちらから→https://shizuoka-hbf.com/wp-content/uploads/2021/09/%E7%AC%AC74%E5%9B%9E%E7%A7%8B%E5%AD%A3%E9%9D%99%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E5%A4%A7%E4%BC%9A%E7%B5%84%E5%90%88%E3%81%9B.pdf

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2021年7月28日 (水)

静岡高が2大会連続26度目の甲子園へ!

 夏の静岡大会決勝戦は静岡高が東海大静岡翔洋を下し、2大会連続の甲子園出場を決めました!

★7月28日 第103回全国高等学校野球選手権静岡大会決勝 

   チーム
東海大静岡翔洋 0 0 0 0 0 0 0 0 0
静岡 1 1 0 0 2 0 0 0 ×

(東)鈴木-石上
(静)髙須-川端
▽二塁打=鈴木(東)池田2、山本(静)
▽本塁打=池田(静)

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07282_20210728204201  静岡高は初回に、2死二塁から3番・座馬礼央の投手強襲のタイムリーで1点を先制。2回には8番・山本和輝の二塁打からチャンスをつかみ、1番・渋谷泰生の犠飛で追加点を挙げます。さらに5回には4番・池田惟音がライトスタンドへ2ラン本塁打。リードを広げていきました。
 投げてはエース・髙須大雅が5回まで無安打に抑える完ぺきな投球。中盤以降も抜群の安定感を見せ、9回にはこの日最速となる145キロをマーク。散発2安打で完封を飾りました。「秋春と悔しい思いをして、甲子園で勝つためにやってきた」と髙須。今大会は5試合37イニングを投げて無失点。甲子園でも、快投が期待されます。

 決勝戦は登板がありませんでしたが、髙須とともに2年生右腕・吉田優飛の甲子園デビューも楽しみ。春から夏にかけて急成長し、今大会は147キロをマーク。投げれば投げるほど、球速が上がっている大器です。「今日の髙須さんの投球は参考になりました。甲子園で投げる機会があれば、自分がこれまでやってきたことを全て出したいと思っています」。
 今年の夏は、まさに王者の貫禄で投打ががっちりと噛み合った静岡高。甲子園では上位進出を目指してほしいです。(編集部・栗山)

<写真上/甲子園出場を決めた静岡高ナイン>
<写真下/完封を飾った髙須大雅(静岡高)>

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2021年7月27日 (火)

決勝は静岡高対東海大静岡翔洋!

 夏の静岡大会は準決勝が行われ、静岡高と東海大静岡翔洋が決勝進出を決めました。

<準決勝>
静岡 7-0 磐田東(7回コールド)
東海大静岡翔洋 2-0 掛川西

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 第2試合は東海大静岡翔洋が第2シードの掛川西を下しました。エース右腕・鈴木豪太が力強いストレートを武器に完封。打線は初回に3番・落合昴天、4番・石上賢真の連続二塁打で先制すると、3回は落合のタイムリーで2点目を奪いました。
 掛川西はプロ注目の沢山優介が5回から登板。初球にいきなり自己最速となる145キロを計測します。計5イニングで6奪三振。県ナンバー07272_20210727000801 左腕の実力を発揮しました。
 試合後、沢山は「甲子園で2勝するという目標を達成できなくて悔しいです。次のステージに向けてまた頑張っていきたいです」と前を向いていました。一方、「Wエース」として先発のマウンドに上がった榊原遼太郎は、「相手の勢いに飲まれてしまったところがありました。まだ負けた実感がわきません」と涙を堪えながら球場を後にしました。今後の進路について沢山は社会人、榊原は大学でプレーすることを明言。数年後、成長した2人がプロの世界で投げ合う姿を見たいです!

 決勝戦は静岡高対東海大静岡翔洋のカードとなりました。昨年11月の静岡市内大会で両チームは対戦。延長10回タイブレークの末に東海大静岡翔洋が勝利しています(7対6)。果たして、今回はどんなドラマが生まれるのでしょうか。2年ぶりの甲子園をかけた決勝戦も、全力で取材したいと思います。(編集部・栗山)

<写真上/17年ぶりの決勝進出を決めた東海大静岡翔洋ナイン>
<写真下/今後は社会人からプロを目指す沢山優介(掛川西)>

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2021年7月25日 (日)

静岡大会ベスト4決まる!

 夏の静岡大会は昨日準々決勝が行われ、ベスト4が出揃いました。
 
<準々決勝>
磐田東 5-2 藤枝明誠
静岡 7-0 富士市立(7回コールド)
掛川西 7-0 島田商(7回コールド)
東海大静岡翔洋 8ー4 桐陽

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 昨日の準々決勝では磐田東が第1シード・藤枝明誠を下しました。
 3回に1番・水野琉唯石川優吾植田弘敏の3連打で逆転に成功。投げては、冨田優吾が10安打を浴びながらも、藤枝明誠打線を2失点に封じました。磐田東は2011年以来となるベスト4入り。悲願の甲子園出場に一歩近づきました。
 一方、藤枝明誠は秋春に続く県3冠はならず。それでもこの日、高校通算35本目となる本塁打を放った川瀬譲二主将を中心に最後まで諦めない粘りの野球を見せてくれました。光岡孝監督は「悔しい気持ちはあるが、1年間を通して立派な結果を出してくれた」と泣き崩れる選手たちをたたえていました。(編集部・栗山)

<写真/2011年以来のベスト4進出を決めた磐田東ナイン> 

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2021年7月23日 (金)

夏の静岡大会4回戦(7月23日)~清水庵原球場レポート

07231_20210723074701   第1試合は掛川西が1対0で勝利。6回に4番・羽切佑太朗がスクイズを決めると、6回途中からマウンドに上がったエース・沢山優介が打者13人に対し9三振を奪う圧巻の投球を披露しました。
 敗れはしたものの、東海王者相手に清流館の健闘も光りました。「本気で勝つつもりで試合に臨んだ」と小泉将志監督。「練習してきたことを存分に出してくれた。選手には100点満点をあげたい」と力を出し切った選手に拍手を送っていました。この日、掛川西打線を1失点に抑えた右腕の鈴木佑心朗は2年生。新チームは部員10人になるそうですが、イケイケの野球で秋も躍進を期待したいです。

 第2試合は桐陽が磐田南を下し、2011年以来、10年ぶりのベスト8進出を決めました。公式戦初完投を飾ったのが坂本翔星。最後まで粘り強い投球が光りました。準々決勝に向け、「目標のベスト8をクリアしたので1戦1戦やっていきたいです」と意気込んでいました。
 07232 磐田南は3番・加藤大喜が1打席にライト前安打を放つと、第4打席は右中間を破る二塁打。一人だけ、打球音と打球スピードが違いました! 1年夏から4番に座ったスラッガー。今大会は3番打者として、11打数7安打をマークしました。「後悔するスイングだけはしたくありませんでした。やり切れました」と試合後は清々しい表情を浮かべていた加藤。今年野球殿堂入りした川島勝司氏(元ヤマハ監督)は遠縁にあたり、毎年新年に会う際には打撃フォームをチェックしてもらっていたそうです。名将から受け継いだ豪快なスイングを持ち味に、大学野球でも輝いてほしいです!(編集部・栗山)

<写真上/6回にスクイズを決めた羽切佑太朗(掛川西)>
<写真下/2安打を放った加藤大喜(磐田南)>

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2021年7月21日 (水)

夏の静岡大会3回戦(7月20日)~愛鷹球場レポート

 第2試合はセンバツ出場の三島南が静岡商を破り、ベスト16入りを決めました。 
07211_20210721075701  ヒーローは4番の小堂湧貴です。前を打つプロ注目・前田銀治がマークされる中、初回にライト前にタイムリー。8回にはダメ押しとなる本塁打をレフトスタンドに放ちました。高校通算5本目の本塁打で公式戦は初アーチ。「いい回転で飛んでいってくれた」と、試合後は嬉しそうな表情を浮かべていました。
 一方、前田は4打数無安打も、守備でチームに貢献。ピンチの場面で外野に抜けそうな打球を俊足を生かして何度もキャッチ。センター付近に打たせておけば、全部アウトにしてくれるという安心感がありました。この日も多くのプロのスカウトが視察。部長クラスの顔もありました。シートノックを見たあるスカウトは「子供の中に一人大人が混ざっているな」と前田を称賛。試合後は打てなかった責任を感じてか、暗い表情でしたが、気持ちを切り替えて次の試合に臨んでほしいです。

07212_20210721080101  また、第1試合では島田商がシード校の加藤学園を破りました。
 島田商はエース・新木柊が加藤学園打線を相手に快投。ストレート、変化球ともに丁寧に低めに投げ込み、1失点完投を飾りました。野手陣で目についたのは1年生の中山絢斗。「9番ショート」で先発出場し、攻守で勝利に貢献しました。打っては5回に先制点につながるレフト前安打を放つと、7回には冷静に四球を選び、2番・太田光優の二塁打で勝ち越しのホームを踏みます。守備でも、安定したグラブさばきとスローイングで新木を盛り立てました。ただでさえ、プレッシャーのかかる夏。その中で1年生ながら落ち着いてプレーする姿に驚きました。次戦以降も注目していきたいと思います。(編集部・栗山)

<写真上/本塁打を含む2安打2打点の活躍を見せた小堂湧貴(三島南)>
<写真下/攻守で勝利に貢献した1年生の中山絢斗(島田商)>

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