静岡県の高校野球

2022年5月 8日 (日)

春季県大会決勝&3位決定戦(5月8日)~草薙球場レポート

★決勝戦  浜松開誠館 7-4 静岡

05081  浜松開誠館が初優勝を飾った。初回に押し出し四球と9番・吉松礼翔のレフト前タイムリーで4点を先制。2回には3番・本多駿、4番・斎藤健介の連続二塁打で1点を追加する。さらに7回に4番・斎藤がレフトスタンドに本塁打を放ち、リードを広げた。一方の静岡は2番手の亀井海夏人が好投を見せ、8回には2死からの4連打で2点を返すも、反撃はそこまで。浜松開誠館は8回途中から主砲の静内龍之介がマウンドへ。140キロをマークした力強いストレートを武器に、試合を締めた。

浜松開誠館・佐野心監督
「自信になった部分はあったと思うが、課題も見つかった春の大会になった。まだまだ公式戦を勝ち上がる体力がない。バントの精度や内野守備を中心にもう一度鍛えていきたい」

<写真/レフトスタンドに本塁打を放った斎藤健介(浜松開誠館)>

★3位決定戦 掛川東 7-6 静清

05082  掛川東が逆転勝ちで夏の第3シードを獲得した。3点を追いかける8回に代打・谷口大容のタイムリーなどで同点に追いつく。その裏、1点を失うも、9回2死満塁から再び谷口が泳ぎながらもライト前にしぶとく持っていき、2者が生還した。投げては2年生の加藤敦也が最後まで粘り強く投げ続けた。

掛川東・世古雄馬監督
「加藤には信頼を勝ち取ってほしいと思って最後まで投げさせた。色々なメンバーを使いながら、強豪の静清さんに勝てたことは自信になると思う」

<写真/粘り強い投球で完投した加藤敦也(掛川東)>

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2022年5月 5日 (木)

春季県大会準々決勝(5月5日)~草薙球場レポート

 高校野球の春季県大会は準々決勝が行われ、掛川東、静岡、静清、浜松開誠館が勝利しました。

★第1試合  静岡 3-1 常葉大橘

05051_20220505174101  静岡は先発の法月彰弘が5回まで無安打に抑える快投。変化球を軸に相手打線に的を絞らせず、最後まで投げ切って完投を飾った。打線は5回に1番・山本和輝のタイムリー二塁打で先制。6回、7回にも効果的に得点を加えた。

静岡・池田新之介監督
「法月は成長の様子が見て取れるピッチングだった。もっともっと勝てるピッチャーになってもらいたい。この春は1試合でも多く公式戦を戦いたいと思っている。県大会のあと2試合、夏に繋がる戦いをしていきたい」

<写真/1失点完投を飾った法月彰弘(静岡)>

★第2試合  浜松開誠館 4-3 日大三島

05052_20220505174501  浜松開誠館がセンバツ出場校の日大三島を撃破した。3点を追いかける3回、4番・本多駿、5番・斎藤健介の連続タイムリーなどで同点に。6回には1番・廣﨑漣のタイムリーで勝ち越した。投げては2番手の廣瀬が3回を無失点に抑えると、6回からエース・山口祥吾が気迫の投球で相手打線を封じた。

浜松開誠館・佐野心監督
「夏を見据えてベスト8からの3試合でいかに自分たちの野球ができるかが大切になってくると、選手たちに言ってきた。そういう意味ではまだまだだった。それでも1点差で試合を拾えたのは大きい」

<写真/打っては4安打、投げては3回を無失点に抑えた廣﨑漣(浜松開誠館)>

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2022年4月30日 (土)

春季県大会2回戦(4月30日)~清水庵原球場レポート

★第1試合  掛川東 5-4 駿河総合

04301_20220430192101  掛川東が接戦をものにして3回戦進出を決めた。1対1で迎えた6回、2死二三塁から4番・山﨑廉隼のセンター前タイムリーで2点を勝ち越し。さらに5番・谷口大容の三塁前へのセーフティスクイズで1点を追加した。投げては先発の宇田篤史が力強いストレートを武器に7回1失点の好投。8回に1点差まで詰め寄られたが、最後は平尾優成が締めた。注目左腕・原崎翔洋の対策として、この1週間、スピードボールを打ち込んできたという掛川東。次戦の加藤学園に向けて世古雄馬監督は「昨夏に負けている相手。先輩たちの思いを背負って戦ってくれると思う」と気を引き締めた。

<写真/勝ち越しタイムリーを放った山﨑廉隼(掛川東)>

★第2試合 浜松開誠館 12-0 富士(6回コールド)

04302_20220430192301  浜松開誠館はエース左腕の山口祥吾が投打で活躍した。投げては5回を1安打に抑える好投。打っては3回にライトスタンドに本塁打、5回にもタイムリー安打を放った。スタンドでプロのスカウトが目を光らせる中、アピールしたのが3番打者の静内龍之介。第3打席、第4打席ともに猛烈な打球の二塁打をレフト方向に放った。一方の富士は技巧派左腕の松﨑登生が3回を1失点に抑えたが、浜松開誠館の強力打線の前に苦しい展開に。4月に就任した稲木恵介監督は「選手たちが県大会のレベルを知っただけでも大きい。夏に向けて少しでも差を縮めていきたい」と収穫を口にして球場を後にした。 

<写真/投打で活躍を見せた山口祥吾(浜松開誠館)>

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2022年4月29日 (金)

春季県大会2回戦(4月29日)~掛川球場レポート

 春季県大会2回戦が行われました。掛川球場は初戦で優勝候補の常葉大菊川と御殿場西がいきなり激突。バックネット裏が満員となる中、好ゲームが繰り広げられました。なお、第2試合(浜松日体対島田商)は雨のため、明日に順延となりました。

★第1試合  御殿場西 7-5 常葉大菊川

04291  御殿場西が逆転勝ちで初戦を突破した。勝負強い打撃で6打点を挙げたのが久松凌大だ。4回に満塁から走者一掃のタイムリー三塁打を放つと、1点を追う8回も2死満塁からライト線へタイムリー三塁打。これが決勝打となり、試合後は「菊川相手に勝てて嬉しい」と笑顔を見せた。投げては左腕の藁科優斗が力強いストレートとキレのある変化球を武器に力投。9回は最後の打者を打ち取ると、大きくガッツポーズを作った。一方の常葉大菊川は「4番キャッチャー」の鈴木叶が7回にレフトスタンドに2ラン本塁打。プロ注目の安西叶翔が5回からマウンドに上がり、140キロ台中盤の剛球を武器に7三振を奪ったが、相手の粘りに屈した。

御殿場西・森下知幸監督
「藁科がようやく安定してきた。今日は雨の状況が悪い中でも良く投げてくれたと思う」

<写真/8回に逆転タイムリーを放って喜びのガッツポーズを作る久松凌大(御殿場西)>

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2022年4月23日 (土)

春季県大会1回戦&2回戦(4月23日)~清水庵原球場レポート

 春季高校野球の県大会が本日開幕しました。清水庵原球場は静清と島田商がコールド勝ちを飾りました

★第1試合  静清 8-1 吉原(7回コールド)

04231   静清は0対0で迎えた4回、5番・高橋尚志のタイムリー三塁打で先制。高橋は5回のチャンスでも2点タイムリーと勝負強さを発揮した。この試合は3安打3打点と好調。大会直前の都日野(東京)との練習試合で逆方向となる左中間に本塁打を放って手応えを掴んでいたとのこと。試合後は「まずはシードを獲りたい」と、次戦に向けて気持ちを高ぶらせていた。投げては186センチの長身右腕・久保陸弥が角度のあるストレートを投げ込み、6回1失点に抑える好投を見せた。

<写真/先制のタイムリー三塁打を放った高橋尚志(静清)>

★第2試合 島田商 10- 0 小山(6回コールド)

04232  島田商は初回に3点を先制すると、なおも満塁から2年生の9番・中山絢斗がセンターオーバーの三塁打。この回、一挙6点を奪って試合の主導権を握った。守備力を買われて1年夏から公式戦に出場する中山。この日は持ち味の守備範囲の広さに加え、バットが内から出るシャープな打撃でもチームに貢献した。また、身長187センチの注目サイド左腕・田村勇翔は「状態が悪いなりに試合を作ることができた」と、5回3分の2を2安打に抑えた。

<写真/3安打3打点の活躍を見せた田村勇翔(島田商)>

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2022年3月31日 (木)

新高校1年生の井上葵來&井出謙吾に会ってきました!

03314  先週、富士宮市の室内野球練習場「ヒットエンドラン」にお邪魔してきました。運営するのは水越佳明さん。「富士根南エコーズ野球スポーツ少年団」の監督を23年間に渡り務め、2009年に「球遊友」を設立。18年からは「富士宮の子供たちに野球ができる環境を作りたい」と同場所で野球教室などを行っています。室内練習場だけでなく、酸素ルームも完備されているのには驚きました。

 取材に伺った日は、ちょうど硬式準備野球教室ということで、4月から高校に入学する中学3年生が集まっていました。
 その中に、小学生時代に取材した井上葵來(静岡裾野シニア)と井出謙吾(富士根南中)の2人の姿も。井上は横浜高(神奈川)、井出は静岡高にそれぞれ進学することが決まっています。今回は2人に高校に向けての意気込みを伺ってきました。

★井上葵來(静岡裾野シニア→横浜高)

03311_20220331163501 ――横浜高に進学を決めた理由を教えて下さい。
井上 選手一人一人の意識が高く、自分もその中でプレーしたいと思いました。

――昨年の夏の大会後、高校に向けてどんなことを取り組んできましたか?
井上 毎朝走りました。バッティングはフォームをイチから見直し、もう一度作っていきました。
――高校での目標を聞かせて下さい。
井上 まずはすごい先輩たちについていき、1年夏からベンチ入りしていきたいです。
――高校では佐々木麟太郎選手(花巻東)のような活躍を期待しています。
井上 佐々木選手とは、僕は少しタイプが違うと思っています。左中間、右中間に伸びるような打球が理想です。打率も稼げて、ホームランを打てるバッターを目指していきます。

★井出謙吾(富士根南中→静岡高)

03312 ――元々、静岡高への憧れはあったのでしょうか?
井出 はい。ありました。一人一人の意識の高さ、文武両道に憧れを持っていました。
――井出選手は井上選手のように硬式ではなく、軟式で鍛えてきました。どのような考えを持って中学の3年間を過ごしてきましたか?
井出 硬式にいった選手に負けないように重いバットを使って練習してきました。
――井出選手の武器はどのあたりになりますか?
井出 率を残せるバッティングです。あと、声を出すことや泥臭くプレーすることだと思います。
――高校での目標を聞かせて下さい。
井出 チームが甲子園に行くために貢献していきたいです。やっぱり、甲子園で葵來と対戦したいです。


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 中学通算20本塁打のスラッガー・井上と強肩強打の捕手・井出。学童時代は同じチームに在籍し、中学は硬式と軟式に分かれました。それでも常に高いレベルで意識しあってきたそうです。甲子園という舞台で対決してほしいと思います!(編集部・栗山)

<写真/上から水越佳明さん、井上葵來、井出謙吾、井出(左)&井上(右)>

★井上と井出、2人の小学生時代の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2018/12/jr-4bec.html

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2022年1月28日 (金)

日大三島が38年ぶり2度目のセンバツ出場へ!

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 センバツ高校野球の選考会が本日開催され、日大三島が38年ぶり2度目の出場を決めました。
 決定の報せを受け、「身が引き締まる思い」と永田裕治監督。加藤大登主将は「東海の代表として悔いのないように戦いたい」と意気込みを語りました。昨秋の東海大会では優勝。投打の柱の松永陽登を中心に1戦1戦、力をつけてきました。甲子園での目標は校歌を歌うこと。名将・永田監督がどうチームを仕上げてくるのか楽しみです。
01282  一方、昨秋の東海大会準優勝で出場が有力視されていた聖隷クリストファーには吉報が届かず。上村敏正監督は「思い通りにならないことは確かにいっぱいあると思うけど、今回の思い通りにならないっていうのは生徒たちが受け入れられるどうか」と選手を心配。「本当に今は子供たちに何を言ってあげたらいいのか分からない」と困惑しているようでした。すぐに切り替えることは難しいと思いますが、上村監督のもと逞しいハートを養っている選手たち。彼らならきっと、この困難を乗り越えてくれるはずです。

<写真上/センバツ出場を決めた日大三島の選手たち>
<写真下/上村敏正監督の話を聞く聖隷クリストファーの選手たち>

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2022年1月 1日 (土)

明けましておめでとうございます!

 新年、明けましておめでとうございます。

01011 今年はまず、今月28日に行われるセンバツ出場校の発表が楽しみですね。東海大会優勝の日大三島と同準優勝の聖隷クリストファーの出場が有力。県勢のW出場が決まれば35年ぶりの快挙です。
 昨年末は両校を取材。日大三島は「このオフは個人個人で目標を立て、レベルアップしている」と加藤大登主将。「春には最速で145キロ、常時140キロを出せるようにしたい」というエース・松永陽登は、また体が一回り大きくなっている印象でした。
 一方の聖隷クリストファーは上村敏正01012監督が求める「スピードとキレを上げること」がこのオフのテーマ。ピリッとした緊張感のある雰囲気の中で黙々と練習に励んでいました。右ヒジを痛めていたエースの弓達寛之も回復に向けて順調だそうでホッとしました。

 現在、編集部では『静岡高校野球2022春号』の取材&編集中。今回は上記2校だけでなく、県内全109校に実際に足を運び、取材中です。正式な発売日や内容が決まりましたら、またこのブログでお知らせします。どうぞよろしくお願いいたします。(編集部・栗山)

<写真上/トレーニングに励む松永陽登(日大三島)>
<写真下/上村敏正監督の話を聞く聖隷クリストファーの選手たち>

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2021年11月20日 (土)

【大学野球オータムフレッシュリーグ】静岡大が2連勝を飾る!

 「大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」の2日目。草薙球場では静岡大が明治大と中京大を下し、連勝を飾りました。
 
11201  静岡大は佐藤啓介が大暴れ。中京大中京出身の2年生。2試合目の相手・中京大には同級生や後輩もいたそうで、「胸を借りるつもりで試合に入った」という佐藤。5回、満塁で打席が回ってくると、2球目のストレートを強振。ライナー性で飛んだ打球はライトフェンスを越え、満塁本塁打となりました。
 先月の東海地区秋季選手権大会でも本塁打を放っている好打者。単打も長打もコンスタントに打てる技術はもちろんのこと、大事な場面で結果を残すメンタルが素晴らしかったです。来年の目標は全国大会に出ること。「チームの柱として自覚を持って取り組みたい」と意気込んでいました。
 また投手陣は明治大戦で吉田哉太が6回2失点の好投。中京大戦では古川陽都が6回途中まで1失点に抑え、勝利に貢献しました。

11202  中京大の漢人友也は、西ヶ谷球場の第1試合で行われた浜松西戦で登板。1回0/3を無失点に抑えます。その後、草薙球場に移動しての静岡大戦では志願してマウンドへ。9回の1イニングを無失点(2奪三振)に抑えました。キレのあるストレートに加え、この夏から取り組んでいるというスローカーブが威力を発揮。「最後は草薙球場に来て下さったお客さんに見てもらいたいと思い、投げさせてもらいました。この3試合で結果が出て良かったです」と収穫を口にしていました。

 この日は高校生チームも登場。来春のセンバツ出場が有力の聖隷クリストファーが明治大と対戦。0対2で敗れたものの、大学生相手に先発の左腕・塚原流星が2失点完投。レベルの高い相手に対し、持ち味の緩急を生かした投球を見せてくれました。今日の投球を自信に一冬を過ごしてほしいと思います。(編集部・栗山)

<写真上/満塁本塁打を含む、2試合で4安打を放った佐藤啓介(静岡大)>
<写真下/無失点でマウンドを降りる漢人友也(中京大)。2日間で3試合に登板した>

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2021年11月 8日 (月)

「第4回大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」の開催概要記者会見が開催&公式プログラムのご案内!

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 「第4回大学野球オータムフレッシュリーグin静岡」の開催概要記者会見が本日、静岡市役所にて行われました。今年は11月19日からの3日間、大学11校、高校6校による交流戦が計19試合組まれています(ボーイズリーグ県選抜vsリトルシニア県選抜の試合もあります!)。
 本日の記者会見では、慶應義塾大・杉山勇征(清水東出身)、筑波大・榊原慎太郎(島田出身)、静岡大・荒井瑞紀(静岡東出身)が参加。それぞれ、以下のような意気込みを語りました。

慶應義塾大・杉山「高校1年生、2年生のときに、このオータムリーグに出場し、それが大学で野球を続けるきっかけとなりました。秋のフレッシュリーグでは悔しい思いをしました。それを晴らしたいです」

筑波大・榊原「筑波大の野球を静岡の皆さまに知っていただきたいです。今まで育ててもらった監督、家族に元気にプレーしている姿を見てもらいたいです」

静岡大・荒井「県外の強豪相手にチーム、自分の力がどこまで通用するのか楽しみです。地域の方々に元気を与えられるプレーがしたいです」

11082 ※大会に先立ち、「静岡高校野球」が編集協力した公式プログラムが完成しました。大会当日、各球場で購入することができます。また、戸田書店清水江尻台では先行発売しています!

★組み合わせはこちらからご覧下さい。→https://baseball.sfc.keio.ac.jp/autumnfresh-league/schedule.html
なお、参加予定だった日大三島は明治神宮大会出場が決まったため、11月20日の西ケ谷球場の第3試合は早稲田大対日大国際関係学部の対戦となりました。

<写真/左から大場祐輔(静岡大/企画チーム)、杉山勇征(慶應義塾大)、榊原慎太郎(筑波大)、荒井瑞紀(静岡大)、大澤昴輝(静岡大/企画チーム)>

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