静岡県の高校野球

2017年8月10日 (木)

「第1回48(ヨンパチ)ベースボールカップ」が開催されました!

 「秋の大会前に腕試しを――」
 昭和48年生まれの指導者が集まり、新たな大会が開催されました。名付けて、「48(ヨンパチ)ベースボールカップ」。県内に昭和48年生まれの指導者が多く、大会形式にして、選手のモチベーションを高めようという狙いから始まりました。
 第1回大会に参加したのは富士宮東、伊豆中央、焼津水産、島田樟誠、藤枝北、浜松西、新居、静岡東の計8校。7月30日に3会場で予選を行い、伊豆中央、藤枝北、浜松西が8月8日の決勝トーナメントに進出しました。

◆決勝トーナメント<8月8日・藤枝総合運動公園>

浜松西 6-0 藤枝北
伊豆中央 5-5 浜松西
(延長10回タイブレーク:伊豆中央 2-1 浜松西)
藤枝北 9-3 伊豆中央

08102_2 第1回大会を制したのは浜松西です。第1試合の藤枝北戦で、先発の岩田旭生(175cm72Kg、右投左打)が4安打完封。真上から投げ下ろす本格派タイプで、130キロを超えるストレートと縦のスライダーが冴え渡りました。第2試合は、伊豆中央相手にタイブレークの末に敗れたものの、得失点差の関係で優勝を飾りました。この試合で完投した1年生右腕・平野駿(169cm64Kg、右投右打)も、フォームのバランスと腕の振りが良かったです。浜松西はここ数年、打撃のチームのイメージが強かったのですが、新チームにはそれにプラスして投手陣も安定しています。
 佐藤光監督は「第2試合はミスもあり、必ずしも喜べた優勝ではない081003_2が、大会という緊張感を持った中で戦えた経験はすごく大きい」と、秋の大会に向けての収穫を口にしていました。

 準優勝は得失点で並んだ藤枝西と伊豆中央の2校。藤枝西は第3試合で「6番ファースト」の興津颯(166cm75Kg、右投左打)が2安打3打点の活躍。2回に右中間、3回に左中間と広角に長打を打ち分けました。パワーがあって、楽しみな選手です。

 081004今夏、ベスト16入りで旋風を起こした伊豆中央は「4番ファースト」の菊地航亮(176cm70Kg、右投右打)が藤枝北戦で先制打となるライトオーバーの三塁打。夏の静岡高戦でも安打を放っている強打者です。伊豆中央はその他にも、この夏を経験したメンバーがいるので、秋も注目です。

08101_3 実は、今回の8校以外にも、県内には昭和48年生まれの指導者がいるそうで、浜松西の佐藤監督によると、来年以降はもう少し規模を大きくしていきたいとのことです。今後、どのように発展していくのか、楽しみにしたいと思います。(編集部・栗山)

<写真/上から岩田旭生(浜松西)、興津颯(藤枝北)、菊地航亮(伊豆中央)、優勝トロフィーを手にする山本宜豊部長(浜松西)>
 

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2017年7月26日 (水)

夏の静岡大会決勝レポート(7月26日)~草薙球場レポート

★7月25日 夏の静岡大会決勝 草薙球場 曇のち雨   

 チーム
藤枝明誠 3 0 6 2 1 0 4 6 1 23
日大三島 0 0 0 0 2 0 2 2 4 10

(藤)久保田-服部
(日)海野、土屋、吉田、木村、海野-塩谷
▽二塁打=清水、服部、常盤、久保田、中田(藤)水口、原、海野(日)
▽三塁打=河合(藤)塩谷(日)
▽本塁打=野口(日)

07261_2
07262_3 藤枝明誠が甲子園初出場を決めた。
 初回、日大三島の先発・海野陽日の立ち上がりをとらえ、3番・清水一真のタイムリー二塁打などで3点を先制。3回に打者一巡の猛攻で一挙6点を追加すると、4回には6番・河合郁拓の2点タイムリー三塁打でリードを広げた。
 藤枝明誠が大量10点のリードで迎えた7回、降雨により、試合が中断する。2時間56分を経て試合が再開。その後も藤枝明誠打線の勢いは止まらなかった。四死球と安打を絡めて、9回までに大量23得点を奪った。
 一方の日大三島は、8回に7番・野口亮が2ラン本塁打を放ち、9回にも海野のタイムリーなどで4点を挙げて、最後の意地を見せた。

藤枝明誠・光岡孝監督
「昨日、静高さんに勝った瞬間、選手たちは『明日だ、明日だ』と言っていた。自分達で、切り替えができて、今日の準備をしてくれた。昨日といい、今日といい、よく打ってくれて、別のチームの監督をやっているようだった。甲子園は日本一を目指すチームしか出てはいけないところ。当然、そこを狙っていきたい」

藤枝明誠・中田悠斗主将
「チーム全員で低めの見極めを徹底し、気持ちで打つことができました」

日大三島・川口剛監督
「海野は万全ではない中、頑張って投げてくれた。日大三島らしい粘りのある野球ができた。選手は本当によくやってくれた」

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2017年7月25日 (火)

夏の静岡大会準決勝(7月25日)~草薙球場レポート

★7月25日 夏の静岡大会準決勝 第1試合 草薙球場 晴   

 チーム 10 11 12 13 14
浜松商 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 3
日大三島 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 3 4

<延長14回サヨナラ>

(浜)河野、中山、増田、中山-原田
(日)海野、土屋-塩谷
▽二塁打=長尾、海野(日)
▽三塁打=藤井(日)

07251_2

 今大会、継投策で勝ち上がってきた浜松商。今日も先発の河野凌佑が3回を無失点に抑えると、4回から2番手の中山陣汰が好投を見せる。
 一方の日大三島は不調に苦しんできたエース・海野陽日が立ち上がりを無難に乗り切ると、徐々にエンジンがかかってくる。球質の重いストレートに加え、スライダーとチェンジアップが冴える。
 均衡が破れたのは7回だった。浜松商が走者を三塁に置き、パスボールで1点を先制する。しかし、日大三島は土壇場の9回、3番・長尾樹、4番・藤井将智の連続長打で同点に追いつく。
 試合は延長戦へ。浜松商は3番手の増田理人がランナーを背負いながらも、踏ん張り続ける。延長13回の前に増田が熱中症の影響で足がつると、再び中山がマウンドに上がって無失点にしのぐ。すると、直後の14回、8番・原田悠汰のライト前タイムリーで勝ち越し。さらに押し出しでリードを2点に広げる。
 ところが、日大三島は諦めなかった。その裏、2死満塁のチャンスから2番・原海斗のタイムリーで2者が生還して同点に。さらに、3番・長尾樹がライト前タイムリーを放ち、激闘に終止符を打った。

日大三島・川口剛監督
「海野は今大会一番のピッチングだった。よく粘って投げてくれた。チーム力が上がり、自分達の野球ができている。一人ひとりが役目を果たしているのが大きい」

日大三島・海野陽日投手(189球を投げ抜く力投)
「これまで、みんなに助けられてばかりだったので、今日は15回まで投げるつもりでいました。ストレートとスライダーのキレが良かったと思います」

<写真/激闘を制した日大三島ナイン>

★7月25日 夏の静岡大会準決勝 第2試合 草薙球場 晴   

 チーム
藤枝明誠 0 3 1 1 1 1 1 0 6 14
静岡 3 1 0 2 0 0 0 0 × 6

(藤)久保田-服部
(静)池谷、鈴木、竹内、池谷-森
▽二塁打=清水、久保田(藤)黒岩、森(静)
▽三塁打=服部(藤)村松(静)
▽本塁打=成瀬(静)

07252 藤枝明誠が23安打14得点の猛攻で初の決勝進出を決めた。
 3点を追う2回、2死から7番・一戸輝彦からの3連打など同点とする。その後、静岡高にリードを許すも、5回に同点とすると、6回には4番・中田悠斗の犠飛で勝ち越す。さらに、7回に9番・西村竜馬のタイムリーでリードを広げた。
 投げては久保田蒼布が「最後まで気持ちを切らさずに投げることができた」と、5回から8回を2安打無失点に抑える。そして、9回には6安打を集中し、一挙6点を奪って試合を決めた。
 静岡高は4回に4番・成瀬和人がレフトスタンドへ豪快な一発を放ったが、それ以降、打線が沈黙。春夏連続の甲子園出場は叶わなかった。

藤枝明誠・光岡孝監督
「予想外の展開でした。静高さんよりも、少しウチに運が味方してくれたのかなと。池谷君に対しては球種で絞るよりも、高さで絞らせた。それにしても、ここまで打つとは。昨年秋の新チームから左投手の対策をしてきた。その結果が出たのかなと思う」

藤枝明誠・西村竜馬遊撃手(5打数5安打3打点の活躍)
「甘いボールをセンター中心に、どんどん振っていこうという意識でした。その結果、逆方向にもいい打球が飛びました」

<写真/今後が楽しみな2年生の好遊撃手・西村竜馬(藤枝明誠)>

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2017年7月23日 (日)

夏の静岡大会準々決勝(7月23日)~愛鷹球場レポート

★7月23日 夏の静岡大会準々決勝 第1試合 愛鷹球場 晴   

 チーム
藤枝明誠 0 1 0 2 0 0 0 0 1 4
加藤学園 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

(藤)久保田-服部
(加)武藤、土屋、佐野-狩野
▽二塁打=常盤(藤)

07231 藤枝明誠は2回、9番・西村竜馬のレフト前タイムリーで1点を先制する。さらに、4回には2死満塁から3番・清水一真の一塁強襲のタイムリーで2点を追加。リードを3点に広げた。投げては高校日本代表候補に選ばれている久保田蒼布が持ち味を存分に発揮。内外角のコーナーを丁寧につき、落ちるボールも有効に使って相手打線に的を絞らせなかった。
 加藤学園は8回に代打・近持真広のタイムリーで一矢を報いるも、反撃はそこまで。藤枝明誠は9回に4番・中田悠斗の犠飛でダメ押し。初のベスト4進出を決めた。

藤枝明誠・光岡孝監督
「ここまで流れ的には順調にきている。久保田は連投になったが、涼しい天候にも助けられた。次は大きな山。気を引き締めていきたい」

<写真/最後の打者を打ち取り、小さくガッツポーズを作った久保田蒼布(藤枝明誠)>

★7月23日 夏の静岡大会準々決勝 第2試合 愛鷹球場 晴   

 チーム
掛川東 0 0 0 0 5 0 0 0 0 5
日大三島 4 2 0 0 0 0 0 0 × 6

(掛)及川、野元-徳山
(日)海野、吉田、土屋-塩谷
▽二塁打=野元、杉本、徳山(掛)長尾(日)
▽三塁打=塩谷(日)

07232
 日大三島は初回、無死満塁から5番・塩谷空知の走者一掃タイムリーなどで一挙4点を先制。続く2回には3番・長尾樹の2点タイムリーで大量6点のリードを奪う。
 一方の掛川東は1回途中からマウンドに上がった2年生左腕・野元優作が流れを作る。バランスのいいフォームから腕を鋭く振り、3回以降は得点を許さなかった。すると打線が5回に反撃。日大三島の先発・海野陽日をとらえ、3番・松本悠馬、4番・杉本成矢、5番・徳山統也の3連打など、たたみ掛ける攻撃で5点を返す。
 しかし、6回以降は日大三島の投手陣がランナーを出しながらも踏ん張る。8回には1死満塁のピンチを迎えるも、3番手の土屋良介が無失点にしのいだ。

日大三島・川口剛監督
「掛川東さんは粘り強いチーム。序盤にリードがあったが、そう簡単には勝たせてはくれないと思っていた。ただ、最後まで落ち着いてプレーしてくれたのが大きかった。今年は夏の大会に入ってからチームワークが上がり、持っている力を出せるチームになった。準決勝は海野のエースとしてのピッチングに期待したい」

<写真/3年ぶりにベスト4進出の日大三島ナイン>

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2017年7月22日 (土)

夏の静岡大会4回戦(7月22日)~清水庵原球場レポート

★7月22日 夏の静岡大会4回戦 清水庵原球場 晴   

   チーム
東海大静岡翔洋 0 0 0 0 0 1 0 2 0 3
常葉大菊川 0 0 1 1 0 2 0 2 × 6

(東)飯澤-貞岡
(常)漢人-根来
▽二塁打=奈良間、山本(常)
▽三塁打=眞城(東)

07221

07222 常葉大菊川が第1シードの東海大静岡翔洋を下した。
 3回、1番・奈良間大己の二塁打からチャンスを作り、3番・藤原駿のライト前タイムリーで1点を先制。さらに、4回にも1点を挙げると、6回には2死二三塁から奈良間がしぶとくライト前にもっていき、2点を追加した。
 一方の東海大静岡翔洋は8回に7番・貞岡千秋のタイムリーなどで2点を返すも、その裏、常葉大菊川は9番・山本直輝と2番・伊藤優希のタイムリーでダメを押した。
 常葉大菊川のエース・漢人友也は4回以外、毎回走者を許しながらも粘りの投球。低めに伸びるストレートと縦のスライダーが冴え渡った。また、要所で二遊間を中心にバックが攻守を見せ、漢人を盛り立てた。

<写真/高橋監督が「ラッキーボーイになってくれた」という山本直輝(常葉大菊川)。8回に左中間を破るタイムリーを放つ>
  
常葉大菊川・高橋利和監督
「チームが一丸となり、菊川らしい野球ができた。今日の漢人は力任せではなく、コントロールが良かった。根来も上手にリードしてくれたと思う。(試合展開的には)先制できたことが大きかった。これで勢いに乗っていきたい」

東海大静岡翔洋・奥村光一外野手(2安打3盗塁の活躍)
「新チームになってから苦しいこともあったけど、この仲間がいたから乗り越えることができました」

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2017年7月17日 (月)

夏の静岡大会2回戦(7月17日)~掛川球場レポート

★7月17日 夏の静岡大会2回戦 掛川球場 晴   

 チーム
掛川東 0 2 1 0 1 1 0 1 0 6
吉原 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

(掛)及川-徳山
(吉)三浦、小林-小林、高橋
▽二塁打=鈴木大(吉)
▽本塁打=杉本(掛)

07171
 シード校の掛川東が3回戦に駒を進めた。
 2回、7番・後藤天馬、8番・及川遼の連続タイムリーで2点を先制。3回には追加点を挙げて仕合を優位に進める。
 07172先発の及川は、5月の掛川市内大会で頭部に打球を受けた影響で心配されたが、完全復活。ランナーを許しながらも、巧みな投球術が冴える。
 及川の頑張りに打線も援護。5回、4番・杉本成矢がレフトスタンドに本塁打を放つと、6回と8回にも加点した。
 一方の吉原は、2番・鈴木大誉が二塁打一本を含む3安打を放ったが、チャンスであと一本が出なかった。

<写真/10安打を浴びながらも要所を締めた及川遼(掛川東)>

掛川東・鴨藤忠博監督
「苦しい試合だった。やはり何回やっても、最初の試合というのは難しい。チャンスを逃した場面があった中、5回の杉本のホームランがチームとして大きかった。及川は9回を投げ切ったことが良かった」

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2017年7月16日 (日)

夏の静岡大会2回戦(7月16日)~清水庵原球場レポート

★7月16日 夏の静岡大会2回戦 清水庵原球場 晴   

 チーム
小笠 0 1 0 0 1 0 3 0 2 7
駿河総合 0 0 0 0 4 0 0 0 0 4

(小)佐々木、岩瀬-松永
(駿)関、寺坂-酒井
▽二塁打=山本、佐々木、増田(小)
▽三塁打=牧野(小)
▽本塁打=山本(小)

07161
 プロ注目・佐々木健を擁する小笠と、秋春ともに県出場の駿河総合が対決した。
 先制したのは小笠だった。2回、2死三塁から9番・牧野力樹がレフトオーバーのタイムリー三塁打を放つ。
 07162一方、スタンドからプロ4球団のスカウトが見つめる中、佐々木は初回、2回と3人ずつ抑える無難な立ち上がり。この日、最速137キロのストレートに加え、縦のスライダーで打者を仕留めていく。3回、4回はランナーを出しながらも無失点に抑え、ペースを掴みかける。すると小笠は5回、主砲・山本樹羅のタイムリーでリードを2点に広げた。
 しかし、その裏、駿河総合が反撃。昨冬のオーストラリア遠征の県選抜メンバー・酒井翼の安打を皮切りに6安打を集中して同点に追いつくと、代わった岩瀬大輝から酒井のタイムリーで逆転に成功する。
 それでも、小笠は7回、山本が高校通算38本目となる豪快な2ラン本塁打をレフトスタンドへ放つ。さらに佐々木のセンターオーバーの二塁打と岩瀬のセンター前安打で一気に再逆転した。
 その後、岩瀬は「スライダーを投げたいところに投げることができた」と、低めにボールを集めて駿河総合打線を完ぺきに封じる。6回から9回は一人の打者も許すことなく、好救援でチームを勝利に導いた。

<写真/勝ち越しタイムリー&好救援の活躍を見せた岩瀬大輝(小笠)>

小笠・赤堀真也監督
「逆転されても何とかなるという雰囲気があった。今日は佐々木だけではなく、他の選手の力で勝ったことが大きい。岩瀬は秋から投げてきているので、信頼がある」

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2017年7月15日 (土)

夏の静岡大会1回戦(7月15日)~島田球場レポート

 島田球場では三島南が前年準Vの袋井を撃破しました。

★7月15日 夏の静岡大会1回戦 島田球場 晴   

 チーム
袋井 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3
三島南 0 0 1 0 0 1 0 2 × 4

(袋)久留島、戸塚-荒井
(三)鈴木穂、大庭-山下
▽二塁打=柴田2、長谷川(袋)小田、山下、荒川(三)

07151_2
07152 三島南は3回、2死三塁から1番・小田雅樹の左中間を破るタイムリー二塁打で1点を先制。6回には4番・大庭賢伸のタイムリーで1点を追加する。投げてはエース・鈴木穂嵩が高低をうまく使う投球で7回まで4安打無失点に抑える好投を見せた。ところが8回、右足のふくらはぎがつり、治療のためにベンチへ。マウンドに戻ったものの、最初の打者に二塁打を浴びて降板した。
 このアクシデントを救ったのが公式戦初登板の左腕・大庭。無死一二塁のピンチを迎えるも、三者連続でレフトフライに仕留めて得点を与えず。すると、その裏、芦川健太と大庭のタイムリーでリードを4点に広げた。
 袋井は9回、代打・長谷川隼斗のタイムリー二塁打などで一挙3点を返すも、反撃はそこまでだった。

三島南・稲木恵介監督
「力的には、明らかに袋井さんの方が上。勝てるとしたら、こういう展開しかないと考えていた。(鈴木)穂嵩は気持ちで投げてくれた。その思いを他の選手も感じてくれていたと思う。大会のダークホースになれるように戦っていきたい」

袋井・鈴木彰洋監督
「プレッシャーもあり、苦しい1年間だったが、キャプテンの鈴木寛太を中心に一生懸命に頑張ってくれた」

<写真/先制タイムリーを放った小田雅樹(三島南)>

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2017年7月14日 (金)

【緊急対談】編集部・栗山×H 夏の静岡大会の見どころは?

 夏の静岡大会は明日15日、1回戦の残り24試合が行われます。果たして、今年はどんな展開となるのか? 編集部の栗山とHが最新情報を交えながら、注目チームや注目選手について語り合いました。

Mizuno

Matsui
Sasaki

Unno_2
Kando_2

H 夏の大会は1回戦、24試合が終了しました。栗山さんが印象に残った選手はいましたか?
栗山 僕は日曜日、浜松球場に行っていたのですが、湖西の水野喬日(2年)のストレートは速かったですよ。最速で138キロをマークしました。
 浜松球場のスピードガンは少し厳しめだと聞くので、大したものですね。しかも球速表示より速く見えるって噂も聞きます。
栗山 はい。柔らかいフォームで、腕を振ったときに、ズドンという重いボールがきます。野手では、敗れてしまいましたが、浜松湖南の松井謙志朗(3年)が光っていました。1打席目にインコースをきれいにさばいて、左中間を破る三塁打。足も速くて、まさに浜名湖のイチローでした。ぜ ひ、上のレベルで活躍を期待したい選手です。Hさんは磐田球場で、小笠の佐々木健(3年)を見てきたんですよね。15奪三振をマークしたとか。特にプロのスカウトが途中で帰ってからが良かったみたいですね。
 いや~、所用で6回にやっと球場に着いたんですけど、投球練習でマウンドに立つ姿見たら雰囲気ありましたね。私、佐々木を見たの初めてだったんですよ。もっともっと荒削りな原石かと思ったら、けっこう磨かれ始めてた。
栗山  スカウトとか色々な人から、佐々木が一気に伸びたって話は聞いてたんですよ。
 下級生時から見ておきたかったですね。打者が立つと、投球練習時ほどの雰囲気は感じなかったんですけど、8回、9回はすごかった。右打者の外角低め、一番遠いところにいくボールなんて縦横の角度がエグいし、スライダーもキレる。回によって波があるんですが、このあたりはこの大会でどうこうってよりは上の世界で期待したいところ。あ、あと4番の山本樹羅の一発も見られました。今年の静岡で一番ホームラン打ってる選手。
栗山 高校通算37本目だったそうです。小笠の次の対戦相手は駿河総合です。今年の駿河総合は力のあるチームですので、ここで佐々木が抑えることができれば本物かなと思います。
 他にも小笠はいっぱいいい選手いたし、対戦相手の浜松城北工の下級生もよかったな。ところで、24試合を終えての栗山さんの優勝予想を教えて下さいよ。
栗山 やはり、静高、東海大静岡翔洋、藤枝明誠の3校が軸になってくるのではないでしょうか。ただ、少し前に、あるチームが甲子園に行く夢をみまして…(笑)。
 意外とそういうのが正夢になったりして。どこが行ってました?
栗山 飛龍が甲子園初出場を決めていました。それから考えてみたのですが、飛龍はピッチャーが3人、しっかりしているんですよね。比屋根彰人(3年)、金谷晃貴(3年)、榎本翔(3年)です。どのピッチャーも完投能力があって、投手力は上位3校と比べても引けを取りません。というか、総合力は上かも。打線も、上位から下位までムラがないですし。
 でも、飛龍のブロックには静清、袋井、浜松商、清水桜が丘など、実力派が揃ってますね。
栗山 そこもまたいいんです。2年前もそうでしたが、飛龍は強いチームとやればやるほど強さを発揮する傾向があります。
 私は日大三島に期待しています…というか海野陽日(3年)に。春の県大会はボロボロだった。でも、私、海野はたまたま中一の時に見て、すぐ写真と動画撮ったぐらい気になってた左腕なんですよ。復活してほしい。
栗山 あと、掛川西かな。現3年生が1年秋に静岡高を破って県優勝。その時のメンバーが5人残っています。5月にある強豪大学の監督が掛川西の練習を見て、「これは勝てるチームの練習の雰囲気だ」と褒めていました。取りこぼしなく準々決勝まで勝ち上がって、静高との対決になれば面白いですね。
 掛川西は川合勇気(2年)の成長が気になる。去年優勝の常葉大菊川はどうですか?
栗山 大会前、最後の練習試合を見たのですが、漢人友也(2年)の仕上がりは良かったです。球速はマックスで134キロでしたが、初速と終速の差がないので、速く感じました。高橋利和監督は「去年のチームとはタイプが違うが、何かのきっかけで、一気にいける可能性はある」と言っていました。
 私は奈良間大己(2年)派。勢いのあるプレーが好き。初戦の浜松工戦は注目カードですね。
栗山 浜松工は、ここまで結果を残していませんが、不気味な存在です。
 それも気になりますけど、私、開幕戦の前に弁天島方面に行きまして、ジャイアンツカップの予選で蒲原リトルシニアを見に行ったんですよ。栗山さんのお勧めしてた左腕の髙田琢登。一目惚れしました。

栗山  もう来年の大会の話ですか…。
 菊池笙太郎も走るフォームがきれいで、見るからに身体能力が高い。まあ県内でも県外でも今後も気にしていきますよ。
栗山  まずは今年の大会に目を向けて下さいよ。下級生時から見てきた選手ばかりで、どこが勝っても嬉しいし、どこが負けても悲しくなるっていう、我々にとっても夏の大会は独特な大会。選手の皆さんにはケガなく、後悔なく、夏を過ごしてほしい。
 まずは今週末、楽しみです!

<写真/上から水野喬日(湖西)、松井謙志朗(浜松湖南)、佐々木健(小笠)、海野陽日(日大三島)、漢人友也(常葉大菊川)>

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2017年7月 9日 (日)

夏の静岡大会1回戦(7月9日)~浜松球場レポート

 勝者が優勝候補の静岡高と対戦するという注目の一戦です。

★7月9日 夏の静岡大会1回戦 浜松球場 晴   

 チーム
聖隷 0 0 2 1 0 0 0 0 0 3
浜名 1 0 1 0 0 0 1 0 1 4

(聖)河合-水谷
(浜)若松-神谷
▽二塁打=山田、髙良(聖)桒原、山田(浜)

07091_4
 聖隷クリストファーは3回、3番・山田恭太朗の左中間を破る2点タイムリーで逆転に成功。その裏に同点とされるも、4回に8番・鈴木壮太郎のタイムリーで1点を勝ち越す。しかし、浜名は7回に代打攻勢で同点に追いつくと、エース・若松朋弥が粘りのピッチングを展開。そして9回裏、途中出場・山本捷のセンター前安打から一死満塁のチャンスを作り、1番・石黒竜一のスクイズでサヨナラ勝ちを飾った。
 秋の県優勝投手、河合竜誠(聖隷クリストファー)は中盤から腕を振って本来のキレを取り戻したが、最後は力尽きた。

浜名・横山崇監督
「5対3の試合プランでいたので、3失点は計算していた。河合君の低めの変化球に手を出して、術中にはまらないように注意した。最後のスクイズは、迷わずに初球にサインを出した。途中からの選手起用も含め、計算通りにいった。(次の静岡戦について)これから対策を考えていきたいが、ウチには池谷(蒼大)君と中学時代にチームメイトだった選手がいるので燃えてくれると思う」

<写真/サヨナラ勝ちを飾り、喜ぶ浜名ナイン>

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