静岡県西部地区

2020年9月12日 (土)

袋井の注目左腕が練習試合で快投!

 今日は浜松学院対袋井の練習試合の取材へ。両チームとも、秋の地区大会は敗退したものの実力校同士。ハイレベルな試合を見ることができました。

09121 注目は袋井の後藤駿介。昨年の秋は明治神宮大会で優勝した中京大中京(愛知)相手に好投したという噂のサウスポーです。
 今日の練習試合では完封。許した安打は4本のみで、5回を除いて毎回の12三振を奪いました。下半身主導のバランスのいいフォームが魅力。キレのあるストレートをテンポ良く投げ込んでいました。しかも内角への制球力も絶秒。今年の左腕では、まず掛川西の沢山優介の名前が挙がりますが、安定感なら後藤も負けていないでしょう。県の上位でも十分に通用する投手だと思いました。
 この投手を見ながら、フッと思い出したのが、かつて静岡を沸かせた近藤守さん。約35年前、袋井のエースとして2年春の東海大会で優勝、3年夏は4試合連続完封を飾った伝説の左腕です。当時、近藤さんと一緒にプレーした外部コーチの吉村正之さんは「カーブのキレや牽制の上手さはあのときの近藤に及ばないけど、そこに近づいてほしい」と期待していました。
 打線では、「1番ライト」で出場した1年生・磯部晨太郎が気になりました。初回の第1打席でいきなりレフトオーバーの二塁打を放つと、第4打席はレフト前安打。スイングに無駄がなく、シャープにバットを振り抜きます。秋の西部大会は直前の練習試合で故障し、出場できなかったとのこと。悔しさをバネに成長してほしいです。

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 一方、浜松学院は1年生右腕の川島隆希が先発。初回に1点を失ったものの、2回から6回は無失点に。腕がムチのようにしなるタイプ。今後、伸びる予感がしました。(編集部・栗山)

<写真上/12奪三振で完封した後藤駿介(袋井)>
<写真下/ヒジがしなる川島隆希(浜松学院)>

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2020年8月31日 (月)

秋季西部地区大会準決勝(8月29日)~浜松球場レポート

<浜松球場・準決勝>
浜松商 7-1 浜名
掛川西 6-2 磐田東

 西部地区の準決勝は浜松商と掛川西が勝利。伝統同士が決勝で対戦することになりました! 

08311  第1試合は浜松商のエース・工藤遼太(2年)が1失点完投を飾りました。今大会、ここまで全イニングで登板している工藤。準々決勝までの30イニングで自責点0と抜群の安定感を見せています。武器は制球力。この試合も丁寧に低めを集め、「ここ」という場面ではズバッと内角を攻めて凡打の山を築きました。5回に今大会初の自責点を喫しましたが、「個人よりもチームが勝てばいい」と話す工藤。7回には相手打者の頭部に死球を当てるアクシデントのあと、動揺することなく、次打者を三振に。「勝てる投手」を印象づけました。「力はないチームだが、無駄な点をやらない野球ができた」と田川智博監督。工藤を中心に試合を重ねるごとにチーム力が上がってきています。

08312  続く第2試合は来秋のドラフト候補に挙がる掛川西の沢山優介(2年)が登板しました。いきなり先頭打者に先頭打者本塁打を浴びたものの、回を追うごとにエンジンがかかってきます。この日のマックスは浜松球場のスピードガン表示で140キロ。まるで鳥が羽ばたくような美しいフォームで魅了しました。「初回のあと修正できたことが良かった」という沢山。7回3分2を投げて11奪三振。4回には3者連続三振を奪ってチームに流れを持ってきました。真っすぐ一本でも打者を圧倒できるのがストロングポイント。攻めの姿勢を忘れずに、どんどん進化してほしいです!(編集部・栗山)

<写真上/工藤遼太(浜松商)>
<写真下/沢山優介(掛川西)>

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2020年8月19日 (水)

秋季西部地区大会4日目(8月19日)~浜松球場レポート

<浜松球場・3回戦>
浜松日体 14-9 浜松湖東
浜松市立 4-2 浜松湖北

08191_20200819204501 浜松日体が創部初の県大会出場を決めました。2回に1点を先制すると、5回まで毎回得点。8回には一挙6点を奪います。エース右腕の白栁拳斗(2年)は、柔らかい腕の振りからキレのあるストレートで粘りの投球を展開。暑さの影響もあり、8回に6点を失いましたが、9回は無失点に抑え、勝利に導きました。攻撃力を磨いている浜松日体。毎月3万スイングを行ってきたそうで、その成果を大会で発揮。1番から9番まで全員が強いスイングで鋭い打球を飛ばし、初戦から3戦連続で二桁得点をマークしました。「1つの目標はクリアできました。県大会でも攻撃的な野球をやっていきたいです」と杉田享監督。県大会でも「日体旋風」が吹き荒れるか注目です。

08192_20200819203901 続く第2試合は浜松市立・辻村音冶(2年)、浜松湖北・永徳凌也(2年)の投げ合いで試合が進みます。浜松市立が8回表に1点
を挙げると、その裏、浜松湖北が同点に。そして2対2で迎えた9回、浜松市立は6番・小林真(2年)のタイムリー三塁打で勝ち越し。さらに続く7番・広川素(2年)のタイムリーでリードを広げました。接戦をものにした浜松市立の磯部祐監督は「選手がここ一番での集中力を発揮してくれた」と安堵の表情。今年4月から指揮をとり、「守れないと勝てない」とまず守備を徹底的に鍛えてきたとのこと。8回にはランダウンプレーで併殺を完成するなど、髄所で守りの堅さを発揮しました。(編集部・栗山)

<写真上/県大会初出場を決めて喜ぶ白栁拳斗(浜松日体))※写真左
<写真下/勝ち越しタイムリー三塁打を放った小林真(浜松市立)>

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2020年8月17日 (月)

秋季西部地区大会3日目(8月16日)~磐田球場レポート

<磐田球場・2回戦>
浜松開誠館 6-0 掛川東
浜名 10-1 小笠(7回コールド)
浜松商 11-2 新居(7回コールド)

08171  夏準優勝の浜松開誠館が好発進しました。3回に9番・神山健真(2年)の三塁打からチャンスを作ると、3番・磯部瑠生(2年)が「詰まったけど力で持っていけた」とライト前に弾き返して先制。さらに磯部は5回、満塁の場面で走者一掃のタイムリー三塁打を放ちます。もともとは投手として入学。夏の大会はベンチ外でしたが、その間にコツコツと打撃力を上げてきたそうです。投げては夏の大会の決勝戦で先発した平林洸晟(2年)が快投。8回を投げて、4安打無失点に抑えました。

08172  続く第2試合は浜名が初回に8得点を奪う猛攻。活躍したのは4番の馬塚翼多(2年)。初回に先制タイムリー三塁打を放つと、試合が落ち着きかけた4回にレフトスタンドに貴重な一発を放ちます。試合後、横山崇監督も「価値ある一本だった」と称賛。打って走れる選手だけに、今後の活躍も期待されます。

 第3試合は浜松商が11対2で快勝。初回、遊撃の秋山留暉(2年)のエラーから先制を許すも2回、その秋山がミスを挽回する2ラン本塁打を放ちました。1回戦終了後は、ほぼ守備だけの練習を行ってきたという浜松商。公式戦初本塁打を打った秋山は、打ったことよりも守備のミスを反省。「自分たちは上のレベルを狙う力はまだないので、まずは次の試合、全力で勝って県大会を決めたい」と気を引き締めていました。

<写真上/3安打4打点の活躍を見せた磯部瑠生(浜松開誠館)>
<写真下/レフトスタンドに本塁打を放った馬塚翼多(浜名)>

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2020年7月 4日 (土)

定期戦 浜松北vs浜松西

<第40回浜松北浜松西定期戦>

浜松北7-7浜松西(6回時間切れ引き分け) 

07041 第40回浜松北浜松西定期戦が3日に浜松球場で行われました。試合は打撃戦となり、7対7のスコアで6回時間切れ引き分けに終わりました。

 代替大会で優勝を狙う浜松西はエース右腕の髙井滉一郎(3年)が先発。初回と2回は失点しましたが、3回からの2イニングは回転のいいストレートを武器に無失点に。一週間後の大会に向けて、順調に仕上がっている感じでした。打線は3回に、3番・水野航介 (3年)がライト方向に同点タイムリーを放つ活躍。圧巻のスイングスピードでした。
07042 一方の浜松北は5回に一挙4点を挙げる猛攻。注目のスラッガー・金原伊吹(3年)もレフト方向に鋭い打球のタイムリーを放ちました。代替大会ではどでかい一発を期待したいです! (編集部・栗山)

<写真上/髙井滉一郎(浜松西)>
<写真下/金原伊吹(浜松北)> 

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2020年7月 3日 (金)

練習試合 浜松工vs浜松商

★7月2日 練習試合 浜松球場

   チーム
浜松工 0 1 0 0 0 0 0 3 0 4
浜松商 1 0 2 0 1 0 0 0 1 5

(工)杉田、長倉、久保-伊藤大、清水
(商)石津、細田、太田、柴田、森、工藤-高須、阿隅
▽三塁打=佐藤(商)
▽二塁打=髙林(工)

 昨日は雨で定期戦が2日間中止となり、練習試合として行われた浜松工と浜松商の試合を見てきました。
 浜松商07031 は4番の山本陸(3年)が初回にセンター前タイムリーを放つと、3回と5回にもタイムリー。軸がブレないスイングは別格で3安打3打点の活躍を見せました。投げては2番手で登板した細田涼馬(3年)が2イニングをパーフェクトに抑えます。1年夏にエースナンバーを背負った左腕。2年間、本来の投球ができずに苦しんできましたが、2週間くらい前からキャッチボールの中でリリースの感覚を掴めているとのこと。昨日は力強いストレートがビシビシと決まっていました。「この夏は細かいことを考えずに気持ちで投げていきます」。1年夏は浜松球場で悔しい経験しただけに、高校生活最後の夏はその浜松球場で最高のピッチングを見せてほしいです。
07032 浜松工では7回から登板した久保建貴(3年)が6者連続三振をマークしました。体全体を使うフォームからストレートが打者の手元でピッと伸びて、変化球もキレキレ。何より投げっぷりが良く、見ていて気持ちが良かったです!(編集部・栗山)

<写真上/2イニングをパーフェクトに抑えた細田涼馬(浜松商)>
<写真下/6者連続三振をマークした久保健貴(浜松工)>

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2020年6月20日 (土)

練習試合 常葉大菊川vs静清

06201_20200620214001  常葉大菊川が今年度、初の練習試合を静清と行い、2対0で勝利。3月に就任した石岡諒哉新監督が初陣を飾りました。
 エース左腕の渡邉優心が安定感のある投球で4回を無失点に抑えると、2番手の安田優斗も好投。そして、最終回は、最速143キロ左腕のイヤム・オリンがマウンドに上がります。すると、いきなり連続三振。四球を挟み、最後も三振に斬って取る圧巻の投球を披露しました。ストレートの威力と伸びが違います。
 打線は、ただフルスイングするだけでなく、石岡監督が目指す状況に応じた攻撃力が身についている様子。4回には相手エラーからチャンスを作り、犠飛で得点を挙げました。
06202  一方、静清は先発の高橋楽が気になった存在。身長187センチの大型右腕で角度があります。昨秋の県大会は背番号で18でベンチ入りしていますが未登板。こんな原石が眠っていたのかと驚きました。大学で一気にブレイクする予感がしました。(編集部・栗山)

<写真上/初陣を白星で飾った石岡諒哉監督(常葉大菊川)>
<写真下/長身右腕の高橋楽(静清)>

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2020年4月 6日 (月)

磐田東のツインタワーに注目!

 プロ注目の強肩捕手・二俣翔一(磐田東/3年)が昨日の練習試合で大暴れしました。
 プロ2球団のスカウトが視察する中、1イニング2本塁打を含むサイクル安打を達成しました。この日はトップバッターとして出場。第1打席で、まずレフトへ本塁打。さらに同じイニングに回ってきた第2打席で今度はセンターへ本塁打を放ちました。「オフの間はロングティーなどで鍛えてきた」という二俣。これまで二塁送球タイムが1.8秒という強肩がクローズアップされてきましたが、打撃面でも大きく成長した姿を見せてくれました。パワーに加え、対応力に磨きがかかっています。 

04061  今年の磐田東は二俣だけではありません。ポテンシャルの高い選手がゴロゴロいます。
 なかでも、189センチの長身左腕・野々本英典(3年)は大学や社会人経由でプロを狙える存在でしょう。昨日は角度あるストレートを生かし、2イニングを無失点に抑えました。まだフォーム的には荒削りですが、これだけの高身長の左腕は貴重。伸びしろは無限大だと感じました。二俣とは、小笠浜岡シニア時代から一緒にプレーする仲。お互い、切磋琢磨しながら、順調に伸びています。
04062  さらに、2試合に先発した左腕・勝岡陸哉(3年)も楽しみ。こちらも180センチの長身です。バランスのいいフォームから投げ込むクロスファイヤーが持ち味。縦変化の変化球にもキレがありました。
 野々本と勝岡。磐田東が誇る「ツインタワー」からも目が離せません。(編集部・栗山)

<写真上から/野々本英典、勝岡陸哉(ともに磐田東)>

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2019年11月18日 (月)

浜松市内大会、浜松商が初優勝!

 第3回浜松市内高校野球大会の準決勝、決勝が16日に浜松球場で行われ、浜松商が初優勝を飾りました。

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<準決勝>
聖隷クリストファー 6-3 浜松西
浜松商 14-3 浜松学院(5回コールド)

<決勝>
浜松商 2-1 聖隷クリストファー

 今年は浜松市内の16校が参加。準決勝には秋の県ベスト8の3校が勝ち上がり、レベルの高い試合が展開されました。
 まず準決勝の第1試合で聖隷クリストファーが秋の西部大会で敗れた浜松西にリベンジ。続く第2試合は浜松商がコールド勝ちを飾りました。主砲・山本陸来(2年)がレフトスタンドに放った満塁本塁打は圧巻でした!

11182  そして、浜松商と聖隷クリストファーの決勝戦は、浜松商・森太河(1年)、聖隷クリストファー・肥田雄策(1年)の投げ合いで試合が進みます。均衡を破ったのは浜松商。6回、1死二三塁のチャンスを作ると、3番・佐藤太陽(2年)が「来た球に食らいついた」と外角の真っすぐをレフトオーバーに打ち返します。2点を先制した浜松商は6回途中から森と同じく1年生右腕の工藤遼太(1年)がマウンドへ。工藤は8回に1点を失ったものの、回転のいいストレートを武器に最後まで投げ切りました。
 「夏勝つために、浜松市内のチームには負けたくなかった」と佐藤。秋の準々決勝でコールド負けを喫した聖隷クリストファーに勝利し、いい形でオフシーズンに入れそうです。
 一方の聖隷クリストファーは、秋に登板のなかった大石翔太(2年)が準決勝で好投するなど、投手陣の底上げができている様子。名将・上村敏正監督の下、一冬でさらにチームが上がる予感がしました。(編集部・栗山)

<写真/決勝で2点タイムリーを放った佐藤太陽(浜松商)> 

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2019年11月11日 (月)

湖西・廣田和真が名門・横浜相手に好投!

11111jpg  第4回湖西ベースボールフェスタが9日、10日に湖西球場で開催されました。第1日目は強豪の横浜高(神奈川)、浜松商が登場するとあって、一塁側と三塁側の芝生席は超満員。一般の野球ファンだけでなく、小学生や中学生の野球少年たちもたくさん詰めかけていました。

<1日目>
浜松商 11-4 新居(7回コールド)
横浜高 9-1 浜松商(7回コールド)
横浜高 4-0 湖西

<2日目>
横浜高 21-1 新居(7回コールド)
横浜高 6-0 白山
湖西 10-2 白山(7回コールド) 

11112  第1日目の第3試合では、地元の湖西が横浜高に善戦しました。横浜高は来年のドラフト候補・松本隆之介が先発。さすがに、松本の快速球の前に打線は苦しみましたが、湖西のエース・廣田和真も負けていませんでした。直前の浜松商との試合で、全国クラスの迫力十分の打撃を見せつけた横浜高相手に「気持ちで負けたくなかった」と、恐れることなく真っ向勝負を挑みます。ストレートの球速は120キロ台ですが腕をしっかりと振ります。さらにカットボールも巧み使って打者のタイミングをずらせていきます。2回に2点、4回に1点を失うも、4回から7回は無安打に。横浜の選手たちが「とらえた」という打球が、ことごとくフライでのアウトになっていきます。投球術を駆使すれば、強い相手に対しても勝負できるというお手本のような投球で4失点完投。「来年に向けて自信になりました」と試合後はいい笑顔で話してくれました。
 2日目は伺うことができなかったのですが、湖西は昨夏甲子園出場チームの白山(三重)に勝利。鷲山蓮が同点本塁打を放ったとの情報も入っています。来年もダークホースとして、県内の高校野球を盛り上げてくれそうです!(編集部・栗山)
 

<写真上/始球式を行った影山剛士湖西市長>
<写真下/横浜高を4点に抑えた廣田和真(湖西)> 

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