藤枝北・小川陸翔が魅せた圧倒投球 年内最終戦で15奪三振
高校野球の年内対外試合が可能な最終日となった11月30日、藤枝北と浜松学院(1年生)の練習試合を取材しました。
一番のお目当ては藤枝北の左腕・小川陸翔(2年)。11月の練習試合で18奪三振、この秋の通算でも90イニングで120奪三振という「奪三振マシーン」ぶりを耳にし、どうしてもその投球を見たいと思っていました。
この日は初回、先頭打者に不運な二塁打を許したものの、そこからは圧巻の投球。右手のグラブで体の開きを抑え、一気に腕を振り下ろす力強いフォームから、ストレートは分かっていても打てないベース上の強さを発揮。大きく曲がる変化球とのコンビネーションも冴え、5回以外はすべて三振を奪取。終わってみれば15奪三振の完封でした。
「島田ボーイズ」時代は4番手投手だったという小川。飛躍のきっかけは、今春に赴任した榑松俊輝監督との出会いです。フォームの改善によってバラついていた制球がまとまり始めたのは秋の大会後。投げるだけでなく、相手を観察しながら配球を考えるようになったことも、成長を後押ししています。現在の最速は130キロ。「この冬で下半身を鍛え、来年は140キロを出したい」と力強く語ってくれました。楽しみな左腕がまた一人、登場しました。
一方、浜松学院の右腕・山本颯士(1年)も気になる存在でした。6回を無失点に抑える好投。スリークオーター気味の角度から、腕がムチのようにしなってボールが伸びてきます。まだ1年生だけに、トレーニングで土台を固めていけば球速アップが期待できそうです。(編集部・栗山)
<写真/小川陸翔(藤枝北)>



















