大学野球

2010年3月 3日 (水)

注目選手が続々と愛知大学リーグへ

 先日の中日スポーツに、毎年恒例の愛知大学リーグ新入部予定選手(1部のみ)が掲載されていました。

 静岡県出身の選手は以下でした。

<愛知大>

松本拓也(常葉学園菊川)

<愛知学院大>

萩原大起(常葉学園菊川)/梅田恵介(静岡市立)/大脇太朗(常葉学園菊川)

<名古屋商科大>

川里周(静岡)/秋田晃志(浜松商)/澁谷健太(静岡学園)/小杉快(静岡学園)/冨内亮佑(常葉学園菊川)/成瀬幸太(常葉学園菊川)

<中京大>

廣瀬瞬(浜松市立)/清水俊樹(浜名)/丹治秀明(常葉学園菊川)/岡野馨(浜松商)

<中部大>

宮内悟(日大三島)/村松直親(常葉学園菊川)/村松徹哉(藤枝西)/山田公平(島田商)/内野兼太(磐田東)/大塚龍一(浜松工)

1003031_3   パッと見て、目につくのは、常葉学園菊川勢の多さです。20人中、7人が常葉学園菊川出身の選手です。その中で僕がもっとも期待しているのが強豪・愛知学院大へ入学する萩原大起です。140キロを超える速球を武器に、2年夏の甲子園で登板。3年夏は惜しくも、準々決勝で敗退するも、その後、常葉学園菊川のグランドなどで大学に向けて練習を重ねていました。萩原の完成度からすれば、1年生からの登板も十分にあり得ると思います。

 今年の愛知大学リーグには、上杉芳貴(中京大)、石川歩(中部大)といったドラフト候補がいますが、ぜひ萩原もそんな投手たちと投げ合って欲しいです。

 そのほか、高校時代にこのブログで取り上げた選手がいますので、ぜひご覧ください!

★萩原大起の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/04/post-c850.html

★梅田恵介の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/03/post-d939.html

★山田公平の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/07/post-271a.html

★廣瀬瞬の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/05/post-15ab.html

<写真/愛知学院大で1年春からのデビューが期待される萩原大起>

2010年2月24日 (水)

オープン戦 JR東日本vs日大国際関係学部

★2月21日 オープン戦 清水庵原球場 晴

   チーム
日大国際関係学部 0 0 0  0 0 0 0 0 0 0
JR東日本 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

 先日のブログで予告した通り、今日はJR東日本対日大国際関係学部のオープン戦をレポートします。 

 結果からいうと、両チーム無得点で引き分けに終わりました。この時期は、バッターよりもピッチャーが有利とよく言われますが、それでも社会人の強豪・JR東日本に得点を許さなかった日大国際関係学部の投手陣の良さは際立っていました。

 まず、先発の藤田和磨(170cm64kg、左投左打)は、体のバネを感じさせる柔らかいフォームが持ち味。ゆっくりとテークバックを取り、一気に腕を振ってきます。武器はタテのスライダー。一瞬、打者のタイミングがずれる感じで、JR東日本の各打者は捉えるのに苦労していました。左投手だけに面白い存在になりそうです。

 2番手の斎藤洋一(180cm73kg、右投右打)はアンダースロー投手。こちらは、緩急を使いながら丁寧に投げるピッチングが印象に残りました。2回を無失点に抑えます。

1002242_2  3番手の圓谷朋之(177cm80kg、右投右打)は、1年時から期待を集めた投手ですが、実際に見るのはこの日が初めてでした。特徴は体を捻るトルネード投法。といっても軽く腰を捻る程度でプチトルネードと呼んだ方がよさそうなフォーム。体を捻る分、ボールに威力があり、何球かに一球、低めにズドンと驚くようなボールがきます。しかし、多くは高めにも抜けるなど、まだまだ確率が低いです。全国レベルで勝負するなら、低めへの制球を続けることが重要になってくるでしょう。ただし、彼の持っているエンジンの大きさは魅力です。

 そして、4番手で登板し、最後を締めくくったのが、横井貴行(181cm69kg、右投右打)。今年、僕が期待している選手の一人です。昨秋のリーグ戦で静岡大・奥村直之と投げ合った試合を見て、一目で気に入っていまし1002241 た。しなやかなフォームは、大学時代の岸孝之(西武)を初めて見たときの衝撃に近いものがありました。

 この日も、目測で140キロを超える速球とスライダーを投げ込み、2イニングを無失点。9回裏は、一死からランナーを三塁に背負いますが、三塁ランナーがホームスチームを敢行してアウト。これで試合終了となりました。3年生となる今春はおそらくエース格となる横井。今年1年の活躍次第では、来年のドラフト候補に名乗りを上げる可能性もあるでしょう。

 一方で、打線は松井淳、麻生知史(ともにヤクルト)が抜けて、少し迫力に欠ける感じ。下級生から勢いのある選手が出てくることを期待したいです!

<写真上/プチトルネードから重いボールを投げ込む圓谷朋之(日大国際関係学部)>

<写真下/しなやかなフォームと鋭い腕の振りが魅力の横井貴行(日大国際関係学部)>

■日大国際関係学部

■JR東日本

1番 三塁

砂原

2番 右翼 島村
3番 DH 西郷
4番 左翼 宮井
5番 捕手 福田
6番 一塁 西尾
7番 中堅 五十嵐
8番 二塁 武田
9番 遊撃 城石
1番 中堅 都築
2番 DH 生島
3番 右翼 松本
4番 三塁 大木
5番 一塁 大前
6番 左翼 石谷
7番 二塁 重谷
8番 捕手 石川
9番 遊撃 縞田
先発投手:藤田-斎藤-圓谷-横井

投手:鈴木-石黒-朴木

2010年1月20日 (水)

松井&麻生に会ってきました!

 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。今年も静岡を中心に、東海地方の有望選手を発掘&紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 早速ですが、僕の今年の初球場詣は今月16日の戸田球場でした。お目当ては、昨年ヤクルトに指名を受けた日大国際関係学部の松井淳と、麻生知史が参加している新人合同自主トレです。松井は前日の新聞でも、「ブンブン丸」と紹介されるなど、首脳陣に期待されているようなので、気になっていました。

 新人合同自主トレは、入念なストレッチから始まりました。とはいえ、ゼッケンなど名前1001161_2 がわかるものをつけていないので、この時点では松井も麻生も確認できず。ようやくわかったのは、ランニングに入り、近くを走っている姿を見てからでした。松井は逞しい下半身、麻生は前かがみの走り方が特徴的。このランニングでは、新人選手たちの表情まで見てとれました。

 しかし、この新人選手たちばかりを見つめているのを許さないような音がブルペンから聞こえてきました。早速ブルペン前に陣取った僕が見たのは山本斉、高市俊、加藤幹典の3投手。まだ自主トレも始まったばかりなので、キャッチャーを立たせてのピッチングでしたが、さすがプロというキレ、スピードです。全員、アマチュア時代を知る投手でしたが、プロの世界でもまれ、一回り大きくなった印象。僕の目の自主トレにもなりました。

 そうこうしているうちに、新人選手は走塁練習に移っていました。並み居る新人選手の中でも、松井の走塁は目立っていたように思います。足の速さはもちろん、ベース間を最短距離で結ぶような走塁は岩村明憲(パイレーツ)のようなイメージでした。その後、麻生は内野、松井は外野で守備練習を行い、最後はベンチ前のミーティングで練習終了。新人選手がグラウンドを出ると、一斉にファンが走り出し、選手たちを囲んでいました。

1001162  その中で、僕も2人に少しだけ話を聞くことができました。松井は、「自分の体の足りない所がわかりました。この自主トレで、そこを補っていくような練習をしたいと思います」と爽やかな答え。1軍キャンプを目指して、アピールしてほしいと思います。麻生は、「色々と体の動きから教えてもらっています。頑張ります!」と力強く答えてくれました。松井と違い、育成選手という立場の麻生。素質を開花させてほしいですね。

 2人はプロ選手らしく、写真撮影やサインなどファンサービスを行ってから、川沿いを寮に向かって帰っていきました。関係者ばかりの球場で大学時代は野球をやっていた2人。何万人の観衆の前で、プレーを見せてくれる日を楽しみに待っていたいと思います。

<写真上/自主トレで動きの良さを見せる松井淳>

<写真下/育成選手から支配下登録を目指す麻生知史>

※大学時代の松井淳の記事はこちらでご覧になることができます。動画もアップしています!→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2009/04/post-ad07.html

2009年11月 1日 (日)

愛知大学野球入れ替え戦 愛知工業大vs名城大

★11月1日 愛知大学野球 1部2部入れ替え戦 名古屋商科大グランド 曇

 チーム
愛知工業大 2 0 0  0 1 0 0 0 0 3
名城大 2 0 0 0 0 0 0 0 × 2

11011  愛知工業大が先勝で迎えた第2戦。今日、もっとも注目したのは愛知工業大の藤川寛大(180cm76kg、右投左打)です。今秋のリーグ戦では、チームは全敗の中、一人気を吐いて首位打者賞を獲得。成績は31打数14安打で打率4割5分2厘。打席のほぼ半数でヒットを放ってきたことになります。

 1回表、まずトップバッターとして打席までいく姿に風格が漂っています。足が長く、いかにも俊足の雰囲気を醸し出していました。5回には、レフトへきれいに打ち返します。さらに、7回にも同じような打球でレフト前へ。流しているのではなく、きっちりと振り切っているので、打球が速いです。

 そして、最終打席ではセーフティバントを試みますが、惜しくも一塁でアウト。それでも、一塁への全力疾走は、スピード感に溢れていました。ストライドも大きく、華のある選手です。プロで言えば、糸井嘉男(日本ハム)にタイプが近いと思います。おそらくは、来年のドラフト候補に挙がってくるでしょう。

 一方の名城大は宮本剛(172cm69kg、左投左打)が先発しました。享栄高では2年生ぐらいから、名前が広がってきていたので、僕も数回、愛知まで見に行っていました。3年春には快投を続けてチームを県大会優勝に導くも、その後の東海大会では腰に違和感を抱え登板を回避。結局、その故障が夏まで響き、甲子園出場は叶いませんでした。

 昨年、雑誌『野球小僧』の取材で八木亮祐(ヤクルト)を取材した際、尊敬する先輩と11012 して宮本の名前を挙げていました。「1年のときに宮本さんを見て、リリースした瞬間にボールが浮き上がる感じで驚きました」と、八木は宮本の凄さを証言。故障する前の宮本は、本当に凄いボールを投げていたようです。

 久々に見る宮本は、体が少し大きくなった印象を受けました。全身のバネを生かした躍動感のあるフォームは魅力を感じます。ただ、右打者の外角に落ちるスクリューは効果的だったのですが、いかせん、肝心の真っすぐが走っていませんでした。残念ながら5回途中で降板。本人にとっては不本意な投球だったと思います。でも、僕は、宮本が投げられるところを見ることができ、一安心しました。大学ラストイヤーとなる来年に向けて、期待しています。

 試合は、愛知工業大が接戦をものにし、1部残留を決めました。

<写真上/俊足強打で活躍を見せた藤川寛大(愛知工業大)>

<写真下/来年の飛躍に期待したい宮本剛(名城大)>

■愛知工業大

■名城大

1番 右翼

藤川

2番 三塁 藤岡
3番 左翼 橋本
4番 一塁 鎌倉
5番 中堅 長谷川
6番 遊撃 荻野
7番 DH 門垣
8番 二塁 山下
9番 捕手 三宅
1番 中堅 濱井
2番 左翼 伊藤孝
3番 DH 中村
4番 一塁 西川
5番 捕手 芳川
6番 右翼 三浦
7番 三塁 淵本
8番 遊撃 森越
9番 二塁 橋本
先発投手:佐藤-泉-後藤

投手:宮本-鈴木-江川

2009年10月29日 (木)

ドラフトで静岡関係者、大量8名が指名!

 今日はドラフト会議が開催されました。静岡県内の関係では、以下の8名が指名を受けました。

●中日育成枠 赤田龍一郎(愛知大) ※静岡学園出身

●広島4位 庄司隼人(常葉学園橘)

●広島6位 川口盛外(王子製紙) ※静岡高出身

●ヤクルト5位 松井淳(日大国際関係学部)

●ヤクルト育成枠 麻生知史(日大国際関係学部)

●日本ハム5位 増井浩俊(東芝) ※静岡高出身 

●楽天育成枠 松井宏次(長崎セインツ) ※磐田農出身

●西武6位 岡本洋介(ヤマハ)

 なんといっても、庄司が指名されたのは嬉しい限り。新聞報道などでは10291、指名が微妙ということだったので、少し心配していました。おそらく、野手で勝負することになると思いますが、まずはプロで1年間やっていけるだけの体を作って欲しいです。ぜひ来年は、ウエスタンリーグに行って、庄司の成長を見ようと思っています。

 さらに、静岡大学リーグから初のNBB入りとなった松井も楽しみ。豪快なスイングで1年目から1軍に出場する力を持っています。同じくヤクルトに育成枠で指名された麻生は、シャープなスイングと勝負強さがウリ。ぜひ、這い上がって、将来は大学時代と同じように松井とクリーンアップを打ってもらいたいと思います。

<写真/ヤクルトの育成枠で指名された麻生知史(日大国際関係学部)>

2009年10月12日 (月)

赤田龍一郎(愛知大)の動画をアップ!

 昨日の祖父江大輔の動画に続き、今日はその祖父江とバッテリーを組む赤田龍一郎(178cm78kg、右投左打)の動画をアップします。

 赤田は静岡学園出身。高校時代は強打の捕手として通算31本塁打を放ちます。愛知大入学後は2年春からレギュラー。2部落ちを経験しますが、今春は打率4割台をマークし、エース・祖父江とともに1部昇格に貢献しました。

 勝負強い打撃と、安定したスローイング。さらに、祖父江が絶対的に信頼する巧みなリードを見せます。

 来春の卒業が厳しく、社会人への就職が決まっていない現状だそうで、なんとしてプロ入りを目指しています。この秋のリーグ戦前、八田剛監督は「いい選手なんだけど、今一つスタンドに向けてのアピールが足りないんですよ」と赤田について話していました。

 ところが、先日の試合は攻守で十分に存在感を示していました。特に、動画の最後のシーンにあるライトオーバーへの勝ち越しのタイムリーは、彼の高いポテンシャルを見ることができたと思います。

 現在首位に立つチームを優勝に導けば、ドラフト指名に一歩近づくことができるでしょう。

2009年10月11日 (日)

祖父江大輔(愛知大)の投球映像をアップ!

 愛知大のエース・祖父江大輔(175cm71kg、右投両打)の投球映像をアップします。この映像は、10月5日のブログでご紹介した愛知大学リーグの愛知学院大vs愛知大戦で撮影したものです。

 祖父江は中学時代にチームに所属せず、父親と公園で練習していたという変わり種。愛知高に進学してからも、主にショートを守り、投手としてマウンドに立つことは少なかったそうです。ところが、愛知大進学前に身長が伸び、大学では投手として、2年時からエースを任されています。最速152キロの速球を武器に、今春は1部2部入れ替え戦で3試合3連投の活躍。チームを1部昇格に導き、一躍ドラフト候補に名乗りを上げています。

 躍動感に溢れ、楽しそうに投げる祖父江の投球をご覧ください! 

2009年10月 9日 (金)

日大三島の監督に川口氏が就任!

 新聞報道によると、日大三島の監督に川口剛氏が就任したようですね。川口氏は日大三島OBで、拓殖大卒業後に拓殖大のコーチを経て、日大国際関係学部のコーチに就任。今秋のリーグ戦まで和泉貴樹監督を補佐してきました。

 日大三島は、1989年の夏以来、甲子園から遠ざかっています。それだけに、32歳と若い川口監督にかかる期待が高いです。特に、東部勢は、三島、飛龍、吉原商など、今後が楽しみなチームが多いので、ぜひ日大三島も波に乗って欲しいなと思います。

 一方、これまで日大三島の監督を務めてた松崎氏は、日大国際関係学部のコーチとなったようです。松崎氏は、アメリカでコーチングを学んだという理論派。僕も一度だけ、雑誌『野球小僧』の取材でお話を伺ったことがあるのですが、分かりやすい表現で選手について説明してくれたことが印象に残っています。ぜひ、大学球界でその力を存分に発揮してもらいたいです!

2009年10月 5日 (月)

愛知大学リーグ 愛知学院大vs愛知大

★10月3日 愛知大学野球 秋季リーグ戦 瑞穂球場  晴 

 チーム
愛知大 1 0 0 0 0 0 0 1 0 2
愛知学院大 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1

 本日5日、愛知大学野球リーグで愛知大が愛知学院大を破り、2勝1敗と勝ち越し、優勝へ一歩近づきました。僕が観戦したのは第1戦。各球団のスカウトも大勢訪れる中、愛知大がドラフト候補の祖父江大輔(175cm71kg、右投両打)、赤田龍一郎(178cm80kg、右投左打)の活躍で貴重な1勝を勝ち取った試合です。

10031  MAX152キロを誇る祖父江は、小柄ですが、体全体を大きく使った躍動感のあるフォーム。いかにもバネがありそうな下半身で、腕の振りも鋭いです。初回からランナーを出しながらも粘りの投球で得点を許しません。重そうな真っすぐを低めに集め、曲がり幅の大きいスライダーで相手打者を翻弄します。
 この日最大の見せ場は1点をリードして迎えた9回。少し制球が乱れ、無死一二塁のピンチを招きました。敬遠で満塁策を取るかと思われたのですが、強気に勝負すると、3人を力でねじ伏せてゲームセット。リーグの強豪相手に先勝し、愛知大のファンや父兄の方が陣取ったスタンドも盛り上がりました。

 試合後、八田剛監督は、9回の場面について、「ピンチになったとき、相談しようと思ってマウンドにいったのですが、私がマウンドにたどり着く前から『敬遠はイヤです』と。彼に押し切られてしました(笑)」と、勝負に出たのは、祖父江からの提案だったことを明かしてくれました。
 祖父江本人に真意を尋ねると、「とにかく1番の大野(弘仁)に回したくなかったので」とのこと。「この秋はスピードを追わず、140キロ台で丁寧に抑えることを考えています。この秋の最速は147キロです。なんとしても神宮大会に出たいですから」という祖父江。この愛知大学野球リーグで1位または2位となると、次は愛知・東海・北陸三連盟王座決定戦へ。そのトーナメントで優勝すれば、神宮大会への道が開けます。しかし、その前にあるのがドラフト会議。僕は、『野球小僧10月号』で祖父江のインタビューを担当したのですが、その時もプロへの気持ちをハッキリと語ってくれました。この日も、「プロには指名順位に関係なくいきたいです」と気持ちは変わらず。指名漏れなら、トヨタ自動車への入社が決まっていますが、やはり、本人としてはプロへの気持ちが強いようでした。

 その祖父江とバッテリーを組む赤田は静岡学園出身。この日は2回10032に先制打をレフト 前へ、同点の8回にはライトオーバーの二塁打。ライトが捕球体勢に入ったかと思いきや、ライナー性の打球はグングン伸びて、ライトの頭を越えました。本人が自信を持つバットコントロールをスタンドに押し寄せたプロ球団のスカウトにアピールできたことでしょう。 

 祖父江、赤田の動画はまた今度、アップする予定です。もう少し、お待ちください!

<写真上/MAX152キロを誇るドラフト候補・祖父江大輔(愛知大)>

<写真下/勝負強い打撃でスカウトにアピールした赤田龍一郎(愛知大)>

■愛知大

■愛知学院大
1番 二塁 奥村
2番 三塁 大島
3番 DH 上野
4番 捕手 赤田
5番 一塁 田中
6番 右翼 谷野
7番 左翼 高森
8番 遊撃 大前
9番 中堅

野口

1番 遊撃 大野
2番 三塁 長田
3番 DH 安井
右翼 前田
5番 中堅 梶原
6番 左翼 森田
7番 一塁 与世山
8番 二塁 田中
9番 捕手 永嶋
投手:祖父江

投手:溝口‐武石

2009年9月14日 (月)

東海地区大学野球 静岡大vs日大国際関係学部

★9月12日 東海地区大学野球 秋季リーグ戦 富士球場  晴 

    チーム
静岡大 0 0 0 0 3 0 0 0 0 3
日大国際関係学部 3 0 0 1 2 0 0 0 × 6

 この日は前々からどうしても見たかった試合だったので、東名高速道路を使い、富士球場まで足を運びました。バックネット裏にはプロのスカウトの顔も見える中、ドラフト候補の静岡大・奥村直之(175cm70kg、右投右打)と日大国際関係学部・松井淳(175cm82kg、右投左打)が直接対決。特に、僕は初めて見る奥村のピッチングに注目しました!

 
09141  奥村は最速148キロを誇り、今年6月の日米大学選手権の候補合宿に参加した実力派右腕。プロ志望届け提出も視野に入れていると報道されています。

 まず、僕は逞しい体つきに目がいきました。下半身全体が太く、胸板が分厚い。マッチョ系が多くいる日大国際関係学部の選手たちに引けをとらない筋肉量です。そして、黒ぶちのメガネをかけた顔つきからは、いかにも知的な雰囲気が漂ってきます。

 フォームは、真上ではなく、少しスリークオーター気味から腕が出てきます。角度はないのですが、低めの内外角に投げ分ける制球力に光るものを感じました。下の動画で松井に対して死球を与える場面がありますが、強打者に対して内角をグイグイと攻める姿勢もいいです。
 
 ただ、気になるのは、ボールがシュート回転して入ってくることです。右打者の内角にくるときは武器になるのですが、外角からくると打ちごろに。上のレベルでは、間違いなく、長打を食らうボールとなります。また、フィールディングのミスもあり、このあたりの細かいプレーは今後への課題になるでしょう。

 この試合は6失点で敗れましたが、確かにボール自体は速くて魅力を感じました。彼の投球を見ていて、神奈川大時代の加藤大輔(オリックス)の思い出しました。タイプとしては近いと思います。

■静岡大

■日大国際関係学部
1番 中堅 石黒
2番 右翼 洞口
3番 左翼 矢野
4番 一塁 土屋
5番 DH 佐方
6番 捕手 諏訪部
7番 二塁 増井
8番 遊撃 清治
9番 三塁 若山
1番 右翼 榎本
2番 二塁 砂原
3番 三塁 麻生
4番 中堅 松井
5番 DH 宮井
6番 左翼 島村
7番 一塁 本田
8番 捕手 田井
9番 遊撃 畑田
投手:奥村

投手:横井