【静岡県知事杯】ヤマハが3年連続V!
第6回静岡県知事杯社会人・大学野球対抗戦が10日、11日に開催され、ヤマハが3年連続5回目の優勝を飾りました。
<1回戦>
静岡硬式野球倶楽部 5ー2 静岡大
山岸ロジスターズ 6ー3 東海大静岡キャンパス
<準決勝>
静岡産業大 5ー2 静岡硬式野球倶楽部
ヤマハ 13ー1 山岸ロジスターズ(6回コールド)
<決勝>
ヤマハ 18ー1 静岡産業大(5回コールド)
都市対抗の本大会では初戦敗退を喫したヤマハ。秋の日本選手権に向けて若手の台頭が期待される中、小林寛弥が最優秀選手賞をしました。
専修大出身のルーキーは準決勝で2安打を放つと、決勝戦は二塁打1本を含む4安打の活躍。持ち味の堅実な守備と確実性のある打撃に加え、都市対抗後から「長打が打てるように」と振り込んできた成果を発揮して、左右両方向へ強い打球を放って安打を稼ぎました。この日は特に「右の股関節を意識」して打席に立ったとのこと。打撃で一瞬のタメがあり、球種・コースに関係なく対応ができていました。
準優勝は静岡産業大。2試合ともに「3番ライト」で出場の後藤維吹(4年)が実力を発揮しました。準決勝の第1打席。右中間を破ると、俊足を飛ばして一気に三塁に到達。その後もライト前、レフト前と安打を重ねます。続く決勝戦では、ヤマハのベテラン左腕・九谷青孝に対応。ストレートをセンター前にもっていきました。「タイミングをとることが難しかったのですが、レベルの高いピッチャーから一本打てて自信になりました」。
静岡リーグ屈指の走攻守の三拍子が揃う外野手。しかし、この春は右足の太ももの肉離れの影響で不調に終わり、チームもリーグ優勝を逃しました。夏のオープン戦でもなかなか状態が上がってきていなかったそうですが、「タイミングの取り方を練習してきて、自分の間合いで打つことができた」と、今回の県知事杯できっかけを掴んだ様子でした。「チームとしては明治神宮大会を目指し、個人的にはキャリアハイの成績を残したい」と試合後は明るい表情を浮かべていた後藤。秋は東海大静岡キャンパスの宮原駿介とともに静岡リーグを沸かせてほしいです。(編集部・栗山)
<写真上/最優秀選手賞を獲得した小林寛弥(ヤマハ)>
<写真下/状態が上がってきた後藤維吹(静岡産業大)>