【全日本大学選手権】日大国際関係学部、初戦突破ならず
7年ぶりに全日本大学野球選手権出場を果たした日大国際関係学部。あらためて全国で勝つことの難しさを感じたゲームとなりました。
昨日、初戦で西南学院大と対戦。3点リードで迎えた8回でした。満を持して、プロ注目のエース・林京平(4年)が明治神宮球場のマウンドに上がります。しかし、先頭打者に三塁打を浴びると、四球を4つ与え、安打も重なって逆転を許します。この回、計8失点。その後も流れを止めることができず、6対14で敗退しました。試合後の取材で和泉貴樹監督は「勝つためには彼しかいないと思っていたが…。まだ本当のピッチャーになっていないということ」と林の成長を促し、本人は「本当に申し訳ない。自分の未熟さが出てしまった」と言葉を絞り出すだけで精いっぱいでした。 そんな中、全国で名前を売ったのは「1番センター」で石川蒼(3年)。リーグ戦の12試合で打率.375、東海選手権でも打率.667の実力を全国の舞台でも発揮。第2打席で50m走5秒台の俊足を生かしてショートへの内野安打をもぎとると、8回にはシャープに振ってセンター前安打。さらに、2回の守りでは右中間の打球をダイビングキャッチを見せました。秋から来年に向けて楽しみな存在です。(編集部・栗山)
<写真上/逆転負けを喫した日大国際関係学部の選手たち>
<写真下/攻守で存在感を発揮した石川蒼(日大国際関係学部)>