中学野球

2019年3月 5日 (火)

噂の「怪物中学生」はすごかった!

 2日は県中学選抜野球大会の準決勝も気になりましたが、大東北運動公園に向かいました。開催されていたのは全日本少年軟式野球大会の大東支部予選。どうしても自分の目で確かめたかった中学生がいたからです。
 大須賀中の小城佑太。「アイツは怪物だ」、「あれこそ逸材だ」。そんな噂が昨年末からあちらこちらから耳に入り始めていました。

03051_2 この日は大浜中、城東中、大須賀中の三つ巴での対決。第1試合は城東中と大須賀中が対戦しました。まず、初回、大須賀中の選手が守備位置に散ったときに驚きました。ファーストの守備についた小城はもちろんのこと、ピッチャー・佐野公亮、キャッチャー・鈴木涼太も体が大きいです。
 しかも、試合が始まると佐野が力のあるストレートをビュンビュンと投げ込み、鈴木も強肩。それだけではありません。ショートの太田善士のセンスも抜群(あとから聞いたらまだ1年生でした!)。素材だけなら県トップレベルでしょう。これだけのメンバーが集まっても県大会に出られない西部地区のレベルの高さを感じました。 

 度肝を抜かれたのは2点を追う4回でした。3番の小城が豪快にバットを振り抜くと、打球がライトの柵を越えて、奥に消えていきました。どれだけ飛んだのでしょう。いくら、軟式のボールが変更になり、飛ぶようになったといっても、こんな中学生の打球を見たのは、渡邉隆太郎(東海大翔洋中→帝京→富士重工)以来です。
 呆然としていると、続く佐野の打球もレフトの柵を越えていきます。なんと、3番、4番の連続本塁打。ランニング本塁打ならまだしも、柵越えの本塁打はすごいです。

 試合は大須賀中がタイブレイクの末に勝利。その後、僕は別の取材のために球場を後にしましたが、残って観戦した方の情報によると、2試合目は左腕の小城が先発して完投勝利。三振もたくさん奪ったそうです。次は投げる姿を見に行こうと思います。(編集部・栗山)

<写真/本塁打を放った小城佑太(大須賀中)>

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2019年2月24日 (日)

富士岡中の注目バッテリーを見てきました!

02241 今日は県中学選抜野球大会の取材で浜岡球場へ。最大のお目当ては第2試合に登場した富士岡中のエース・緑川大翔。学童時代から「地元では知らぬものはいない」という右腕が噂通りの投球を披露してくれました。

 相手はソツのない攻撃を見せる曳馬中。立ち上がりは球が少し散らばって2回に1点を失います。それでも、尻上がりに調子を上げて3回以降は無失点。少しずつ、指にかかるボールが増えていきました。フォームはオーソドックスの右オーバー。下半身をしっかりと使え、腕の振りの柔らかさが特徴です。右打者のアウトコース低めに決まる速球は魅力あり。まさにキャッチャーに向かって糸を引くようなボールでした。
 現在は身長が176センチくらいとのことですが、まだ伸びそうな雰囲気。2年後、3年後にどのような投手になるのか。これからも追いかけていきたいです。
 富士岡中は「4番キャッチャー」の苫米地隆良も楽しみな選手。第3打席でセンター前安打を放ったパンチ力のある打撃、強肩が光るのはもちろん、周囲を見渡して的確な指示を出せる捕手です。今日は惜しくもタイブレークの末に敗れましたが、攻守で存在感を発揮してくれました。(編集部・栗山)

<写真/タイブレークを除き、今大会21イニングを3失点の緑川大翔(富士岡中)>

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2019年2月18日 (月)

県中学選抜野球大会が開幕しました!

 17日、18日は県中学選抜野球大会を見てきました。今年はどんな中学生と出会えるのか。2日間で気になった選手を紹介したいと思います。

02181 まず、開幕戦では大浜中の酒井翔夢が小気味のいい投球を展開。5回を1失点に抑えました。酒井の武器は曲がり幅の大きいスライダ―。キレ味があり、中学生のこの時期だと、なかなか目がついていかないと思います。
 第2試合で登場した舞阪中のフロレス・ダイゴも気になった選手の一人。独特のいいムードを持っている選手です。二塁打2本に加え、3盗塁をマーク。気温が低く寒さを感じる中、半袖のアンダーシャツでプレーする姿にも惹かれました

 02182昨日の浜岡球場第1試合は常葉大橘中対三ヶ日中の好カード。三ヶ日中は「1番ショート」の山岸廉尊の評判をよく耳にするので注目しました。試合前、ベンチ前の素振りをチェックすると、スイングスピードが違います。フォロースルーまで振り切れているところも良かったです。試合では、第2打席にライト前安打。残りの2打席はアウトになりましたが、いずれもレフト方向へ鋭い打球を飛ばしていました。今年の三ヶ日中は山岸だけではありません。素材のいい選手が揃っています。なかでもエース・小野翔也は楽しみな存在。ゆったりとしたテークバックから腕がしなやかに振れ、本格派に育ちそうな匂いを感じました。
02183 常葉大橘中は1年生キャッチャーの望月大和が2本のタイムリーを放つ活躍。攻守ともにバランスがいいので、今後が楽しみです。
 第2試合は福田中の三浦光陽がナイスピッチング! 身長156センチと小柄ですが、ストレートと変化球を低めに集め、4安打完封を飾りました。
 第3試合はタイブレークの末に敗れましたが、島田一・島田二中の遊撃手・塚本陽向が目につきました。打っては3安打(三塁打1本)、守備では反応の良さが際立っていました。(編集部・栗山)

<写真/上から酒井翔夢(大浜中)、山岸廉尊(三ヶ日中)、塚本陽向(島田一・島田二中)>

★アットエス 静岡新聞SBSオフィシャルサイト
http://www.at-s.com/sports/article/data/baseball/588468.html
※勝ち上がり表はこちらからご覧になれます。

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2019年2月12日 (火)

ジャイアンツカップのシニア静岡予選が行われました!

 9日、11日の2日間、ジャイアンツカップのシニア静岡代表決定戦を見てきました。まだ寒い時期ですが、夏の本大会に向けての熱い戦いがもう始まっています。

 9日は富士シニアのグランドで、藤枝明誠シニア対富士シニア、沼津シニア対掛川シニアの2試合をチェックしました。

02121 富士シニアの先発は若松奏弥。県シニアナンバーワン左腕との呼び声が高い木村光志はレフトの守備からスタートします。若松は春の全国大会に出場する藤枝明誠シニアを5回まで無失点に抑える好投。終盤に少し疲れて失点しましたが、体全体を使うフォームで、球威がありました。
 お目当ての木村はまず、バットで見せます。4回に右中間へ本塁打(11日の静岡裾野シニアとの試合でも本塁打を放ったそうです!)。そして、7回にマウンドに上がり、試合を締めました。

 第2試合は掛川シニアがコールド勝ち。「3番ピッチャー」の村松洲が活躍しました。投手としては腕をしっかりと振って快投。強いボールが低めにコンスタントに決まっていました。打っては鋭いスイングで内野の間を抜ける打球を放ちました。将来が楽しみな選手です。

02122 そして、10日は浜松シニアのグランドへ。第2試合の浜松シニア対伊東シニアの試合を注目しました。
 浜松シニアの先発は榎谷礼央。評判が良く、どうしても見たかった投手でした。この日は抜群の安定感を見せて伊東シニア相手に5回を投げて1安打完封。ストレートに伸びがあり、スライダーもキレキレでした。右足一本で立ったときの姿が美しく、「ピッチャーらしいピッチャー」という印象を持ちました。
 もう一人、浜松シニアで気になったのは1年生の遊撃手・進藤天。投げても打っても形が素晴らしく、いかにも「浜松シニアの選手」といった感じです。二遊間のゴロに対し、スピードが落ちることなく捕球して一塁へ送球。一連の華麗な動作に惚れぼれしました。
 02123伊東シニアの1年生左腕・髙清水慧吾も楽しみな逸材です。ヒジのしなりが半端なく、柔らかさが魅力です。まだスピードもないし、高めに抜けることが多々ありますが、焦ることなく、このまま成長してほしいです。(編集部・栗山)

<写真/上から若松奏弥(富士シニア)、榎谷礼央(浜松シニア)、髙清水慧吾(伊東シニア)>

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2019年2月 1日 (金)

田方・三島地区で第2回中・高交流指導者研修会が開催されました!

02012

 昨年に続き、田方・三島地区の中・高交流指導者研修会が先月27日に函南東中で開催されました。今年は昨年の約倍となる中学生99名が参加。高校野球の指導者9名が、田方・三島地区のレベルアップを目的に技術指導を行いました。

 02011アップとキャッチボールから始まり、基礎練習では走塁、ハンドリング、牽制など細かな技術を身につけ、その後、投手、捕手、内野手、外野手に分かれて練習を行いました。

 そして、最後にU-18侍ジャパンでアシスタントコーチを務めた原史彦氏(知徳副部長)が中学生に向けてこんなアドバイスを送りました。
「全日本のメンバーも、ランニング、トスバッティングなどの基本を繰り返しやっていました。なぜなら、そこが一番大事だからです。ただ、同じことをやるにしても高い意識を持っている。その意識次第で、みなさんも上手くなれると思います」

 選手からは「バッティングで手の使い方を教わり、コツをつかんだ」、「高校野球の視点で教わることができて良かった」という声が挙がり、貴重な経験になったようです。

 ぜひ、来年以降も続けてほしいと思います。

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2019年1月20日 (日)

フジヤマBBCのエースに注目!

 今日は富士宮市で活動するU-15フジヤマベースボールクラブへ。練習試合で将来性溢れる中学生を発見しました!

01201 試合前の整列、他の選手よりも頭一つ抜けていた吉田優飛(2年)。スラっとした体型に、顔も小さい。「これはっ!」と思い、その姿を追ってしまいました。「4番ピッチャー」での出場。まずピッチングは、左足でうまくリズムを作りながら、ダイナミックに体全体を使うフォーム。ストレートがよく伸びて、三振を奪っていきます。指にかかったときは、低めにビシッと制球。審判さんも「速くて怖い!」と驚いている様子でした。小雨が降り続ける寒い天候の中でも5回を1安打の投球。集中力を切らさず、淡々と投げる姿も良かったです。
 打っては5回のチャンスの場面でレフト前安打。最短距離にバットが出るきれいなスイングで打ち返していました。

 去年の秋までは横手投げだったという吉田。身長を生かしたいとオーバーに変えてから、ストレートの勢いが出てきたそうです。すでに身長が177センチほどありますが、まだ伸びているとのこと。中学生は少し見ない間に劇的に大きくなっています。夏までにもう一度チェックに行きたいです!(編集部・栗山)

<写真/「夏は全国に出場したい」という吉田優飛(U-15フジヤマベースボールクラブ)>

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2018年12月16日 (日)

東部地区の中学軟式招待試合を見てきました!

 今日は「静岡県東部地区中学校軟式野球招待大会2018」に伺ってきました。
 この大会は函南中・露木暢監督が中心となり、「中学軟式の東部地区を盛り上げよう」と、夏と冬の年2回に渡って開催されている大会。2013年から始まり、今回で10回目を迎えたそうです。

 今大会は韮山球場をメインに会場に、中部地区、西部地区のチームも合わせ、計16チームが参加。親善試合ですが、トーナメント制で優勝チームを決めています。今日は閉会式まで見ましたが、選手たちは優勝旗や賞状をもらうと本当に嬉しそう。順位を決めることで大会モードになり、モチベーションが上がっているのは間違いないと思います。

 12161_2結果は以下のようになりました。
 
★優勝…竜爪・西奈中
★準優勝…対島中
★3位…東豊田中、大里・安倍川中、富士宮二中、伊東南中、長岡中

 竜爪・西奈中は、先日の県大会と変わることなく、安定した強さを発揮。決勝戦では機動力を絡めて2点を奪い、1年生エースの永野陽大が完封しました。どうしても、この永野と、先日ブログで紹介したキャッチャーの和田裕二郎が目立ちますが、主将の山形海斗を中心に内外野の堅い守備も見逃せません。来春の全国大会も楽しみです。

12162 決勝戦で敗れましたが、対島中も力のあるチームでした。中でも気になったのが「4番キャッチャー」の坂田幸音。パワフルな打撃でレフトに2安打を放ちました。また、「1番ショート」の古川士道も目についた選手。守備センスが素晴らしく、レフト前安打の際に返球を受けたあと、すぐにオーバーランした打者走者を刺しにいこうする姿勢が良かったです。まだ1年生とのこと。これからどんな選手になるのか楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上/最優秀選手賞を獲得した山形海斗(竜爪・西奈中)。大会実行委員長の渡邊哲也氏より記念品が贈呈される>
<写真下/敢闘賞の坂田幸音(対島中)。持ち前のパワーを生かし、柵越えも打っているそうです!>

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2018年12月 4日 (火)

県中学新人大会準決勝&決勝戦レポート!

 1日は、全日本少年春季軟式野球県大会兼県中学新人大会の準決勝と決勝を見てきました。

12041_3 圧倒的な強さで大会を制したのは東海大静岡翔洋中。準決勝で松井天がノーヒットノーランを達成、決勝戦では3投手によるリレーで完封(無安打)しました。とにかく今年の翔洋中はガタイが良く、打線は上位から下位まで迫力十分。どこからでも得点を奪えます。弓桁義雄監督も「全国の強豪と互角に戦える力がついてきた」と、手応えを掴んでいる様子でした。

 この日、一番印象に残ったのは丸塚中のエース右腕・山田悠希。準決勝で東海大静岡翔洋中に敗れて全国出場を逃しましたが、2失点の好投でした。テークバックで左肩が上がり、どことなく桑田真澄(元巨人)に似ているフォーム。角度があって、球も伸びていました。「この冬はコントロールとスタミナをつけていきたい」という山田。ピッチャーらしいピッチャーで今後に注目です。

120402 全国への最後の切符を手にしたのは竜爪中・西奈中の合同チームでした。完封勝利の永野陽大、4安打を放ったキャッチャーの和田裕二郎は1年生と聞いてビックリ。来春の全国でも旋風を巻き起こしてほしいです!
 一方、この秋、快進撃を見せた大淵中・吉原北中の合同チームは惜しくも準決勝で敗退。渡邉貴洋監督は「選手が少なかったり、練習時間が少なかったり、こういう苦しい状況だからこそ全国に行きたかった…」と無念の表情を浮かべるも、「もう一度チームを作り直して、来年は勝ちます」と前を向いていました。(編集部・栗山)

※この結果、来年3月に静岡で開催される全日本少年軟式野球大会へは以下の4チームが出場します。
伊東南中/東海大静岡翔洋中/竜爪中・西奈中/浜松開誠館中

<写真上/ノーヒットノーランを達成した松井天(東海大静岡翔洋中)>
<写真下/準決勝で4安打を放ち、全国出場に貢献した和田裕二郎(竜爪中・西奈中)

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2018年11月26日 (月)

菊地選手、磐田に現る!

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 今日は、あの『中学野球太郎』のホームランプロジェクトでおなじみの菊地選手が磐田東中を訪問しました。

 前々号で森木大智(高知中)、前号では仙台育英秀光中の豪華投手陣と対戦した菊地選手。今回、対決を挑んだのが高須大雅(磐田東中3年)でした。全国的には無名ですが、183センチ(まだ伸びているそうです)の大型右腕。スケールの大きさが注目され始めています。
 磐田城山球場を貸し切り、菊地選手と4打席の真剣勝負。詳細は『中学野球太郎』(12月17日発売予定)で紹介しますが、どこまでも可能性が広がる逸材にゾッコンとなりました!(編集部・栗山)

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2018年11月17日 (土)

中学交流大会で見た注目選手!

 今日は第5回オリエンタルフーズ杯静岡県3年生交流大会を草薙球場で見てきました。
 この大会は主に中学3年生が参加。今年はボーイズ11チーム、シニア2チームが出場しています。

 初日は今夏、全国ベスト8の静岡蒲原シニアが2連勝。明日の準決勝に駒を進めました。
 11171_3豊富な投手を擁する同チームで、初戦のマウンドに立ったのが宮本兵馬。全国大会など大きな舞台で投げていない投手ですが、初回の投球に思わず見惚れてしまいました。
 正統派タイプの右腕で、左手の使い方のうまさが最初に目につきました。バランスのいいフォームから角度のあるストレートが低めに集まります。球速は最速で130キロをマーク。回転数が多く、ベース上で伸びる感じが良いです。また、変化球は緩いカーブが効果的でした。最後まで球威が落ちることなく、浜松ボーイズ相手に2安打完封。高校入学を前に、今日の快投は本人にとって自信になったはずです。もともと捕手で、投手を初めてまだ1年あまりとのこと。肩・ヒジの柔らかさがあり、伸びしろが期待できます。
 続く2回戦では全国大会でも活躍したエース・岩間昴生が登場。130キロ前後のストレートに加えて、曲がり幅の大きいスライダーで三振の山を築きました。パワーで押せるタイプの右腕。こちらも高校で注目していきたいです。

11172 その静岡蒲原シニアに2回戦で敗れましたが、静岡葵ボーイズの捕手・川端慶も気になりました。マスクをかぶっている佇まいから安心感が伺えます。強肩、強打といいところはたくさんあるのですが、その中で一番の魅力はキャッチング。一球一球、丁寧にボールを捕り、ショートバウンドも確実に止めます。「キャッチャーらしいキャッチャー」に出会うことができました。(編集部・栗山)

<写真上/宮本兵馬(静岡蒲原シニア)>
<写真下/川端慶(静岡葵ボーイズ)>

★第5回オリエンタルフーズ杯静岡県3年生交流大会の組み合わせ、結果等はこちからご覧になれます。→https://www.netto.jp/boysleagueshizuoka/

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