社会人野球

2025年9月 4日 (木)

【都市対抗野球】森川一発&梅田快投 ヤマハがベスト8進出! 

 都市対抗野球大会でヤマハが2年ぶりのベスト8進出を決めました。

★9月4日 第96回都市対抗野球大会2回戦 東京ドーム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤマハ 0 1 3 0 0 0 0 0 8 12
大阪ガス 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

(ヤ)梅田、沢山-大本、清水
(大)桜井、本間、木下、秋山、小松、稲垣-高橋 、戸高、城下

▽本塁打=森川、前野(ヤ)
▽二塁打=矢幡2、大本(ヤ)、戸高(大)

09041_20250904213001  1点のリードで迎えた3回。無死一塁から4番のルーキー・森川凌に待望の一発が出ました。初球のストレートを強振。「打った瞬間にいったと思った」という打球は右中間スタンドに飛び込みました。4番の重責を果たし、試合後は「チームが勝てて何より」と胸を撫で下ろしていました。初戦は4打数0安打。独特の緊張感の中でイメージした打撃ができなかったそうです。「挽回するチャンスをもらった」と修正して臨んだ今日の一戦。第1打席は空振り三振に終わっても「状態は悪くない」と気持ちを切り替えた第2打席で結果を出しました。
09042_20250904213601 打のヒーローが森川なら、投のヒーローも同じくルーキーの梅田健太郎です。148キロを計測したストレートに加え、本人が「良かった」と振り返るカーブを中心として変化球も冴え渡りました。5回まで許した安打は2本のみ。8回に1点を許したものの、無四球で堂々の都市対抗デビュー。「応援がすごくて高揚した。楽しんで投げることができた」と頼もしい言葉も聞けました。
 さらにルーキーの土山翔生が先制タイムリーを放つ活躍。一方で9回にはベテランの矢幡勇人が1イニングで2本の二塁打を記録。途中出場の前野幹博に3ラン本塁打が飛び出しました。35年ぶりの黒獅子旗へ。若さと経験が融合したチームの快進撃に、ますます期待が高まります!(編集部・栗山)

<写真上/3回に本塁打を放った森川凌(ヤマハ)>
<写真下/8回1失点の好投を見せた梅田健太郎(ヤマハ)> 

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2025年9月 2日 (火)

ヤマハ、初戦突破!矢幡の一発で勢いに乗る

  先月28日に開幕した第96回都市対抗野球大会。昨日、ヤマハはHonda熊本と対戦し、初戦を突破しました。2回戦は4日に大阪ガスと対戦します。

★9月1日 第96回都市対抗野球大会1回戦 東京ドーム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤマハ 0 3 0 0 1 0 0 0 0 4
Honda熊本 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1

(ヤ)佐藤-大本
(H)横川、寺澤、安里、片山-丸山

▽本塁打=矢幡(ヤ)、中島(H)
▽二塁打=大本(ヤ)、田場(H)

 09021 チームを勢いづけたのは、1番打者・矢幡勇人の特大弾でした。
 2回、2死二三塁のチャンスで打席が回ってくると、「狙っていた」という5球目を強振。滞空時間の長い打球は左中間の中段あたりまで飛んでいきました。「ちょっと上がり過ぎたかなと思いましたが、そのまま入ってくれました」。
 長年、社会人野球で培ってきた野球勘の賜物でした。初回の第1打席は3球空振りしての三振。「思ったより相手投手の球がきている」と感じ、2打席目は重量は同じでもヘッドが返りやすいバットに変更したそうです。
 昨年は10年連続本大会出場の表彰を受け、入社13年目の今季はコーチ兼任。その中で、東京ドームでは2015年以来2本目の本塁打。申原直樹監督もあらためて「すごいバッターだな思う」と絶賛していました。
09022  投げては先発の佐藤廉が好投しました。「3点のリードで気持ちが楽になった」と、武器のツーシームが冴え渡り、7回まで無失点。8回にソロ本塁打を浴び、9回にも一打同点のピンチを迎えましたが、最後まで冷静に投げ切りました。「ドームで1勝することができて嬉しいです。目の前の試合を丁寧に勝っていきたいです」。
 エースとベテランの活躍で35年ぶりの日本一に向けて、好スタートを切りました。(編集部・栗山)

<写真上/2回に本塁打を放った矢幡勇人(ヤマハ)>
<写真下/完投勝利の佐藤廉(ヤマハ)>

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2025年8月 3日 (日)

【ヤマハVS中央大】原崎&新妻の静岡バッテリーが先発&相羽が存在感を示す!

  ヤマハと中央大のオープン戦が昨日、ヤマハ豊岡グランドで行われました。

★8月3日 オープン戦 ヤマハ豊岡グランド

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
中央大 0 1 0 0 2 0 0 2 0 5
ヤマハ 1 0 1 0 1 3 0 0 × 6

08031_20250803113001  中央大の先発は駿河総合出身の原崎翔陽(3年)。浜松開誠館出身の新妻恭介(2年)と組む、「静岡バッテリー」で試合に臨みました。
 この日の原崎は制球に苦しみました。初回には「力んでしまった」と振り返るように、4連続四球を与えます。何とか1点で切り抜けたものの、結局、3回途中で降板。最近のオープン戦では好投を見せており、東海遠征の開幕を任された原崎でしたが、「今日のピッチングは0点です」と悔しさをにじませました。
 それでも、長身から繰り出す豪快な腕の振りは大きな魅力。この日は自己最速となる145キロをマークし、成長の証が垣間見えました。
 高校時代からプロも注目した長身サウスポー。大学入学後は2年秋のリーグ戦から登板し、「この2年半で全てがレベルアップしました」と語ります。なかでも体つきの変化が顕著で、体重は10キロ増。よりスケール感のある投手へと進化しています。
08032_20250803113001  一方、1年時からベンチ入りしている新妻は、レギュラー捕手の座を目指して奮闘中です。「東都はピッチャーのレベルが高いです」と打撃面に課題を感じてきましたが、経験を積む中で少しずつ対応力が増し、手応えも掴みつつあるようでした。
 チームにはもう一人、静岡県勢が帯同していました。沼津東出身の大塚豪アナライザー(4年)です。1年の途中から、それまで中央大に存在しなかった「アナライザー」という役割を担い、データの分析などに尽力。春のリーグ戦4位から、秋の頂点を目指し、集大成のシーズンに挑もうとしています。

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08094_20250803113201  ヤマハでは「9番ショート」で出場した相羽寛太の活躍が光りました。2安打を含む4打席すべてで出塁。特に4打席目では、今秋のドラフト上位候補に挙がる左腕・岩城颯空に対し、力負けせずセンター前へはじき返す見事な一打を放ちました。
 この1年間で、打撃面の進化が顕著です。コンスタントに結果を残し続ける姿に安定感が漂います。本人に話を聞くと、「狙い球とか、打つべきボールが何かとか、考え方を変えて、いい結果につながっています」と語りつつ、「とにかく、このヤマハでレギュラーとしてしっかり試合に出たいです」と力強く意気込みを口にしました。
 ヤマハは都市対抗本大会を前に、8月6日からJABA北海道大会に出場します。相羽だけでなく、好選手がひしめく中、レギュラー争いは熾烈。北海道の地で誰が存在感を示し、東京ドームではどんなメンバーが組まれるのか。注目が集まります!(編集部・栗山)

<写真/上から中央大・原崎翔陽、中央大・新妻恭介、中央大・大塚豪アナライザー&原崎&新妻、ヤマハ・相羽寛太>

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2025年6月28日 (土)

【都市対抗予選】三菱自動車岡崎・伊藤大地が泥臭く流れを呼び込む!

 昨日の都市対抗東海地区二次予選・第4代表決定戦で、三菱自動車岡崎がヤマハを7対3で下し、3年連続15回目の都市対抗出場を決めました。ヤマハは第5代表決定戦に回り、本日28日に東邦ガスと対戦します。

06281_20250628104601  三菱自動車岡崎は浜松商出身の伊藤大地が「7番ファースト」で出場。3打数無安打でしたが、守備で貢献しました。安打性の当たりを必死にさばき、相手のヤマハに流れを渡しませんでした。
 「どんな状況でもいつでもいけるように準備だけはしてきた」と話す伊藤。今予選の序盤はベンチスタートでしたが、チームの状態が上がってこない中で迎えた6月20日の第4代表1回戦でスタメン出場すると4安打をマークし、続く2回戦でも2安打。社会人12年目のベテランがチームの雰囲気を一気に変えました。「自分はエリートではないので。とにかく泥臭いプレーで周りの人たちを元気づけられたらと思っています」。東京ドームでも、全力プレーでスタンドを沸かせてほしいです。
06282  また、三菱自動車岡崎は浜松開誠館出身の近藤愛斗が今予選で3試合に登板しました。高校卒2年目ながら、JABAスポニチ大会やJABAベーブルース杯で好投している有望株です。初めての都市対抗予選は「緊張感が全然違って、それが力みにつながってしまった」と本来の投球ができませんでしたが、「いい経験ができた」と来年のドラフトイヤーに向けてステップアップ中です。「いつでもストライクがとれる変化球を武器に、ドームでもやれることをやりたい」と気持06283ちを高める静岡高出身の左腕・鈴木翔也とともに、静岡県勢の本大会での活躍が楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上/気迫あふれるプレーを見せた伊藤大地(三菱自動車岡崎)>
<写真中/左から鈴木翔也、伊藤、近藤愛斗(三菱自動車岡崎)>
<写真下/チーム史上初の3年連続都市対抗本大会出場を決めて胴上げされる静岡高出身の梶山義彦監督(三菱自動車岡崎)>

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2025年6月22日 (日)

【都市対抗予選】ヤマハ、森川凌が一発を放つも本大会出場は次戦にお預け

  都市対抗東海地区2次予選の第2代表決定戦。ヤマハは西濃運輸と対戦し、3対4で敗退。第4代表決定戦に回ることになりました。
 初回、ルーキーの4番・森川凌がライトスタンドへ3ラン本塁打を放ち、試合を優位に進めます。しかし、その後は追加点を奪えず、6回にはミスが絡んで逆転を許しました。9回にも満塁のチャンスを作りましたが、あと一本が出ませんでした。

06221_20250622074501  来年のドラフト候補にも挙がる森川。昨日は公式戦で初めて三塁の守備につく中で、豪快な一発を見せました。17日のトヨタ自動車との試合では2打数0安打。その悔しさを胸に秘めて、嶋岡孝太コーチ、石野雅之コーチと修正ポイントを確認して振り込んできたとのこと。持ち味の長打力をプレッシャーのかかる場面でも発揮。「次は絶対に出場権を獲れるように頑張ります」と前を向いていました。(編集部・栗山)

<写真/初回に3ラン本塁打を放った森川凌(ヤマハ)>

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2025年6月19日 (木)

【都市対抗予選】Honda鈴鹿・栗原健が攻守で活躍「森下先生の夢が背中を押した!」

06191_20250619091701  Honda鈴鹿の真鍋健太郎監督が「何かやってくれそう」と期待を寄せる、入社5年目の栗原健(常葉大菊川出身)。昨日の第3代表決定トーナメント3回戦(準決勝)で、攻守にわたる活躍を見せて勝利に貢献しました。
 まずは2回の守備で魅せます。JR東海の牛場友哉(常葉大橘出身)が放ったレフト線際への打球を、背走しながら好捕。抜けていれば長打という場面を防ぎました。「そのいい流れのまま打席に入ることができた」と、続く裏の攻撃、1死一塁の場面で打席に立ち、セーフティ気味のバントで出塁。その後の得点に繋がりました。
 さらに3回には1死一二塁のチャンスで内角に食い込んでくるスライダーをライト線へ運び、タイムリー二塁打。第4打席のセーフティバントこそ間一髪アウトとなりましたが、随所に栗原らしさが光ります。結果を恐れず、思いきりの良さが際立った一日でした。
 本人に話を聞くと、ターニングポイントとなったのは都市対抗予選の初戦後のこと。2年連続で本大会出場を逃しているだけに、「勝たなければいけない」というプレッシャーの中、日本製鉄東海REXとの初戦では思うようなプレーができなかったそうです。そんなとき、昨年急逝した恩師・森下知幸監督の夢を見たといいます。
 その出来事をきっかけに、「森下先生の夢に背中を押されました。真剣にやりすぎていたんじゃないか。もっと野球を楽しむべきなんじゃないか」と気持ちを切り替え、第2戦以降は自然体で臨んでいるとのこと。試合中には喜怒哀楽を素直に表現し、プレーだけでなく、その姿勢がチーム全体に好影響を与えています。
 東京ドームまで、あと1勝。「決定戦もしっかり楽しんで、ドームに行ってチームの力になります」。そう語る栗原の表情には、充実感がにじんでいました。

 一方、JR東海は4回に平野英丸(静岡高出身)がライトへ2ラン本塁打。パンチ力と勝負強さは、さすがの一言でした!

<写真/とびっきりの笑顔でベンチに戻ってくる栗原健(Honda鈴鹿)>

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2025年6月 6日 (金)

【都市対抗予選】ヤマハ快勝&焼津マリーンズ惜敗も次戦へ意欲!

 昨日開幕した都市対抗東海地区2次予選。今日は県勢のヤマハと焼津マリーンズが登場しました。
 
06061_20250606201401  本大会で優勝を目指すヤマハはジェイプロジェクトと対戦。13対2で大勝発進しました。活発な打線の中でも、とりわけ輝きを放ったのが、「7番サード」で出場した小林寛弥でした。第2打席に人生初という満塁本塁打をレフトスタンドに放つと、その後も止まらず、計3安打4打点の大活躍でした。春先から好調を続け、今やヤマハ打線に欠かせない存在に。試合後は「とにかく予選は勝つことが大事なので」と次戦(対JR東海)に向けて気持ちを切り替えていました。
 投げてはプロ注目の沢山優介が6回から登板。2回を投げて1安打1失点という内容でしたが、昨年に比べて安定感が増していました。球速も148キロまで出ているだけに、次の登板も楽しみです!

06062_20250606201401  また、焼津マリーンズは三菱自動車岡崎と対戦。1点を追いかける4回に増田大和のタイムリー三塁打で同点に追いつきます。その後、4点をリードされましたが、9回裏に反撃を見せました。代打・齊藤達幸のタイムリーなどで2点を返して、なおも二死二三塁のチャンス。しかし、最後はあと一本が出ずに試合終了。3対5で惜しくも敗れました。
 企業チーム相手に堂々と戦った焼津マリーンズ。試合を作ったのは先発の山本翔希でした。伸びのあるストレートを武器に5回途中まで投げて2失点。「力は出し切りましたが、都市対抗で勝つことの難しさを感じた」と収穫と課題を口にしていました。第3代表決定戦に回り、次戦の相手はジェイプロジェクト。戸﨑秀伸監督は「本大会出場しか見ていない。今日のような野球をやれば、結果はついてくる」と粘り強く戦った選手たちを労い、前を向いて球場を後にしました。(編集部・栗山)

<写真上/3安打4打点の活躍を見せた小林寛弥(ヤマハ)>
<写真下/企業チーム相手に全力を出し切った山本翔希(焼津マリーンズ)>

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2025年4月 4日 (金)

【JABA静岡大会】ヤマハが7回コールド勝ち 沢山優介が存在感、森川凌も躍動! 

 JABA静岡大会の2日目。ヤマハが明治安田を7回コールドで下しました(7対0)。
04041_20250404174201  先発を任されたのは4年目の沢山優介。「1イニング1イニングを全力で投げた」と語る沢山は、持ち味の角度あるストレートを武器に、5回1安打無失点の好投を見せました。許した安打は初回の先頭打者のみ。制球力と変化球の精度が上がった印象で、危なげのない投球でした。昨年のドラフトでは9球団から調査書が届くも指名漏れ。沢山は「もちろん、そこは意識している。しっかり勝てるピッチャーになりたい」と意気込みを語ってくれました。
 打線ではルーキー・森川凌が3安打2打点の活躍。4番打者として初回にバットを折りながらレフト前にタイムリー、2回にはセンターオーバーのタイムリー二塁打を放つなど定評のある打撃力を発揮しました。持ち味は力強い振りからの長打。申原監督が「ボールの見送り方がいい」と話すように、しっかりと球を見極めた上で、自分のスイングができていました。

04042  一方、明治安田は、「9番レフト」で静岡高出身の齋藤來音が凱旋出場。2打数無安打に終わりましたが、2打席目のセンターフライはしっかりとボールをとらえていました。ルーキーイヤーの昨年は社会人野球のレベルの高さに苦しんだ部分もあったそうですが、今年は春先から出場機会が増え、「感覚を掴みかけてきている」と少しずつ手ごたえを感じている様子でした。昨年の都市対抗の本大会は途中出場のみ。「今年は東京ドームで試合に出場できるように」と強い意志を見せていました。(編集部・栗山)

<写真上/3安打2打点の活躍で勝利に貢献した森川凌(ヤマハ)>
<写真下/静岡高、慶応義塾大を経て社会人でプレーする齋藤來音(明治安田)>

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2025年3月10日 (月)

【静岡県知事杯】ヤマハが4連覇&プロ注目・林京平(日大国際)が好投!

★3月9日 第7回静岡県知事杯社会人・大学野球対抗戦 決勝戦 ヤマハ豊岡球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7
日大国際 0 0 0 0 0 0 0 0
ヤマハ 1 0 0 0 0 0 0 1

(日)林、石黒、野村-土橋
(ヤ)吉山、寺沢、佐藤廉-清水
▽二塁打=木嶋(日)

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 第7回静岡県知事杯社会人・大学野球対抗戦。今年はヤマハと日大国際関係部の決勝戦になりました。
03102  先制したのはヤマハ。初回、ドラフト候補の西村進之介がセンター前安打で出塁すると、すかさず二塁へ盗塁を決めます。その後、1死三塁から4番・清水智裕の犠飛で得点を奪いました。投げては2年目コンビの吉山朝陽寺沢孝多が6回までを無失点。最後はエースの佐藤廉が締めました。「最後まで集中力を持ってやってくれた」と申原直樹監督。4回のピンチの場面ではセンター前に落ちそうな打球を西村が俊足を飛ばしてキャッチ。状況判断と球際の強さはさすがでした。
  ヤマハは最優秀選手賞を獲得した清水などルーキーも台頭し、今月22日から始まるJABA東海地区春季大会に向けて順調に仕上がってきています。
03103 一方、日大国際関係学部はプロ注目の林京平が5回1失点の好投を見せました。最速148キロの力強いストレートに加え、キレのあるスライダーを駆使。決して本調子ではなく、試合後には「ボールが走らず、内容的には良くなかった」と振り返りましたが、悪いなりにもゲームメークできるところも長所。「ヤマハさん相手にこういうピッチングができたことは次につながります」と手応えを掴んだ様子でした。
 今月2日のトヨタ自動車東日本とのオープン戦では3回を無安打に抑えました。この冬のトレーニングの成果で球速も上がってきているだけに、春のリーグ戦でさらに注目度が上がりそうです!(編集部・栗山)

<写真上/優勝したヤマハの選手たち>
<写真中/最優秀選手賞を獲得した清水智裕(ヤマハ)>
<写真下/社会人相手に好投を見せた林京平(日大国際関係学部)>

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2025年2月 3日 (月)

日本一への新戦力!ヤマハ野球部、期待の5選手が加入

 本年度のヤマハ野球部新規加入予定選手の発表会見が本日行われました。首脳陣が日本一を獲るために採用したという5名。楽しみな選手が揃いました。

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★ 投手陣の柱へ――北田智郎(投手/184cm90kg/右投右打/正智深谷~中部学院大)&梅田健太郎(投手/181cm90kg/右投左打/横浜隼人~立正大)
投手陣に加わるのは2人の右腕。北田智郎はスリークオーターの角度から力強いストレートとキレのある変化球で打たせて取る投球が持ち味。大学4年時には膝の故障に苦しんだものの、そのポテンシャルは折り紙付きだ。一方、最速150キロの梅田健太郎は昨秋の東都大学リーグ2部で4勝を挙げた実績を持つ。冷静なマウンドさばきで試合を組み立てる能力が高く、「長いイニングを投げてチームに貢献したい」と話す。

★強肩強打の捕手――清水智裕(捕手/181cm95kg/右投右打/大垣日大~中部大)
プロも注目した強肩と長打力が光る。二塁送球は最速1.78秒というスピードを誇り、大学選手権では特大本塁打を放つなど打撃面でも非凡な才能を見せた。打撃、守備の両面でチームに貢献すること間違いない。

★打撃の新星――森川凌(捕手・内野手/178cm92kg/右投左打/神戸国際大附~神戸学院大)
パンチ力を秘めたスラッガー。本職は捕手だが、その打撃力を買われて内野手としても出場機会を増やす意向だ。「1年目からクリーンアップを打ちたい」と語る意気込みから即戦力としての自信がうかがえる。

★走攻守の万能型――土山翔生(内野手/171cm75kg/右投右打/岡山理大附~國學院大)
走攻守三拍子揃った選手。堅実な守備と50m走6秒フラットの脚力に加え、「打撃のレベルを上げたい」とヤマハへの入社を決断。國學院大で主将を務めたキャプテンシーもチームの士気を高める存在になるだろう。

<写真/左から北田智郎、梅田健太郎、清水智裕、申原直樹監督、森川凌、土山翔生>

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