プロ野球

2018年2月15日 (木)

プロ野球宮崎キャンプレポート②~西武

 宮崎キャンプ、2日目は朝から南郷へ。2年目の鈴木将平(静岡高出身)がA班(1軍)キャンプに参加している西武を取材しました。

02151_2 鈴木は昨年ファームで100試合に出場して、81安打をマーク。走攻守の3拍子が揃った選手として首脳陣からの期待も高く、今回の抜擢となりました。
 この日は朝から夕方まで一日かけて、鈴木のプレーを追いかけました。メニューはアップから始まり、キャッチボール、シートノック、打撃。その中で、守備と走塁のスピード感は、一軍選手に混ざってもそん色がないものがありました。また、打撃は高校時代に比べて、逆方向への強い打球が増えている印象をもちました。
 全体練習後の個別強化では、守備をメインに練習。後ろの打球への反応を磨くため、佐藤友亮外野守備・走塁コーチから何度も何度も緩い打球を上げてもらっていました。
 その後、ウエイトトレーニングを行い、球場を出たのは選手の中で一番最後。表情には疲れが見てとれました。キャンプが始まって約2週間が経過。A班のキャンプに参加している野手では鈴木が02152_2最年少となり、気疲れもあるはずです。そんな中でも、「ここまで順調にきています」と、充実感が漂った言葉を聞けて安心しました。この最も苦しい時期を乗り越えて、オープン戦での出場を期待したいです。

 また、トミー・ジョン手術から完全復活を目指す髙橋朋己(加藤学園出身)も元気に練習をこなしていました。今年は春からバンバン投げてくれそうです!(編集部・栗山)

<写真上/ティー打撃を行う鈴木将平(西武)>
<写真下/投内連係で軽やかな動きを見せる髙橋朋己(西武)>
 

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2018年2月12日 (月)

プロ野球宮崎キャンプレポート①~広島、オリックス

 今日から静岡出身選手を追いかけて、プロ野球の宮崎キャンプに来ています。

 02121まず、広島2軍キャンプが行われている東光寺球場に向かいました。僕が球場に着くと、シートバッティングの最中。偶然にも育成4年目の木村聡司(常葉橘出身)がバッターボックスに立っていました。次の瞬間、木村の放った打球は右方向へ。セカンドを守っていた桒原樹(常葉菊川出身)にキャッチされましたが、体つき、スイングの力強さが、僕の知っている高校時代の木村ではありませんでした。そして続く打席では右中間方向へライナーで飛んでいく長打。自分の間でバットを振れているところが良かったです。プロ3年間で大きなものを掴んでいるように感じる木村。何とか今年は支配化に上がって欲しいと思います。

 02122また、サブグランドでは、昨年育成指名を受けた佐々木健(小笠出身)が投手陣の中に入って、ノックを受けていました。佐々木の場合はとにかく体作りからになりますが、広島の練習についていくだけで自然とスケールアップするはず。まずは、元気に体を動かしている姿を見て一安心しました。
 
 その後、オリックスのキャンプ地・清武総合運動公園へ。すでに、練習は終わっていましたが、育成の比屋根彰人(飛龍出身)の後ろ姿を発見。下半身がビックリするくらいに大きくなっていて驚きました。フェリペ(御殿場西出身)とともに、1年目からアピールしてもらいたいです。(編集部・栗山)

<写真上/バットがしっかりと振れている木村聡司(広島)>
<写真下/ノックを受ける佐々木健(広島)>

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2017年8月 2日 (水)

小澤怜史(福岡ソフトバンク)を見てきました!

 昨日はナゴヤ球場で中日と福岡ソフトバンクのファームの試合を見てきました。

 福岡ソフトバンクで楽しみにしていたのは、もちろん日大三島出身の小澤怜史。ここ最近、リリーフとして多くの試合に登板していたので、昨日も出番があるだろうと勝手に予想して名古屋に向かいました。

 小澤は5回からキャッチボールを始めると、7回くらいから本格的にブルペンで投げ始めました。僕は一塁側スタンドの最前列に居座り、その投げる様子を凝視することに。高校時代とは雰囲気が変わり、一言で言えば、プロらしくなったなという印象を持ちました。体が大きくなっているのは当然のこと、一つひとつの仕草にオーラのようなものが出ていました。

08011_3 先発の笠原大芽の後を受け、小澤は8回にマウンドに上がりました。最初の打者にショートへの内野安打を許すと、続く打者には四球。2人のランナーを背負い、高橋周平はタテの変化球で三振に斬ったものの、友永翔太に2点タイムリーを浴びてしまいました。この日の最速は145キロ。低めギリギリにズバッと決まることもあるのですが、力みからか、ボールが引っかかってしまうシーンも目につきました。やはり、ボール先行で苦しいカウントになり、少しでも甘く入ってしまうと、プロの打者は見逃してくれません。
 結局、この日は1イニングを投げ、打者6人に対して被安打2、四球2、失点2という内容。本人としては納得のいく投球ではなかったかと思います。
 ただ、層の厚い福岡ソフトバンク投手陣の中にあって、プロ入り2年目にしてファームでここまで21試合に登板できているのは、期待されている証拠。とにかく、今年はたくさんの経験を積んで欲しいです。

08012 そしてこの日、もう一人、静岡関連の選手を見ることができました。静清出身の野村亮介(中日)です。野村は今季、一軍ではまだ登板0。状態を落としているという情報を耳にしていましたが、昨日もピリッとしませんでした。8回の1イニングのみ登板して1失点。最初の打者に三塁打を浴び、さらに連続四球を与えてしまいました。最終的には、1失点で何とかしのぎましたが、高校、社会人と持ち味だった、低めへの制球がいま一つ。ストレートが走らないので、変化球は簡単にファウルで逃げられてしまいます。
 中日のエースナンバーを背負っている野村が復活することで、チームも上昇していくはず。何とか、一日でも早くきっかけを掴んでもらいたいです。期待しています!(編集部・栗山)

<写真上/現在ファームのリリーフ投手として経験を積んでいる小澤怜史(福岡ソフトバンク)>
<写真下/終盤戦は一軍で投げる姿を見たい野村亮介(中日)>

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2017年7月 5日 (水)

鈴木翔太(中日)が5勝目をマーク!

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 先週、地元・浜松で勝ち星を挙げた鈴木翔太(中日)。その試合はタイミングが合わず、見ることができませんでしたので、昨日、あらためてナゴヤドームに行ってきました。

 0705鈴木は初回、2安打を許すも味方の好守があり無失点。2回からはしっかりと腕を振って、ストレート、フォークを低めに制球していました。5回には自らタイムリーを放ち、まさに「翔太デー」。8回が終わってこれは初完封を目撃できるかもと期待したのですが、そう甘くはありませんでした。バレンティン(ヤクルト)に一発を浴び、完投も逃しました。
 完封・完投まであと一歩でしたが、これでシーズン前に本人が目標としていたという5勝目をマーク。今年は飛躍の年になりそうで、僕も嬉しいです!

 鈴木の投げる姿を生で見たのは約3年ぶり。体が大きくなっているのはもちろん、フォーム全体に力強さが増した印象でした。140キロ前後でも、プロの打者がつまるストレートは凄いです。
 この勢いで、2ケタ10勝を目指してもらいたいと思います。(編集部・栗山)

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2017年3月 6日 (月)

オープン戦 中日vs亜細亜大~常葉橘勢が活躍!~

03061 4日にナゴヤ球場で行われた中日vs亜細亜大のプロアマ交流戦を観戦してきました。亜細亜大の先発は今秋のドラフト候補と目される髙橋遥人。ご存知、常葉橘出身の左腕です。高校時代もしなやかな腕の振りから140キロを超える快速球を投げ込んでいましたが、亜細亜大に入学後、体も大きくなり、昨年は最速151キロをマーク。とんでもない投手に成長しました。
 その高橋、この日の最速は146キロでしたが、ほぼアベレージに近い状態。140キロ半ばのストレートを中心に攻めの投球を繰り広げ、6回を投げて2安打無失点1四球8奪三振と素晴らしい内容でした。大学に入学してからは力強さが出てきて、マウンドでの風格も感じられるように。キレのあるストレート、変化球で2回~4回にはプロから連続空振り三振を奪いました。
 ただ、少し気になったのは先頭打者を打ち取ることに苦労をしていたこと。今春は勝てる投手になることを目標として掲げる高橋には、リーグ戦開幕までの一か月の間に微調整をしてほしいところです。

030602_2 また、この日、7番ファーストでスタメン出場したのは小野寺拓海(新2年)。こちらも常葉橘出身です。1打席目、2打席目は内野ゴロでしたが、0-0で迎えた7回には2死一、二塁で打席に入ります。そして、相手投手の福敬登が投じた2球目を振りぬき、レフト前へ先制タイムリー。この1点を亜細亜大投手陣が守り抜き、亜細亜大が勝利を収めました。

 新1年の栗原健(常葉菊川出身)がすでに試合に出ているという情報も耳にしていましたが、この日の出番はありませんでした。ただ、春からどれだけ静岡勢が出てくるのか楽しみですね。

0306003 試合前のノックには浜名出身の藤本大輝の姿も。亜細亜大の寮長を務めているそうで、藤本の野球に対する姿勢や人柄が名門校でも信頼を得ているということが嬉しいですね。今春はリーグ戦出場を果たしてほしいです。(編集部H)

<写真/上から髙橋遥人、小野寺拓海、藤本大輝(亜細亜大)>

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2016年12月29日 (木)

福岡ソフトバンク・齋藤誠哉ミニインタビュー~育成2年目で得た手応え~

 先日、磐田東出身・齋藤誠哉(福岡ソフトバンク)が2年目のシーズンに終えて、母校に帰ってきました。今季は3軍の試合で23試合に登板して3勝をマーク。その後、11月下旬から開催された、2016アジアウインターリーグにNPBウエスタン選抜の一員として参加しました。球団が、育成の齋藤を派遣するというのは期待の証。いよいよ来季は支配化登録への期待が高まります。

12291――今年は3軍の試合で、23試合に登板し、95回1/3を投げました。1年目に比べたら、かなり手応えのあったシーズンだったかと思います。
齋藤 手応えはありました。
――今季は自分の中でどんなところが良かったと感じていますか?
齋藤 一番はケガをしなったことですかね。ケガがなく、普通に試合に出ることができたのが大きかったと思います。
――ボール自体の変化はあったのでしょうか?
齋藤 変化というよりも、ここに投げておけば、大丈夫っていうものはありました。どのバッターに対しても、こういうボールを投げれば打たれないっていうことが分かるようになってきました。あと、今いいボールがいったから、それよりいいボールを投げようじゃなくて、同じ球をもう一回投げようって思うようになりました。
――同じボールを続けいく。
齋藤 はい。良かったボールより、いいボールを投げようって、なるべく思わないようにして、ナイスボールと同じボールを何球続けて投げられるのかっていう練習をしました。
――その後のアジアウインターリーグでは、6試合に登板しました。
齋藤 ウインターリーグの内容は納得していません。結果にとらわれ過ぎて、うまくやろう、うまくやろうって思ってしまい、自分を出せなかったというのはありました。でも、それが今の実力かもしれないので、その反省を生かしてこのオフ、しっかり練習に取り組んでいきたいです。
――来季は支配下に上がりたいですね。
齋藤 シーズン中に行けるように頑張ります。

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2016年12月25日 (日)

鈴木将平が順調に仕上がっています!

122501 今日は静岡高に伺ってきました。練習には西武にドラフト4位で入団した鈴木将平も参加。現役選手と同じメニューをこなしていました。
 1月上旬から始まる合同自主トレに向け、順調に仕上がっている様子。フリーバッティングでは、しっかりとミートし、バント練習も怠ることはありませんでした。
 ちなみに、年末年始は「家族とゆっくり過ごしたい」とのこと。英気を養い、1年目からの二軍レギュラーを目指し、いいスタートを切ってもらいたいです!(編集部・栗山)

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2016年12月15日 (木)

平井克典(ホンダ鈴鹿)の激励会が開催されました!

 ドラフト5位で西武に入団した飛龍出身・平井克典(ホンダ鈴鹿)の激励会が13日、沼津市内で開催されました。

12151_3
12152_2 平井は高校時代、山下大輝(現西濃運輸)との2枚看板で活躍。2年夏の県大会は2試合で完投し、ベスト4進出に貢献します。愛知産業大では1年時から登板。3年春の入れ替え戦では9回2死まで無安打に抑える快投を見せ、チームを1部昇格に導きました。その後、ホンダ鈴鹿に入社すると、1年目の秋に腕の位置をサイド気味に下げ、武器のスライダーに磨きをかけます。3年目の今季はエースとして、JABA長野大会でMVPを獲得。都市対抗でも16イニングを投げて自責点1という抜群の安定感を見せ、ついにプロ入りを果たしました。

 この日の激励会では「これまで、いろいろな方に支えてもらってここまで来ることができました。その感謝の気持ちを忘れずに、1日も早く一軍で活躍します」と挨拶。出席した約90人から大きな拍手が送られました。

 現在、西武の投手陣は牧田和久(静清出身)、髙橋朋己(加藤学園出身)の静岡出身選手がいます。即戦力として期待される平井が1年目から一軍のマウンドに上がれば、3人による「静岡リレー」が実現するかもしれません。今から楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上/飛龍高校野球部父母会から記念品が贈呈される>
<写真下/秋の日本選手権で登板する平井克典>

※愛知産業大2年秋の記事です。こちらもご覧下さい。→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2011/09/post-e904.html

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2016年12月13日 (火)

ロッテ・柿沼友哉、育成から支配下へ・下

 ロッテ・柿沼友哉のインタビューの後編です。今回は、世界一となったワールドカップ、そして来季に向けての抱負を伺ってきました。

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★日本代表の正捕手で世界一に
  10月末からメキシコで開催された第1回WBSCワールドカップ。柿沼はフレッシュオールスター同様、候補に挙がっていたものの、当初の選考からは漏れていたという。
「最初は今回はダメだったという連絡をもらったんです。でも、その1時間後くらいにもう一回電話がきて、やっぱり選ばれたと。1時間の間に、何があったのか分かりませんが、嬉しかったですね。まさか、野球人生の中で日本代表のユニフォームを着るとは想像していませんでした。だって、高校の時は静岡代表の台湾遠征メンバーにも入ることができなかったんですから」
 フレッシュオールスターの時に監督を務めた斎藤雅樹氏(巨人2軍監督)が、U-23でも指揮をとると聞いて縁も感じた。
 代表では、2番手の捕手としてスタートした。ところが、練習試合を重ねるうちに、投手の方から「柿沼が投げやすい」という声が上がっていった。「本人はたまたまです」と謙遜するが、柿沼がマスクをかぶると、失点が減った。 
 予選リーグでは5試合中4試合にスタメン出場。スーパーラウンドでは、韓国、パナマ、メキシコにすべて1点勝ち。柿沼の好リードが冴え渡った。
 迎えた決勝戦では4回に勝ち越しタイムリーも放つ活躍。守っては5投手の持ち味を生かす配球で、初代王者に貢献した。
「守備は1試合多くても3失点で印象に残るプレーができたと思います。とにかく、ピッチャーのいいボールで勝負しようと心がけていました。でも、食べるものが厳しくて…。体重は3キロ減りました。ホテルの近所のファーストフード店に行ったりして、何とかいう感じでした」
  
★本当の勝負はこれから                            
12122_5 U-23での経験を財産に、来季は当然、1軍定着を狙いにいく。
「昨年、(1軍に)上がれなかったのは、まだ監督、コーチに対してインパクトが足りなかったからだと思います。来年はどんな形でもいいので、1軍に上がって、そこで途中出場でもいいので、出続けることが目標です。田村(龍弘)とは経験が違いますが、少しでも追いつけるようにしたいです」
 当然、柿沼の場合は守備面がウエイトを占めるが、「もう少し打てるようにもしたい」とも話す。昨年、ファームで3割近く打つことができたのは相手にデータがなく、球種を読んで打つことができたからだと自覚している。しかし、1軍ではそこが通用しない。
「コーチから、『1軍はある程度、反応で打てないとダメだ』と言われています。今はスイングのキレを意識して取り組んでいます」
 育成契約から、1年間でここまでの成長曲線を描く選手は少ない。特筆すべきは、フレッシュオールスター、U-23代表と、すべて最初はメンバーに入っていなかったことだ。幸運が転がりこむだけでなく、そこで結果を残してしまうのは、何か持っている証なのだろう。
 ここからが本当の勝負だという柿沼。来年、どんな姿になって静岡に戻ってきてくれるのか、今から楽しみに待ちたい。

<写真/来季に向け、母校・日大国際関係学部でトレーニングを開始した>

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2016年12月12日 (月)

ロッテ・柿沼友哉、育成から支配下へ・上

 今季、育成から支配下昇格を果たしたロッテ・柿沼友哉。誠恵、日大国際関係学部と7年間を過ごした「第二の故郷・静岡」で来季に向けてスタートを切りました。
 7月にフレッシュオールスターに出場すると、同月の29日に支配下登録。さらに10月末から開催された第1回WBSCワールドカップでは侍ジャパンU-23代表の正捕手として、世界一に貢献しました。果たしてこの1年、どんな成長があったのでしょうか。柿沼のインタビューを2回に渡って掲載します。

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★勉強になったプロのブルペン
 まず、激動の1年をこう振り返る。
「いろいろな経験をさせてもらいました。ただ、自分の中では、支配化イコール一軍だと考えていたので、そこは満足していません」
 柿沼はあくまで、「最低限のことしかできていない」と強調した。
12121_2 誠恵時代、3年夏は3回戦止まり。日大国際関係部では2年春に右ヒジを痛め、トミー・ジョン手術を行った。レギュラーとなったのは4年生になってから。全国的には全く無名の存在だったが、ロッテ・小野晋吾スカウト(現ロッテ二軍投手コーチ)から「スローイングの良さ」を買われて育成枠2位で指名を受ける。
 春のキャンプでは積極的にブルペンに向かい、まずプロのボールを受けたという。
「大学の時のブルペンとは違って、プロのブルペンは緊張感が違います。1球1球、しっかり音を立て、丁寧に捕らなければいけない。それが自分には何よりの勉強になりました」
 2軍の公式戦は3月15日に初出場、17日にはスタメンマスクをかぶる。投手のいいところを引き出す抜群のインサイドワークが評価され、徐々に出場機会が増えていく。ベンチにいる時は、常にバッテリーコーチがプレーのどこを見ているのかチェックした。
「コーチから、俺とよく目が合うなと言われました(笑)。少しずつ、見ているポイントが近くなってきたと思うのですが、まだ違うところも多いです」
 遠投115メートルの地肩の強さも発揮。初めて盗塁を刺したのは、その後、一軍でレギュラーに定着した西武・金子侑司だった。

★代役からチャンスを掴む
 7月のフレッシュオールスターは、当初メンバーに入っていなかった。しかし、選ばれていた他球団の捕手が故障の影響で辞退。そこで急遽、柿沼に白羽の矢が立った。絶好のアピール機会ととらえた柿沼はこのチャンスを逃さなかった。途中から出場し、9回には左中間を破る二塁打。堅実な守りだけではなく、打撃でも存在感を見せた。
12122_4 7月29日、ついにその日はやってくる。育成契約から支配下登録へ。            
「あの日のことは忘れられません。実は、前日に監督から伝えられて、まだ誰にも話すなと言われていましたが、朝の新聞やインターネットで、もう記事になっていて…。親もそこで初めて知ったそうです」
 背番号は122から二桁の99に軽くなった。
「キャッチャーといえば22番ですが、99番も同じぞろ目で気に入っています。99番といえば、柿沼と言われるくらいになりたいです」
 最終的にはファームで55試合にマスクをかぶり、盗塁防止率は4割をマーク。打っても打率・279の成績を残した。(次回に続く)

<写真上/日大国際関係学部時代の柿沼友哉>

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