プロ野球

2025年2月17日 (月)

オイシックス・髙田琢登、再起をかけて地元で登板!

 昨日はちゅ~るスタジアム清水で、くふうハヤテベンチャーズ静岡のオープン戦初戦を見てきました。
 オイシックス新潟アルビレックスBCを相手に逆転勝利(4対2)。幸先のいいスタートを切りました。

02171_20250217143401  この日は、静岡高出身の鈴木将平が3番、浜松工出身の塩﨑栄多が5番で出場しました。まず、鈴木の第1打席。三塁内野安打で出塁すると、4番・西川僚祐の左中間への安打で一気に本塁へ。快足ぶりを披露しました。また、塩﨑は安打こそ出ませんでしたが、豪快にバットを振り、いずれ一発が飛び出しそうな雰囲気がありました。
02172_20250217143701  一方、オイシックスは2番手で、静岡商出身の髙田琢登がマウンドに上がりました。横浜DeNAでの4年間はケガの影響もあって苦しみましたが、NPB12球団チームへの復帰を目指してオイシックスへ。入団の決め手となったのは同じ左腕の武田勝監督の存在があったそうです。
  この日は2回を投げて無失点に抑える上々の内容。「ボール先行になってしまったので対打者の練習を増やしていきたい」と本人は課題を口にしていましたが、地元の歓声を背に、堂々とした投球を見せてくれました。理想は力を抜いた上でキレのあるボールを投げること。「いずれは先発で長いイニングを投げてほしい」と期待する武田監督とともに再起への道を歩みだしていました。(編集部・栗山)

<写真上/オープン戦の初戦で勝利したハヤテの選手たち>
<写真下/地元で登板した髙田琢登(オイシックス)>

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2024年12月22日 (日)

西武育成2位・佐藤太陽の激励会が開催されました!

 西武に育成2位で入団した佐藤太陽(浜松商出身)が本日、浜松南シニア主催の激励会に出席しました。浜松南リトル、浜松南シニアの団員を前に、「ここで培ったものが生きています。支配下を目指して頑張っていきます」と決意表明。会には一足早くプロ入りした同シニア出身の鈴木叶(ヤクルト)もサプライズで駆けつけました。

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 佐藤は小学1年時から浜松南リトルでプレー。浜松南シニアの3年夏は控えに回るなど、決して目立った選手ではありませんでした。リトル、シニアを通して9年間に渡って接した鈴木彰宏監督は「良いものがあったけど、今一つ優しさが出てしまう子。厳しいことばかり注文していた」と振り返ります。ときには涙を流すこともあったそうですが、当時の悔しさが高校から先の野球人生に繋がったとのこと。浜松商、神奈川大で飛躍的な成長を遂げ、プロ入りを実現しました。ただ、本当の勝負はここから。育成から支配下へ。まずは、武器の守備力を生かして這い上がってほしいです。(編集部・栗山)

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<写真上/現団員から花束を贈呈された佐藤太陽>
<写真下/左から鈴木彰宏監督、佐藤太陽、鈴木叶>

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2024年12月17日 (火)

【くふうハヤテ】新入団選手を発表!

 プロ野球・ウエスタンリーグのくふうハヤテベンチャーズ静岡が昨日、2025年度の新入団選手を発表しました。

 静岡から巣立った選手では鈴木将平(静岡高出身)、大石航(藤枝明誠出身)、塩﨑栄多(浜松工出身)が名を連ね、高校生からは知徳で主将を務めた松本陣がトライアウトを突破してハヤテのユニフォームに袖を通します。
12171_20241217085201  また、静岡大学リーグから第1号となったのが足立真彦(静岡大出身)。大学卒業後、全足利クラブを経て、信濃グランセローズに入団。2023年にセーブ王のタイトルを獲得すると、今シーズンは先発に回り8勝をマークしました。ハヤテへの入団が決まり、「静岡という土地に縁も感じていますし、これからさらに成長出来る環境に身を置ける事を嬉しく思っている」と感謝の言葉を口にし、「1日1日を大切に、自分の目標に向けて日々進歩しながら進んでいきたい」と意気込みを示してくれました。先発でも中継ぎでも、どちらもこなせて結果を出せる貴重な存在。チームの躍進に向けて、欠かせない存在になりそうです。(編集部・栗山)

<写真/静岡大時代、静岡庵原球場(現ちゅ~るスタジアム清水)で投げる足立真彦>

★ハヤテ新入団選手

【投手】
宮路悠良(IL徳島)
足立真彦(BC信濃)
倉橋瞳人(BC埼玉)
笠島尚樹(巨人)
濵本建(九州産業大)
大石航(日本経済大)
佐藤宏樹(ソフトバンク)
高取将之介(NOMOベースボールクラブ)
野里慶士郎(BC埼玉)
落合秀一(IL高知)

【捕手】
稲田太陽(旭川ビースターズ)

【内野手】
松田憲之朗(王子)
張賢眞(IL徳島)
和辻大輝(BC信濃)
松本陣(知徳)

【外野手】
平尾柊翔(八戸学院大)
鈴木将平(西武)
塩﨑栄多(IL徳島)
江口聡一郎(ホグレルベースボールクラブ)

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2024年8月 8日 (木)

プロ注目・宮原駿介(東海大静岡キャンパス)がハヤテ戦で登板!

 昨日は今季よりプロ2軍に参入したくふうハヤテと東海大静岡キャンパスのオープン戦を取材しました。

08081_20240808085801 東海大静岡キャンパスはドラフト候補に上がる最速153キロ左腕の宮原駿介(4年/静岡学園出身)が先発。6月の侍ジャパン代表合宿では選考には漏れたものの、2回1安打無失点の好投で評価を上げています。昨日はその合宿以来となる登板。「選ばれなかったことは悔しいですが、その分、しっかりと練習を積むことができたので」とプラスにとらえている様子でした。
 
 プロ相手に投げるのは初。「ゾーンでどれだけ勝負できるか」をテーマに上げた中で立ち上がりの初回と2回は無失点。両イニングで三振を奪い、武器のストレートが通用することを示します。3回こそ、長短4安打を浴びて4失点を喫するも、4回と5回は得点を与えませんでした。この日の最速は148キロ。予定の5イニングを投げ、「内容的には良くなかったかもしれないが、試したいことを試せたし、ボール自体も悪くはなかったと思う」と秋のシーズンに向けて順調な調整ぶりをアピールしました。

 これまで宮原を見続けてきて、もっとも成長を感じたのは点数を取られた後のイニング。4回は味方の2つのミスがありながらも粘り切り、5回も2死1塁から最後の打者に対して、追い込んでから臆することなく右打者の内角にクロスファイヤーを投げ込んで三振を奪いました。ズルズルといくのでなく、立て直したところは、これまでの経験が生きていると思います。「秋のシーズンは全部勝つつもり。圧倒していきたい」と目をぎらつかせる宮原。向上心もプロ向きで今後の動向次第では上位指名も狙えると見ました。(編集部・栗山)

<写真/くふうハヤテ相手に投げる宮原駿介(東海大静岡キャンパス)>

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2024年4月19日 (金)

【くふうハヤテベンチャーズ静岡】球団初のサヨナラ勝利!


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 阪神を初めて本拠地に迎えた今日の「くふうハヤテベンチャーズ静岡」。9回にドラマが待っていました。3点を追いかける中で、4番のブラウリオ・バスケスのタイムリーでまず1点を返すと、なおも無死満塁から代打の倉本寿彦が同点打を放ちます。そして、最後は途中出場の福田秀平が左中間を破るタイムリー。「チームメートが繋いでくれた場面で、期待に応えることができて良かった」と倉本。頼れるNPB経験者が球団初のサヨナラ勝ちを決めてくれました。


04192  逆転への流れを作ったのが、8回にマウンドに上がった東海林碧波。ケガで出遅れていた関係で今日が初登板となりました。1イニングを投げて無失点。キレのあるストレート武器に2三振を奪いました。早稲田大出身の身長197センチの超長身左腕。なかなか見ない角度で初見の打者は苦労するタイプです。今日は約半年ぶりの実戦マウンドだったとのこと。「まだまだ課題だらけ。一つ一つ成長していきたい」と気を引締めていました。(編集部・栗山)

<写真上/球団初のサヨナラ勝ち。福田秀平と倉本寿彦が喜びのタッチをする>
<写真下/初登板で1イニングを無失点に抑えた東海林碧波>

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2024年3月 6日 (水)

【教育リーグ】くふうハヤテvs広島

 今日はくふうハヤテベンチャーズ静岡のホームでの教育リーグ初戦を見てきました。広島相手に2対5で敗れましたが、収穫もあった試合だったと思います。

03061  投手陣が制球面に苦しんで5回まで5失点。ここから試合を作り直したのが3番手で登板した平間凛太郎でした。専修大出身で社会人の日本製鉄東海REX、独立リーグの高知ファイティングドックス、さらにはメキシカンリーグでもプレーしたこともある経験豊富な右腕です。1球1球、声を出しながらの力強さを感じる投球。「ストレートの走りが良く、力で押せた」と3回を無失点に抑えました。「今日の出力は7割くらい。開幕までに100パーセントに持っていきたいです」。まだチームに合流して一週間足らずですが、頼もしい言葉も聞けて、期待大です。
03062_20240306203301  野手陣では、2番でスタメン出場した深谷力(飛龍出身)の活躍が光りました。第2打席でセンター前安打を放つと、第3打席はあわやフェンスオーバーのライト方向への安打。守備も、捕手と内野を守ることができるオールマイティさを持つだけにチームにとって大きな存在になるでしょう。

 一方の広島は静岡リーグ出身の3選手が出場しました。「7番セカンド」でフル出場したのがルーキー・佐藤啓介(静岡大出身)。持ち味のフルスイングは、プロに入っても変わらないどころか、スケールアップしていました。驚いたのは第2打席。バットの根っこで球をとらえたにもかかわらず、鋭い打球でライト前へ。(試合後に話を聞くと、バット03063 が折れていたそうです。)
 「今は結果を考えるよりも、取り組んでいることを出すことを大事にしています」と佐藤。ボールの待ち方、全球振りにいく中でミスショットを減らすことをテーマにしているそうです。もう一つ、プロに入ってレベルが上がったように見えたのが守備。セカンドゴロを難なくさばくことはもちろん、肩が良くなっていました。
  「地元での登板をワクワクしていた」と、同じくルーキーの杉田健(日大三島、日大国際関係学部出身)は凱旋登板。6回にマウンドに上がり、打者3人を3球であっという間に抑えました。「大学時代の自分とは別人です」と本人が話すように、昨年秋に03064見た杉田とはまるで違うピッチャーが投げているようでした。高めに抜けるボールが多く、何球かに1球、指にかかったボールが低めに決まるのが昨年の印象。それが今日は投球練習から、全てローボール。「こんなに変わるもんか」と驚いたと同時に嬉しくなりました。
 さらに、途中出場の大盛穂(飛龍、静岡産業大出身)はレフト方向への二塁打。打つだけでなく、走る、守るでも、1軍クラスのプレーを見せてくれました。「ここまでは順調です」とのこと。今シーズンも楽しみです!(編集部・栗山)

<写真上から平間凛太郎(くふうハヤテ)、深谷力(くふうハヤテ)、佐藤啓介(広島)、杉田健(広島)>

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2024年1月16日 (火)

ヤクルト・鈴木叶の新人合同自主トレの様子を見てきました!

01161  プロへの第一歩を踏み出したヤクルト4位の鈴木叶(常葉大菊川)が気になり、今日は戸田球場で行われている新人合同自主トレーニングを見てきました。
 新人合同自主トレーニングが始まって7日(そのうち2日休日)。第3クールとなり、疲れが出てきている時期かなと心配していましたが、最初のアップから動きが良くて一安心。一つ一つの動作に持ち味の柔軟性を見てとれました。
 キャッチボールでは、他の組よりも長く離れて遠投する場面も。まだ全力ではないと思いますが、低く伸びる球を投げ込んでいました。
 その後はショートやセカンドの位置につき、ノックを受けていきます。俊敏な身のこなしをみると、「キャッチャーだけじゃなく、他のポジションができるのでは?」と思えてしまうほど。難しい打球ほど、トリッキーにさばいていました。
 ここまで順調にきている様子の鈴木。まずは2月1日のキャンプまでケガなく過ごしてほしいです!(編集部・栗山)

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2023年12月27日 (水)

ヤクルト入団・鈴木叶の激励会が開催されました!


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 ヤクルトに入団する鈴木叶(常葉大菊川)。「浜松南シニア」主催による激励会が昨日、浜松市内で開催されました。
 冒頭で中学時代の恩師・鈴木彰宏監督の手で背番号65の入ったヤクルトのユニホームに袖を通した鈴木。少し照れながらも嬉しそうな表情を浮かべます。続いて、「浜松南シニア」で一緒に汗を流した女子選手の加藤遥喜(履正社)さんから花束を受け取りました。その後は貴重な中学時代の映像が流れ、藤田駿斗(静岡)、鈴木秀汰(浜松商)とともに「浜松南シニア」、「浜松南リトル」の現役団員からの質問に答えていきました。 

12271  会の最後には鈴木監督が「叶は叶らしさを出して頑張ってほしい」とエールを送ると、鈴木は「浜松南シニアの皆さんに活躍する姿を見せていきたい」と挨拶。参加した約180人から盛大な拍手が送られました。
 年が明ければ、すぐに合同自主トレが開始されます。まずはケガすることなくキャンプを乗り切ってほしいと思います。(編集部・栗山)

<写真上/感謝の言葉と今後への抱負を話す鈴木叶>
<写真下/鈴木彰宏監督(左)の手でヤクルトのユニホームに袖を通す>

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2022年12月29日 (木)

中日ドラフト2位・村松開人の激励会が開催されました!

 中日のドラフト2位でプロ入りする村松開人(明治大)。中学時代に在籍した「島田ボーイズ」主催の激励会が本日、島田市内で開催されました。

 最初に「燃えよドラゴンズ!」をバックに入場すると、会場から大きな拍手が沸き起こりました。来賓紹介では日本少年野球連盟静岡県支部支部長の矢田正行氏が「いずれは200本安打を打ってほしい」と激励。それを受けて村松は「プロに入れましたが、ここからがスタート。2000本安打を早く達成できるように頑張ります」と冷静に挨拶しました。

12291  この日は「島田ボーイズ」出身で村松の1学年下にあたる横浜DeNAの森敬斗も出席しました。森は「いつかサムライジャパンで二遊間を組めれば」と、プロを舞台に戦えることが嬉しそうでした。

 激励会のあと、取材に応じてくれた村松は中学時代を「練習量が多く、特に冬のランニングがきつかった」と振り返り、「あらためて色々な人に応援されていると感じた」と感謝の言葉を口にしていました。年が明ければ、すぐに合同自主トレが開始。まずは開幕スタメンを勝ち取ってほしいと思います。(編集部・栗山)

島田ボーイズ・鈴木亨監督
「中学1年生のときに初めて開人を見て、バットコントロールが凄いなと思った。中学時代から練習をやり通していた。野球に対して情熱を持って取り組み、自分で道を切り開いてきた選手だと思う。プロでは1年1年が勝負。大いに暴れ回ってほしい」

<写真/森敬斗(横浜DeNA)から村松開人(明治大)に花束が手渡される>

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2020年12月15日 (火)

大盛穂(広島)が母校の静岡産業大を訪問!

  広島カープの大盛穂が本日、母校の静岡産業大を訪れ、三枝幸文理事長、鷲崎早雄学長にシーズン終了の挨拶を行いました。

12151  昨年の11月に支配化登録され、今季は1軍デビュー。73試合に出場し、35安打2本塁打の活躍を見せました。
 大盛を取材するのは2年ぶり。まず体の変化に驚きました。高校、大学時代は細いという印象でしたが、2年間で体重が10キロアップし、明らかにプロ仕様の体型に。骨格に逞しさが出ていました。それでも本人は、プロで生き抜くために、さらなるパワーアップを感じ、このオフもコツコツとトレーニングを積んでいるそうです。
 来季は1番打者に定着し、打率3割、出塁率4割、そして30盗塁を目指していきたいとのこと。「まだまだ走攻守でレベルが低い。もっと信頼してもらえる選手になりたいです」。飛龍の後輩で阪神に入団する佐藤蓮とも「対戦してみたい」と話す大盛。育成から支配化、そして一軍の舞台へ。サクセスストーリーはまだまだ続いていきます。(編集部・栗山)

<写真/左から静岡産業大・三枝幸文理事長、広島・大盛穂、静岡産業大・鷲崎早雄学長>

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