女子野球

2016年11月24日 (木)

県内の高校で女子野球部誕生を願う

 昨日は学童野球の県王者を決める第20回県学童軟式野球選手権大会を取材してきました。この大会は県の5大大会で優勝したチームが出場。今年は黒石野球クラブ、桜木野球少年団、リトルジャイアンツ、細江野球スポーツ少年団の4チームで争いました。

 この年代で県トップレベルのチームが集まる大会。特徴的だったのは、4チーム中、2チームで女子がエースを務めていたことです。

 11241 桜木野球少年団の漢人茉彩は「中遠ヤングガールズ」の一員としても、全国ベスト16入りに貢献した右腕。兄・友也(現常葉菊川)にそっくりな(というか全く同じ)、腰を捻ったフォームから、勢いよく腕を振り抜きます。球速はすでに100キロを超えるということで、ストレートに伸びもあり、マウンドさばきも堂々としていました。小松康彦監督によると、幼稚園の頃から、兄にくっついて、練習にきていたそうです。「フォームについて、私はほとんど教えていません。幼い頃から兄を真似して投げているんだと思います」。準決勝では優勝した黒石野球クラブに敗れましたが、素質の片鱗は見せてくれました。

11242_2 小澤拓馬(現日大国際関係学部)、小澤怜史(現ソフトバンク)など、近年、好選手を輩出するリトルジャイアンツのエースも女子でした。関優莉渚。父・孝浩さんはかつて日大三島で甲子園にも出場し、1年生ながら聖地のマウンドを踏んだ経験を持っています。そんな父から教え込まれたのでしょう。漢人よりも小柄ですが、三塁側見るとフォームがすごくきれい。見本にしたいくらいバランスがいいです。準決勝では1失点で完投。こちらも将来が楽しみです。

 この日の2人のように、ここ数年、小学生、中学生世代での女子選手の活躍は目覚ましいものがあります。ただ、残念なことに、県内の女子選手が高校まで野球を続けようと思った場合、その受け皿となるチームがないのが現状です。どうしても、県外の強豪チームに進むしかありません。
 県内に1チームでもいいので、女子野球部が創部されれば、静岡の野球界の活性化につながると思います。僕も彼女たちの成長を見ていきたいので、何とか実現してほしいです。(編集部・栗山)

<写真上から漢人茉彩(桜木野球少年団)、関優莉渚(リトルジャイアンツ)>

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2016年8月 7日 (日)

星川あかり(京都外大西)、高校3年夏レポート!

 高校野球は新チームの練習試合、中学野球は選抜チームの試合、大学野球はオープンと、野球の試合が目白押しのこの時期ですが、“女子の甲子園”と呼ばれる「第20回全国高等学校女子硬式野球選手権大会」も7月28日から7日間の日程で兵庫県丹波市スポーピアいちじまで開催されました。

08071 今年は史上最多の24校が参加。その中で注目は、『静岡高校野球2016夏直前号』で表紙を飾った星川あかり(京都外大西/浜松ボーイズフレイムズ出身)でした。星川は、今年の女子W杯の日本代表候補にも選出されました。残念ながら、最終メンバーには選ばれませんでしたが、将来の女子球界を背負って立つ選手として期待を集めている内野手です。(詳しくは『静岡高校野球2016夏直前号』を読んで頂けると嬉しいです。)

  京都外大西は初戦で村田女子(東京)と対戦し、2対0。2回戦は同じ京都の京都両洋と激突。スミ1での敗戦が頭をよぎる中、7回裏に劇的のサヨナラ勝ち。さらに、準々決勝の相手は創部2年目の折尾愛真(福岡)。これも終盤の逆転劇で勝利(4対3)。ここまで全て接戦をものにしてきました。
 そして、準決勝の相手は強豪・神村学園(鹿児島)。前半の大量失点が重くのしかかり、最終回の粘りも届かず、3対9で敗戦。星川の最後の夏はベスト4で終了しました。

08072 全4試合の星川の成績は12打数6安打(三塁打2本、二塁打1本)3四球。実は、1回戦の7回、一塁ランナーでの帰塁時に右肩を亜脱臼していました。それでも周囲のサポートと気迫で「1番ショート」を全うしました。星川は「自分ができることは全てやったから悔いはない」と周りが涙を流す中、ひとり笑顔を見せていました。

 「将来の目標は女子プロ野球選手」と語る星川。次のステージでの活躍を楽しみにしています!

 

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