ドラフト

2023年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます!

 新年、明けましておめでとうございます。
 2023年も静岡の野球に密着していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 01011_20230101135701 今年最初の注目イベントは1月27日のセンバツ出場校の発表でしょう。
 出場が有力視される常葉大菊川は
プロ注目の鈴木叶が攻守の要。全国トップレベルと定評のある強肩に、4番に座る打撃でもチームを引っ張ります。昨年末に取材したところ、このオフは自分の課題と向き合いつつ、順調に調整が進んでいるとのこと。「チームが勝つことが一番なので、チームを勝たせるプレーをしたいです」。全国の高校野球ファンに鈴木の肩を早く見てもらいたいです。

01012_20230101135701  大学生では静岡大の佐藤啓介に期待したいです。中京大中京(愛知)時代は3年夏にブレークして県大会で2本塁打をマーク。大学入学後は1年秋からリーグ戦に出場し、昨春は主軸として全日本大学選手出場に貢献しました。
 こちらも昨年末にグランドに伺い、バッティング練習を見たのですが、とにかくスイングが強く、ライト奥の林に何度も打球が突き刺さっていました。まさにプロに行く選手の打球です。「全国で勝つためにはどうしたらいいのかを常に考えています。自分の実力も上げてプロを目指したいです」と意識の高さはさすがです。

 また、ヤマハの相羽寛太中田悠斗もドラフト候補に挙がりそうな選手で春先の試合から目が離せませんね。

 そんな今年の静岡の野球情報を網羅した「静岡高校野球2023春号」を来月発売予定です。年末年始も絶賛、編集作業中! 正式な発売日や内容が決まりましたら、またこのブログでお知らせします。(編集部・栗山)

<写真上/冬のトレーニングに励む鈴木叶(常葉大菊川)>
<写真下/迫力のある打撃を見せる佐藤啓介(静岡大)>

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2022年10月20日 (木)

ドラフト会議、県内関連4選手指名!

 本日のドラフト会議、県内関連は以下の4選手が指名を受けました。おめでとうございます。

★中日2位/村松開人(明治大)※静岡高出身
★日本ハム4位/安西叶翔(常葉大菊川)
★日本ハム5位/奈良間大己(立正大)※常葉大菊川出身
★ロッテ育成3位/勝又琉偉(富士宮東)

 県内勢で最上位は村松開人(明治大)。故障から復帰した今秋は、現在リーグ戦で打率4割。まさに立浪和義監督の現役時代のようなプレーヤーになって輝いてほしいです。

10211_20221021005001  日本ハム4位で指名を受けたのが安西叶翔(常葉大菊川)。独特の腕の角度から最速151キロを計測する剛腕です。指名から数分後、同級生や父母らの拍手の中で石岡諒哉監督とともに記者会場に登場した安西。「自分の色を出していき、いずれはプロのローテーションに入って1年間投げていきたい」と意気込みを語ってくれました。そして、歓喜に包まれている最中、常葉大菊川出身の奈良間大己(立正大)も日本ハムから指名されたという報せが飛び込んできました。数年後、エスコンフィールドHOKKAIDOで安西が投げて、そのバックを奈良間が守るというシーンを見たいです!

10212_20221021005301 また、身長188センチの大型遊撃手・勝又琉偉(富士宮東)はロッテ育成3位で指名されました。当初は「支配下でプロに行く」と公表していましたが、ドラフト会議3日前に「育成でも指名があればプロで勝負してみたい」と決断。昨日の夜は眠れないほど、緊張していたそうです。この日はバッティング練習していた際に、マネージャーから「琉偉君、千葉ロッテ」との一報を受けて、記者会見場へ。「嬉しい」とホッとした表情を見せ、「でも、ここから頑張らないといけない。ライバルは多いがショートで勝負して活躍したい」と気を引き締めていました。

 なお、安西、勝又のこれまでの道のりは現在発売中の「静岡高校野球2022秋号」で詳しく紹介しています。ぜひ、読んでいただけると嬉しいです!(編集部・栗山)

※「静岡高校野球2022秋号」の詳細はこちらから→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2022/09/post-3d5fcd.html

<写真上/石岡諒哉監督と握手を交わす安西叶翔(常葉大菊川)>
<写真下/仲間に囲まれながらロッテのお菓子を持つ勝又琉偉(富士宮東)>

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2022年10月19日 (水)

ドラフト会議が迫る&「静岡高校野球2022秋号」訂正のお知らせ

 いよいよ明日(20日)、プロ野球のドラフト会議が行われます。
 高校生、大学生は以下の県内関連選手がプロ志望届を提出しています。社会人、独立リーグ勢を含め、今年は果たして県内から何人の選手が指名されるのか。今からドキドキが止まりません!

<高校生>
勝又 琉偉(富士宮東)
安西 叶翔(常葉大菊川)

<大学生>
三浦 ジェスヨロボ大颯(敬愛大)※飛龍出身
鈴木 颯人(創価大)※掛川東出身
木下 将吾(法政大)※静岡出身
村松 開人(明治大)※静岡出身
奈良間 大己(立正大)※常葉大菊川出身
漢人 友也(中京大)※常葉大菊川出身
後藤 友斗(日大国際関係学部)
遠藤 郁真(常葉大浜松キャンパス)※静岡市立出身
渡辺 光洋(高知大)※沼津東出身

 そんな県内のドラフト情報を詰め込んだ「静岡高校野球2022秋号」が発売となり、約一週間。たくさんの静岡の野球ファンに読んでいただけているようで、本当に嬉しいです。ありがとうございました。
 1点、読者の方からご指摘があり、内容の訂正をお知らせします。20ページからの「県内高校別プロ輩出数ランキング」の中で、海野尚武さんの出身校を「袋井」と記しましたが、正しくは「袋井商」の誤りでした。(海野さんの在籍時は袋井の高校名でしたが、1959年に袋井商と改称していました)。編集部としても大変勉強になりました。関係者の皆様、読者の皆様にはご迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます。(「静岡高校野球」編集部)

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2021年10月21日 (木)

楽天3位・前田銀治が指名挨拶を受ける!

10211_20211021122601 あのドラフト会議の歓喜から9日。昨日、楽天から3位指名を受けた前田銀治が球団から指名挨拶を受けました。
 楽天の後関昌彦スカウト部長は「将来像の描ける選手。どうしても獲得したかったので3位指名になった」と評価。担当の部坂俊之スカウトからは「銀ちゃんの笑顔と積極的なプレーが大好き。将来的にはトリプルスリーを狙えると判断して獲得した」との言葉を受けました。
 今後は仮契約を経て入団となる前田。「様々な期待のもと評価して頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。しっかりと身体づくりをして楽天の優勝に貢献できる選手になります」と気持ちを高ぶらせました。
 三島の星から楽天の星へ。本人は3割、30本、30盗塁のトリプルスリーを目指していくとのこと。そこに向けて、まずはしっかりと土台を作ってほしいです。

三島南・稲木恵介監督
「非常に高い評価でご指名頂きありがとうございます。(1月の)合同自主トレまで、しっかり走りこませていきます」

<写真/部坂スカウトから石井一久監督のサインの入ったドラフト会議時のパスを贈られる(三島南高校野球部提供)>

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2021年10月11日 (月)

三島南・前田銀治が楽天3位で指名を受ける!

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  プロ野球のドラフト会議で本日行われ、三島南の前田銀治が楽天3位で指名を受けました。
 
10112  走攻守の三拍子が揃う大型外野手のもとにはプロ11球団から調査書が届いていました。吉報が届いたのは18時15分過ぎ。楽天3位で「前田銀治」の名前が呼ばれました。上位というサプライズ指名。前田は驚きの表情を見せ、稲木恵介監督の目には涙が浮かびました。
 その後のインタビューでは「とても嬉しくて、ホッとしています」と、とびっきりの笑顔を見せた前田。「3年以内にホームランバッターという称号を手に入れたい」と力強く宣言しました。また稲木監督も「球界を代表するホームランバッターになり、日本中がワクワクするようなプレーを見せてほしい」とエールを送りました。
 早く楽天のユニホームを着て躍動する姿が見たいです!
  
<写真上/野球部員から胴上げされる>
<写真下/指名を受けて稲木監督を喜ぶ>

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2021年10月10日 (日)

静岡大の井手&石田がドラフト前最後の登板!

10101  いよいよ明日、運命のドラフト会議を迎えます。
 昨日はドラフト会議前、最後の登板となった井手駿石田雄大の静岡大コンビの投球をチェックしてきました。
 先発の井手は3回を1失点。優勝のかかるプレッシャーの中でこの日はしっかりとゲームメーク。ただ速い球を投げるだけではない、進化した姿を見せてくれました。
 そして、7回 から石田がマウンドへ。最初のイニングは全球ストレートで勝負。気迫を前面に出す持ち味を発揮して3回を1失点に 抑えました。

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 静岡リーグからは、2018年から大盛穂(静岡産業大→広島)、奥山皓太(静岡大→阪神)、加藤廉(東海大海洋学部→巨人)と、3年連続でドラフト指名選手が出ています。
 今年も2人に吉報が届くことを期待しています!(編集部・栗山)

★井手&石田(静岡大)のこれまでの歩みはこちらをご覧ください。
https://4years.asahi.com/article/1444603

<写真上から井手駿、石田雄大(ともに静岡大)>

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2021年6月25日 (金)

三島南・前田銀治を目当てにプロ10球団が集結!

06251_20210625192101  プロ注目の前田銀治(三島南)。昨日の練習試合には、プロ10球団19人のスカウトが集結しました。

 「1番センター」で出場した前田。見せ場は5回でした。鋭い打球のレフト前安打を放つと、50m6秒0の俊足と飛ばして一気に二塁へ。普通の単打を二塁打に変えてしまう見事な走塁でした。その裏は守備でもアピール。二塁走者を本塁で封殺します。ライナーでキャッチャーミットに収めるダイレクトスロー。凄まじい肩を見せてくれました。
 対外試合が解禁となった今月12日以降だけで、すでに4本塁打を放ち、現在通算29本塁打。シード校として迎える夏に向けて、「大事な場面で打てるように調整していきたい」と気を引き締めていました。(編集部・栗山)

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2020年11月19日 (木)

広島育成1位・二俣(磐田東)が仮契約を結ぶ

11191  広島育成1位の磐田東・二俣翔一が本日、浜松市内のホテルで入団交渉を行い、支度金290万円、年俸250万円(金額は推定)で仮契約しました。
 「プロ野球選手は小さい頃からの夢だった。まずはスタートラインに立った気持ち」とホッとした表情を浮かべた二俣。広島の松本有史スカウトは「肩は球団の中でもトップクラス」と評価した上で、「チーム内の競争を勝ち取ってほしい」と期待していました。
 今後は12月15日の入団発表を経て、来年1月7日に入寮予定。最大の武器の肩をアピールし、支配化登録を目指してほしいです。(編集部・栗山)

<写真/仮契約を結んだ二俣。右は父・豪良氏>

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2020年10月26日 (月)

ドラフト会議、県内関連7選手指名!

 本日のドラフト会議、県内関連は以下の7選手が指名を受けました。おめでとうございます。

★阪神3位/佐藤蓮(上武大)※飛龍出身
★楽天3位/藤井聖(ENEOS)※富士市立出身
★横浜DeNA5位/池谷蒼大(ヤマハ)
★横浜DeNA6位 /髙田琢登(静岡商)
★広島育成1位/二俣翔一(磐田東)
★楽天育成1位/石田駿(栃木ゴールデンブレーブス)※静清出身
★巨人育成12位/加藤廉(東海大海洋学部)

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 静岡商の髙田琢登は横浜DeNAの6位で指名を受けました。ドラフト会議開始から約2時間。ようやく名前が呼ばれると、父の晋松監督は髙田を抱き、喜びの涙を流しました。「指名があってホッとしました」と胸を撫で下ろした髙田。晋松監督は「球界を代表する左ピッチャーなってほしい」と期待を込めていました。
10262  また、東海大海洋学部の加藤廉は巨人育成12位。今年のドラフト会議の最後の最後で指名がありました。 「少しでも早く支配化登録を勝ち取りたい」と加藤。4年間指導した手塚慎太郎監督は「いつかこういう日がくればいいと思っていた」と愛弟子の成長に目を細めていました。

<写真上/髙田琢登(左)と髙田晋松監督(右)>
<写真/手塚慎太郎監督(左)と加藤廉(右)>

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2020年10月23日 (金)

ドラフトを待つ!⑤藤井聖(ENEOS)

 「静岡高校野球」編集部がお届するドラフト特集の第5回。最終回はENEOSの藤井聖(富士市立出身)を紹介します!

10231  9月15日の都市対抗西関東予選。東芝戦に先発した藤井は6回3分の1を2安打無失点に抑える好投を見せます。
  圧巻は2回。2死二三塁のピンチで9番・田中達朗に対して、「甘く浮いた変化球は絶対に逃さずに打ってくると思ったので、自分の自信のあるボールで勝負した」と、ほぼ全球ストレートで勝負。粘る相手打者に対し、最後は147キロでセカンドゴロに抑えました。
 富士市立では3年夏にノーヒットノーランを達成した左腕。ただ、県内の中でもそこまで目立った存在ではありませんでした。それが東洋大進学後にメキメキと成長。4年時に「150キロを出した」と耳にしたときは正直驚きました。
 今回の予選で藤井の投球を久々に見ましたが、体つきも投げる球も全てが変わっていました。ただ一つ変わっていないのは相手に向かっていく気持ちの強さ。今回の都市対抗予選のように「ここ一番」で最高の球を投げ込めます。そのメンタルの強さは、まさにプロ向きだと言えるでしょう。
 富士市立の前身・吉原商時代は加藤初(元巨人他)、武藤潤一郎(元ロッテ他)という2人のプロ選手が輩出されています。今回、藤井が指名されれば、校名変更後としては初のプロ野球選手誕生となります。上位指名に期待がかかります!(編集部・栗山)

★藤井の記事はこちらでも掲載されています。→
4years. ENEOSの藤井聖、ドラフト待つ東洋大学未勝利の左腕 https://4years.asahi.com/article/13797815

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